広域警察 極秘捜査班 BUG

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103294627

作品紹介・あらすじ

僕はやっていない! 真実を暴くための挑戦が今、始まる。16歳の天才ハッカー、水城陸。航空機墜落事故の犯人として死刑判決を受けるも、その高すぎる能力ゆえ、命と引き換えに名前と経歴を変え、警察の極秘捜査班に参加させられる。監視対象の老数学者は、自分の冤罪事件に関わりがあるようだ。真相を追いながら身の潔白を訴える水城。しかし権力はそれを許さない――サスペンス長編!

感想・レビュー・書評

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  • 560人が死亡した航空機テロの犯人として、捕まってしまった16歳の天才ハッカー・水城陸。10年の時を経て、表向きは死刑が執行されたことにして、名を変え、警察の極秘捜査班のメンバーとなる。そこで待ち受けていた任務は16年前の事件の真相に迫るものだった…福田和代の国家レベルの敵と戦う話はすごく好きで、この作品もそういう雰囲気があるのだけど、架空通貨「Lex」の絡みがいまいち理解出来なくて、面白さが半減。ハラハラドキドキの展開や同じ「BUG」のメンバーの滝などの登場人物が魅力的だったから、すごくもったいない気がする。でも「BUG」って、本編の中にも説明があるけど、嫌なネーミング…

  • やってもいないことで罰を受けるなんて……。
    命と引き換えに犯罪調査に加われと言われたら、なんだかうまく利用されているような気がしなくもなく。
    ハラハラドキドキ。
    誰を信用していいのかわからないって不安だわ。

  • 560人の犠牲を出した航空機事故の犯人とされた16歳の天才ハッカー水城。死刑判決を受け無実を訴え続け10年後の執行の日、技術を見込まれ警察の秘密組織BUGの一員となる。ある事件の調査対象が飛行機事故と父の死に繋がりがある事を掴んだ水城は、無実を晴らし自由となる為、調査を始める。しかし、24時間監視の監禁状態、仕事以外で使えるネットワークもなく、外部と遮断された状態で、信用できる仲間もいない。敵は強大で度々妨害を受ける。後半はドキドキの連続だった。もちろん続編も読みます!

  • 16歳で死刑囚となった天才ハッカー
    命と引き替えに別の名を与えられ極秘捜査するうちに自身の冤罪のからくりもわかってきて…
    なかなかスリリング

  • 『波』2016.12にて。

  • この作品は、アニメ化してほしいなと思った。小説は十分面白いんだけど、アニメ化して視覚的に理解した方がもっともっと面白そう。実写ではなくアニメがいいと思ったのはなぜかわからないけど、読みながらアニメで脳内再生されていた。不思議な小説。
    内容は、いろんなことが超越した技術によって支えられていて非現実的なとこがあり、想像力を要する。

  • 2018.12.13読了

  • この作品も面白かった。タイトルにわざわざBUGと言う虫の名前を付けるのも少しマニアックすぎたが。飛行機テロの犯人が水城(沖田)ではないと分かったのに、最後が、母親を隠れて見て、去ると言うのは、なんかおかしい気がしたが。もう少し捻ってほしかった。

  • 05/25/2018 読了。

    図書館から。
    著者作初。

    んー…。他の作品も読んでみようと思います。

  • デジタルの技術も進歩した、近未来。盗聴ユニットの任務もハイレベルで面白い。
    弱みを握られ、デジタル的にも物理的にも脱走できないよう、縛られた環境での〈BUG〉の任務と生活。そこからどうやって自由を得ていくのか。ぎりぎりで、はらはらする戦いぶりに引き込まれる。過去と任務がからみあう展開も面白かった。

  • これ、続くよね。

  • 福田和代さんの作品は初読みでした。近未来の話で、突拍子も無い設定だと思いたい。実際にも、シモジモの者達の知らないところで冤罪が作られていたりして~_~;続編ありそうな終わり方だった。

  • 170522図

  • 途中までワクワクして読んだが後半だれた。

  • 裏切り者も許してチームも存続だから
    続編ありだね

  •  近未来のパラレルワールドのお話、結構好きです。この手の話をたくさん書いてほしい。

     シリーズ化しそうですね。滝さんの子供がどうなるのかも気になります。

  • 物々しく長い題名なれど中身は割とサラリとしていて面白い。

    作家の人気のバロメーターの一つに、本の厚みとその値段に、というのがある(いまボクが思い付いたのだけけどw) 例を挙げると、もし本書『BUG』が1400円ならばこりゃもう売れっ子作家です。 でも現実は1800円也。

    そういえば福田和代の『東京ブラックアウト』を大変面白く読んだのわもうづいぶん前だなあ。その後刊行された作品わ全部読んだ筈。
    ◯◯賞や◯屋大賞を取るまでわ今一歩かな。頑張れ福田さん(^^)

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著者プロフィール

福田和代一九六七年、兵庫県生まれ。金融機関のシステムエンジニアとしての勤務を経て、二〇〇七年、航空謀略サスペンス『ヴィズ・ゼロ』でデビュー。主な著作に『TOKYO BLACKOUT』『ハイ・アラート』『怪物』『迎撃せよ』『潜航せよ』『生還せよ』『繭の季節が始まる』『梟の一族』など。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

福田和代の作品

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