盲目的な恋と友情

  • 2325人登録
  • 3.45評価
    • (79)
    • (318)
    • (384)
    • (59)
    • (15)
  • 368レビュー
著者 : 辻村深月
  • 新潮社 (2014年5月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103283225

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

盲目的な恋と友情の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 人間の暗部や女の怖さを描き、読後感も決して良くないのに、不思議と引き込まれる。
    ダメさをわかっていながら、離れられない恋。
    コンプレックスを抱え、育まれる歪んだ友情。
    破滅の気配があるからこそ、輝く幸せ。
    「恋」と「友情」での、美波の見え方の違いも面白い。

  • 読後感はよくないですが、部分部分で共感できてしまう。
    自分を卑下しすぎるのは、過剰すぎる自意識のせい。
    なんか友情の章は、読んでてヒリヒリしました。

  • 蘭花、留利絵、茂実

  • ぞくぞくするほどに拗れた人間関係に、行く末を見届けたい一心で、一気に読み進めました。
    早く結末を追いたい、そう思ってページをめくる手が止まらなかったのは久々のことでした。
    個人的に、共感したのは「盲目的な友情」の方です。
    同性の友達に対して、この人の1番でありたいと願ったことは誰しもあるんじゃないでしょうか。
    親友という言葉によって友人関係のヒエラルキーを見せつけられるあの痛み、嫉妬、疎外感がリアルに迫ってきて、ぞっとしました。
    二転三転し、大きく動く物語に、ハラハラさせられながら、エネルギーの凝縮された濃い時間を味わえました!

  • ヒグチユウコさんの装丁にひかれ手にした本。またしても辻村ワールドにはまる。「女子」を生きるって楽じゃない。「憧れの人」に惹かれる気持ち。「私がいないとダメな人」だからそこ惹かれる気持ち。恋だの愛だのは複雑だ。そんな恋を同性の「友情サイト」から見たら、こんなにも歪んでいるのか。こんな風に客観視できるのか。女子の世界は見下したり、さげすんだりも怖いが、深すぎるねじれた「友情」の方が何倍も怖いのかもしれない。親友の「人生最良の日」に最悪のサプライズプレゼント。これでようやく親友を自分だけの物に出来たのだろう。

  • 二つのお話しを読んでから、もう一度最初から読んだ。
    女の子たちは盲目的だった。

  • 終わり方がすっきりとはいかなかった感じだけど、共感できる気持ちの描写が多々あって嬉しかった。
    『恋愛というのは、彼女がしている、あんな"ありきたりなこと"ではなく、私と茂美のような"特別な、かけがえのないこと"だ。』という一節にとても共感できた。

  • 家柄もよく美しい蘭花。
    大学のオケで招待された指揮者、茂実と恋に落ちた。
    容姿端麗で将来も有望な彼との未来を夢見る彼女だったが…。

    友情編は、同じオケのコンマス、留利絵。容姿にひどくコンプレックスを持っている。
    父に選ばれなかった自分、同級生に笑われた自分、飾り立てる女を嫌う自分。
    そんな彼女が見つけた美しく聡明な友人が蘭花だった。


    恋愛小説は読まず嫌いなのですが、この装画に惹かれて。
    「恋」のパートだけ読むと、ちょっと見当違いのことを言っているのはわかっても尚、留利絵の方に寄り添ってしまう。
    でも、「友情」を読み始めると、ガラリと表情が変わってくる。

    愚かだったり、残酷だったり、子供だったり、執着したり。
    誰もが持ってる嫌な部分を突きつけられる。
    でも、誰よりも怖いのはナナコかな…。
    老いてなおそんなに生臭いのか…と。

  • 2016.2.8

  • 女だからこそ書ける話だった。
    わたしは瑠利絵に寄り添うような気持ちだった。気軽に容姿のこと、差別的になってる自分を思い返した。
    肥大した自意識や嫉妬という面ではわたしも同じだ。興味深くて一気に読んだ。

全368件中 71 - 80件を表示

盲目的な恋と友情のKindle版

盲目的な恋と友情の文庫

ツイートする