神的批評

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103278115

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  • 我々現代人が、今、現に過ごしている社会をサバイブしていく際の課題―というか、目を背けがちになってしまっている事実―を、宮澤賢治・柄谷行人・柳田国男・北大路魯山人らの人物・作品評を通して、鮮やかに描き出していると思う。
    その主張というのは、じつはこの度、個人的にネットから離れたことによってみえてきた「それがもつ醜悪さ」と「でも!それでも尚!つながっていかなければならない!」という感情に大きくシンクロするものだったりして、まあ、とにかく大変感銘を受けた次第。というか、その感覚を補完するため「そういう風に読み説いた」可能性は全然あるわけだが。
    というわけで、具体的に何が書かれているのか――それをボクの言葉で要約してしまうのは、作者の意図するところでは無いはずなので(←重要)、まあ、とりあえずボンヤリ書いておくと――「メシを喰う時は自分も喰われる存在であることを常に意識しろ。そうすればおのずと喰うことに感謝するだろう。そして、それによってメシのホントの意味が見えてくる」といったカンジ。

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