犠牲にあらず

著者 :
  • 新潮社
2.20
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本棚登録 : 15
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103290810

感想・レビュー・書評

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  • 作者の方の前歴にはルポルタージュや文芸評論などを
    されていた...などと書かれていますがまさにその通りで
    作者の言いたい事、思想が小説という手法でギッチリ
    詰まった作品。
    マスコミ報道の在り方、環境問題、経済、政治、家族、
    父親とは...そして被害者遺族と加害者遺族について...多岐に
    渡って作者の持論のようなものが展開される。
    それを読まされてる感がビンビンに伝わってくる作品。

    途中で挫折しようとしたんですが意地もあって
    最後までは読みましたが...ストーリーを楽しんだり
    所謂小説を読む高揚感は皆無。すみません...全く肌が
    合わない作品でした。
    呑み屋で声高に、自分の主張や意見だけをさもエラそうに、
    しかも賢そうにこ語る人の近くに座ってしまった時の様な
    あの、最悪な気分に近いイラつきを感じますw。

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