タワーリング

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著者 : 福田和代
  • 新潮社 (2011年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103294610

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タワーリングの感想・レビュー・書評

  •  最新の設備、セキュリティを誇る「ウィンドシア六本木」。地上50階地下5階、ショッピングからビジネス、レジデンス、様々な機能をもつ今や国内で最も有名な高層ビル。その最上階に住む株式会社マーズコーポレーションの川村社長が自宅で何者かに人質にとられた。犯人グループが要求するものとは一体!?

     プロローグを読めば、犯行に関わる人間の正体は正直誰でもわかる。だからこそ、何か他にあっと驚くものが隠されているんだろうと思ったのだが、少々期待しすぎたらしい。種明かしをされても、正直それに関しては「ふーん」ぐらいで終わってしまった。ハイジャックされた側の視点はそれなりにハラハラドキドキでおもしろいのだが、犯人側の視点がいまいち消化不良。それぞれに事情があってこの犯行に参加しているのはわかるのだけれど、動機付けがあまりにも弱すぎる。それだけの理由でといってはなんだが、こんな大それた犯行では割に合わないというか、ミスマッチでは?最後も丸くおさまりすぎな気がする。

  • 序盤で犯人がわかった。と思ったらラストで・・・
    六本木ヒルズを含め東京の都市開発は庶民おいてきぼりの感じを以前からしていた。便利な社会インフラは嬉しいのだが、子供の頃暮らした街並みも自分にとっては捨てられない思い出である。

  • 2日間の休日があったので読み始めたが結構ハマった感じで面白かった
    しかしラストの「ほのぼの感」がちょっとシックリしない感じでだった

  • 子供の頃の大きな夢。
    それを実現した 川村は、さらに大きな野望を持っていた。
    ウインドシア六本木。
    向かい風に立ち向かう と言う意味を持っている。

    一つの事件があった エレベーターのドアで
    アタマが 挟まれて 少女が死んだ。
    その事件が 一つのタネになって。

    旦那 ロッキー 慧 哲 そして 米倉が、
    ウインドシア六本木を ビルジャックする。
    インテリジェンスビルであり、
    耐震性をもち、防火へのさまざまなシステム。
    ロボットによる 掃除システム。

    エレベーターから きこえる奇妙な音から始まる
    ドラマは、淡々として、目的も鮮明のようだが。

    ふーむ。
    なるほど という感じだが 作りすぎているね。

    象と蟻で例えようとする寓話。

  • 福田和代の2冊目。

    序盤……、犯行グループのノリの軽さに違和感を感じるも、スピーディーな展開と読みやすい描写に、徐々に気にならなくなっていった。

    この規模のクライムノベルにして、死者が一人も出ないまま終盤まで緊張感が持続する点、やや出来すぎではあっても誰も不幸にならない結末という点、気持ちが良い。

    ★4つ、7ポイント半。
    2014.08.13.図。

  • 犯人の脱出のワンアイデアで描かれたような作品。
    見せ場となるようなシーンもそれなりにあるから、映画化で実際にヒルズで撮影とか面白そう。
    本としては、他の作品よりも膨らみみたいなのが欠けている印象が残念でした。

  • いまどきのビルは何でも遠隔コントロールできるという大いなる誤解にたっている小説や映画は結構、よくある。実際は大したことは行っていない。作者もセキュリティについて、人が介在する以上、ざるとなる部分がどうしても発生するということが正しく、その認識に立てば、このようなビルジャックは成立しないのだが、そのあたりは眼をつぶるべきであろう。もっと凄いのは、たしかフィリップカーの殺人摩天楼という作品があったのを記憶しているが、そっちとは別に本作は人の生き死にには関わらず、またコンゲーム的なものもないまま、動機を成立させているものの、その動機とビルジャックという犯罪行為のつり合いが取れていない点も本作に対する違和感が残る点である。また、最後のどんでん返しも無理が多く、無い方が良かっただろう。

  • 六本木のビルジャック事件。ビルジャックが簡単過ぎるかな~
    2013.2.6

  • うーん…TOKYO BLACKOUTよりか迫力が欠けたと言いますか…犯行グループが殺意を持ってテロを起こしてないので、ハラハラとかは無く、サラっと読んでしまいました。
    結局は行き過ぎた友人の行為を止めるのが犯人の役割だったので、しょうがないですね(^_^;)
    テログループの一人のロッキー氏の過去のエピソードは、はっきり言って、こんな理由でテロに加わってしまうのか?!って思いました。ちょっと納得がいきません( ´△`)

    まぁ、最後は爽やかなラストに仕上がっている点は、TOKYOBLACKOUT同様、好感が持てます(^^)

  • 物語としては面白かった。けど、犯人グループがニックネームで呼びあう事で、全体が軽くなってる印象。

  • 和図書 913.6/F74
    資料ID 2012102274

  • 警察突入に対する体重制限ありの犯人側対策にはビックリ。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/8673458.html

  • 最初の幼馴染の3人組の話から、どう展開していくのかと思い読んでました。犯人側の人物像がよくつかめず、最後になって、もう一度読みかえしてしまいました。

  • 六本木ヒルズを想定したビルの乗っとり事件に関する物語。犯人達の人物像の描き方がわかりずらく、ビルジャックもあまりにも簡単にいくのが納得感得られず、途中離脱。

  • 六本木にそびえ立つランドマーク「ウィンドシア六本木」が、何者かにビルジャックされた。防犯システムは乗っ取られ、身動きが取れなくなった。いったい彼らの目的は何か?

