たそがれ清兵衛

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著者 : 藤沢周平
  • 新潮社 (2002年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103296119

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たそがれ清兵衛の感想・レビュー・書評

  • 短編集。最後のエピソードが好き。

  • 始めて藤沢周平さんの作品を読みました。
    どれも勧善懲悪で読んでいて気持ちが良いものでした。
    特にそれぞれの短編ごとの作品名が好きです。音の響きが良いです。「たそがれ清兵衛」や「ごますり甚内」、「日和見与次郎」など、このように呼ばれている主人公たちが物語の中でどのように活躍するのか、読む前からわくわくしました。個人的に「うらなり与右衛門」と「ど忘れ万六」の終わり方がくすりと笑えて好きです。

  • 一見、風采の上がらない貧乏武士や嫁に冷遇される隠居。
    しかしその剣の冴えたるや…
    剣技をひけらかすことなく、淡々と剣を振るう姿がまた粋である。

  • 2010年度【請求記号】913.6||F【資料ID】10205230【配架場所】工大君に薦める

  •  表題作は以前映画にもなった、有名な短編集。
     それぞれに腕に覚えはあるものの、剣豪などではなく、ひとかどの剣客と一目置かれているわけでもなく、小藩の下級武士として平凡な日々を送る主人公たち。すでに若くもなく、生活に追われ、修行からも遠ざかっていたはずの彼らが、それぞれよんどころない事情により、心ならずも再び剣を握る。
     刃一閃。そしてまた日常にかえっていく男たち。彼らがヒーローであり続けないことが、何より心に残る。

  • 登場人物ひとり一人が、なんとも味のある短編集。

    普通の人の生を一コマ覗かせてもらう。
    そんな感じがしました。

  • 小諸、上田、山形などを舞台とした作品です。

  • 映画に感動したので原作が読みたくなりました。その様な人他にもいると思うのですが、”あり?”と思いませんでしたか?表題作は映画と比べて随分とあっけ ないのです。他の短編のエピソードも併せて映画化している様ですが、あの感動作にまとめ上げた脚本・監督はすごいな、と思ってしまいました。

  • 下城の太鼓が鳴ると、いそいそと家路を急ぐ、人呼んで「たそがれ清兵衛」。領内を二分する抗争をよそに、病弱な妻とひっそり暮してはきたものの、お家の一大事とあっては、秘めた剣が黙っちゃいない。表題作のほか、「ごますり甚内」「ど忘れ万六」「だんまり弥助」「日和見与次郎」等、その風体性格ゆえに、ふだんは侮られがちな侍たちの意外な活躍を描く、痛快で情味あふれる異色連作全八編。

  • 「たそがれ清兵衛」「ごますり甚内」「だんまり弥助」など
    あだ名をつけられ、変人扱いをされたり
    笑われたりしているけれど、実はすごい人だった。
    そんな話が8話集まった短編集。
    「かが泣き半平」「祝い人助八」がおもしろかった。

  • 表題作は映画にもなっております。
    短編集ですがどれも下級武士の生き様がサラリーマンとしての自分に重なったりして奥深い。
    私は武士のように奥ゆかしくないので上役にはむかったりもちろんいたしますが。

  • 短編集だったんですね!

  • 3/29 読後感清々しく、ほのぼの。さすが周平。

  • 映画 になったよね。つか短編なんですよ、これも。武士の一分といっしょで。どんなふうに肉付けして引き伸ばしたのかなぁ。

    八篇の「たそがれ清兵衛」やら「うらなり与右衛門」やら○○ナントカみたいに 形容詞+名前 というタイトルの物語集。「だんまり弥助」とかもいい。「ど忘れ万六」なんかも味わい深いよねえ。「ごますり甚内」なんか世のリーマン層にウケそう。

    「たそがれ清兵衛」は夫婦愛が根幹なのよね。江戸時代って、男が女に愛情表現なんてできないような時代だけれども、そんな時代だからこそ、にじみ出るように感じる愛ってあるよね。藤沢作品、今後も読んでいきたいです。

  • 江戸時代の名もない剣士の物語が集められた短編集です。
     しかも、8人の剣士とも華々しい生活というよりも、ちょっと日陰な境遇の人達。ひっそりと生きる男たち。
     自分の力を誇ることなく、ひけらかすことなく、おごることなく生きるその姿こそ、まさに「卑怯」という言葉を一番に嫌う「武士道」そのもののように見えました。
     華美でなく、誇張しない文章からも、淡々とひたむきに生きた男たちの背中が見えてくるような気がしました。

  • 一昨年くらいに映画化され、ずいぶん話題になっていたのでためしに読んでみた。

    地方藩士の姿をうつした短編が8編入っている。
    あまり裕福でもなく、容貌も性格も地味だが筋の通った生き方をしている普通の人々の話だ。
    表題となった短編も、病気の妻を療養に出すため藩の政変で働く事になった「たそがれ清兵衛」と呼ばれる侍の話。
    彼らは静かに決まった仕事をこなし、仕事が終われば朋輩と飲みに行ったりする。藩とか侍というのは今でいう大企業と社員みたいなもんなのかなぁ、などと思う。
    かなり短いので、これで映画ができるのかと不思議に思ったけど、どうやらこの本の3つの短編が合わさって1本の映画になったようだ。そちらも気になるので、そのうち見てみたい。

  • 映画にもなってますね。内容自体はパターン化してますがそれでも面白いと思う不思議さが。

  • 表面的には渾名で冷やかされているものが、実は剣の達人で、最後に鮮やかな一閃を決める。パターンに嵌まっていますが、逆に時代劇のような安心できる心地よさがありました。私利私欲に走らない内面の潔さもよいですね。

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