魚の棲む城

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著者 : 平岩弓枝
  • 新潮社 (2002年3月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (492ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103279136

魚の棲む城の感想・レビュー・書評

  • 「御宿かわせみ」で知られる平岩弓枝先生の作品には今までまるで手を出したことがなかった。どうしても庶民の暮らしの中での事件簿が強いうえにテレビの中での食は池波先生に比べると見劣りがしていると感じたときから食指がわかなかった。

    「魚の棲む城」

    幼馴染の三人が繰り広げる江戸の市政への取り組み。主人公は賄賂という代名詞が常について回る田沼意次が主人公。もともと歴史を紐解いていくとその真偽のほどは定かではなさそうに感じる。将軍二代にわたっての方向の中でそこまでの特権というよりも贈賄にまみれた政治家など存在しないと思っている。これは平岩先生もそうだが、池波先生の「剣客商売」においても田沼意次という人間は評価されている。

    初めて読んでみたが、女性の書く歴史小説にしてはかなり熱い!改めてジャンルを選択して購入しそうですね!

  • 田沼意次=悪  松平定信=善

    って習った気がするが、この本は逆視点で書かれている。
    で、ウィキを見てみたら
    最近は田沼意次の評価は上がっているみたい。知らなかった。
    賄賂もさほどもらっていなかったという資料もあるくらい。
    失脚後、松平サイドに故意に悪く書かれたんだろーな。歴史なんてそんなもんか‥‥

  • 田沼意次に幼馴染や船主を絡ませている。最初は通俗時代小説と思えたが、だんだんと当時の細かい部分も描かれる。しかし、確かに学校の日本史では田沼意次が賄賂好きの俗物で、松平定信が正義の改革者みたいに書かれていたなぁ、定説になると映画でもそう扱い先入観が出来る。まぁ、俗説を作るのは当時の権力者だろう。まぁ、一族が要職についた点を実力と言い切るこの小説も贔屓目に思えるが(笑)
    歴史より娯楽に重きを置いて読みやすく、まぁまぁ面白かった。

  • 主人公は、必ずイイ男である。廊下を歩く姿を盗み見るシーンは笑える。

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魚の棲む城の作品紹介

江戸時代の悪徳政治家の代表のごとく貶められてきた田沼意次。だがそれは、彼を失脚させた政敵、松平定信が流した根も葉もない噂が原因だった。広く世界へ目を向け、硬直化した幕府財政の建て直しに努め、そしてまた少年時代から育んできた幼なじみの女性との純愛を貫いた意次。その姿を生き生きと描き、二百年ぶりに名誉回復を果たす快作。

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