安部公房伝

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 123
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103293514

感想・レビュー・書評

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  • 天才の理論と人間性が愛娘によって淡々と、しかし有機的に語られている。
    ねり氏の読解は置いておくとして(笑)、これだけエピソードがあれば、読みごたえは十分だ。全集の31巻目といっても過言ではない。
    心が荒んだら、パリの茶店でフェリックス・ガタリと安部公房が覚束無い英語で対話してる様を想像しよう!

  • 最も好きな作家。ずっと追っかけてる。

  • 公房さんにどっぷりはまっていたのは
    二十代後半の時だった。
    「不思議な世界」が心地よく脳髄に響いてくる感覚だった
    こまかなところは
    ほとんど忘れてしまっているが
    「気持ちよくかき回された脳」の痺れの
    感覚だけは残っている

    もう 一度 公房作品に手を出してみよう
    と 強く思わせてくれた一冊です

    それにしても
    「真知さん」は素敵だなぁ

  • かつて安部公房の著作を、
    片っ端から読み散らかした日々を思い出す。
    本作は一人娘のねりさんの手による伝記。
    作品についてしか知らなかったのだが、
    彼の生い立ちや生き様を興味深く読んだ。
    三島、川端、安岡、石川、大江をはじめ様々な人達とのかかわり、
    演劇、車、ワープロ、シンセサイザー、ピンクフロイド、多くの写真。
    もう少し長生きしてもらいたかった。

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