    なんか爽快だったなぁ。痛快っていうか。六本木ヒルズのまんまじゃん!って感じだったし、こんなにうまく行く!?っていうのもあるけど、痛快アドベンチャーらしく、スピード感あって。おもしろかった。

  • ジャックするまでは何が起こるんだろうと
    楽しみながら読んだんだけどなぁ。

    うーん、なんかもの足りない…

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    地上50階地下5階、まるで一つの街のような巨大ビル。バベルの塔か、人類の理想郷か?朝9時、警報ベルが鳴り響く。「我々は、ウインドシア六本木をジャックした!」人質は最上階に住むビル会社社長。駆けつけた警察はシステムに阻まれ、容易に突入することができない。じりじりと過ぎる時間の中、17階のオフィスに閉じ込められたビル会社の社員、船津康介は、ある奇策を試みる…。非常用井戸、備蓄食、発電所を備えた都市の要塞。そのセキュリティと防災システムが、人々を外界から遮断していく。

    → 冒頭の三人の少年の描写から、この三人がもっと事件にかかわってくるのかと思った。 結局は、『そうしたら俺がとめてやるよ』という、バビルの塔をおりこみたかったのか、という印象。

  • 東京にあるウインドシア六本木は地上50階、地下5階の巨大ビル。
    テナント・オフィス・居住を兼ね備え、便利さはもちろん、
    地震や火災に耐え得るように最新の設備を持っている。
    その管理は計画から設計建築まですべて行った川村章吾が社長のマーズコーポレーション。
    その最新の設備システムを逆に悪用され、社長 川村が人質に取られ、5億円を要求される。
    犯人の狙い・マーズコーポレーション社員との攻防を友情・家族愛を織り交ぜた作品。
    読んでいる間はサスペンスと思っていたけど、
    読み終わった今ではどちらかというと人情ものだったと思う。
    犯人や動機が途中でほとんどわかってしまうし、?と思う部分もあるし、
    この動機でこの犯罪は無理があると思うけど、全体的には面白く読めた。
    最後のある種どんでん返しというか、え!と思わせてくれるけど、
    私はどっちかと言うとない方がいいなあと思った。

  • 初期の頃のような迫力はあまりないものの、ここ数冊の中では上向いて来たかなという感じ。福田さんには期待大なだけに厳しい見かたをしてしまうのだが、悪くない1冊。

    動機が薄いといえばそれまでだが、レジデンス層へのあまりの触れなさには違和感を覚えざるを得ない。

  • 「TOKYO BLACKOUT」を読んで、この本があることを知り、東京に行ったら読もうと出張に持参したのはいいけど、小松空港までのバスと待ち時間と飛行機内で一気読みで、東京に着いたら読み終えていた(^^;

    六本木ヒルズを思わせる超高層ビル「ウインドシア六本木」がビルジャックされる。地上50階、地下5階、ビルと言うより一つの街のような巨大ビルをどのようにジャックするのか?こうした本の興味は、犯人たちの意図はどのにあるのか、どうやって逃げるのか、そこに集中しますが、なかなか予想外に展開で面白かったです。逃げ道の伏線はあったけど、そんな命がけの方法とは思っていなかったです。一方の犯人たちの意図はうすうすわかっているのですが、最後のどんでん返しには想定外のびっくり。「その手で来ましたか」って感じです。

    六本木ヒルズの機能を調べて随所に紹介されているけど、それぞれが事件に意味を成すというのも感心した。うますぎる話だったけど、何も考えずに楽しめる作品だった。

  • 福田さんは、
    ネタもいいし、下調べもしっかりしてるんですが…、
    どぅしても、ラストがぐだぁ~っとなってしまいがちで、
    とてももったいないなぁって思ってます…。

    今作は、背景や構成もしっかりしていたし、
    ラストを、あのような形にしたいのならば、
    こぅいう終盤の展開になるんでしょうし、
    それも、いぃとは思うんですが…。

    福田さんの場合には…、
    同じパニック小説でも、『ウィズ・ゼロ』や今作のように、
    小さなエリアで物語を展開~完結させる方が、
    うまくまとまるような気がします…。

    今作は、そぅいう意味ではよかったと思いますが…。
    あと、最近…文章力がちと薄ぃような気も…。
    期待感が高ぃので、頑張って欲しぃです…。
    はい…(^。^)

  • 今まで読んだ作品では話を大きくしすぎて結局制御しきれなかった感が大きかったのですが、今回は「ビル・ジャック」という狭い舞台に限定したせいか最後まで落ち着いて読めましたし、そのおかげでおまけも楽しめました。

  • この作品が初、福田和代ならチョット待った!といいたくなる作品です。

    パワーダウンが著しい…ダストシュートの部分やロボタンの部分など伏線が判り安過ぎる感アリアリ。

    集団パニックになるのは判るような気がする、犯人からの声明で毒ガス出すぞと言われたら、我先に逃げるよね…。

    でもなんか、福田和代らしくなかった感じがしました。

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