私の遺言

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103309048

感想・レビュー・書評

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  • 国を思い、憂い、苛立つのは分かる。しかし、あなたの体験を基調に、この国の行く末に何らかの示唆を唱えるのは、実におこがましい。実生活における現実離れした怪現象の数々は、小説としてはいくらか面白い。しかし、それを充分に理解してくれないといって批判される医者も、電話やFAXを何度も修理させられるNTT職員も気の毒ではないか。奇人変人という周りを責めるなかれ。

著者プロフィール

大正12年、大阪生まれ。甲南高等女学校卒業。昭和44年、『戦いすんで日が暮れて』で第六十一回直木賞を受賞。昭和54年、『幸福の絵』で第十八回女流文学賞を受賞。平成12年、『血脈』の完成により第四十八回菊池寛賞、平成27年、『晩鐘』で第二十五回紫式部文学賞を受賞。平成29年4月、旭日小綬章を授章。近著に、『こんな老い方もある』『こんな生き方もある』(角川新書)、『破れかぶれの幸福』(青志社)、『犬たちへの詫び状』(PHP研究所)、『九十歳。何がめでたい』(小学館)などがある。

「2018年 『新版 加納大尉夫人 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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