サーカスの夜に

  • 664人登録
  • 3.30評価
    • (8)
    • (73)
    • (108)
    • (20)
    • (3)
  • 85レビュー
著者 : 小川糸
  • 新潮社 (2015年1月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103311928

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

サーカスの夜にの感想・レビュー・書評

  • 両親が離婚し、祖母と二人で暮らす13歳の少年。彼は病気のせいで身長が伸びずにいたが、かつて両親と観たサーカスを忘れられず、入団を決意する。彼をとりまくサーカス団員との交流を通じ、成長をしていく様子を描く。
    前向きな気持ちになれる一冊。サーカスに関わる人々の、楽しさと哀しさが伝わってくる。
    余談だが、コックが作る世界の料理は美味しそう。

  • 自立成長していく様ってすごい。
    特殊な環境に育ち、特殊な環境で暮らすことを選んだ少年がたくましく育っでいくのがたまらない。自立、自己責任、自分の人生…自分のために自分で選び、自分で行動しなくては、と思わされた。

  • 猥雑な空間なのに、どこか諦観のにじむ少年の語り口のためか、静謐さが感じられる。絶望という言葉も遠くなった世界での、ささやかな希望の物語。

  • 主人公の少年の成長が短い中で描かれていて楽しい。かつ、自分も少年の頃のように、色々感じ取り成長したいなぁ、と。海外が舞台になっているので、良い意味でリアル感が少し薄く、入りやすいかも。

  • 無国籍の幻想的な雰囲気と思いきや、スマホとか現代的で先進的なモノが出てきて少し世界観がこんがらがりましたが、でもラストとか月の下の綱渡りとか、嫌いじゃないんです。

  • サーカスに魅せられ、綱渡り師を目指す少年の冒険と生長。
    心躍る物語。
    離ればなれになった両親とかつて一緒に見たサーカス。
    忘れられないその不思議な世界の一員になることを目指して入団した少年の前に現れる、自由で個性の強い人々。
    クラウン、ピエロ、ブランコ乗り、ジャグラー、そして美味しいお菓子やスープを作ってくれるコック。少年は少しずつ綱渡りを学んでゆく。

  • 15/07/15
    小川洋子さんみたいだなーと思いつつ読んでたら、やっぱり糸さんは食をだしてきましたね。そしてペンギンさん食べるとかやはり糸さん。表紙のペンギンさん見るとせつなくなる。。

    ・「仕事は、あくまでも仕事なんだ。誰かに仕えてこそ、成り立つものだよ。自分も相手もどっちも楽しい仕事なんて、そうそうありゃしない。仕事っていうのは、たいてい苦しくてつまらないものさ。その中から、小さな喜びややりがいを見出だすことに意味がある」P183
    コックはいいこと言うなあ~

  • どこかの国のお父さんやお母さんと一緒に暮らせずにおばあさんと暮らしている貧しい少年はサーカスに憧れています。
    ある時、近くで小さなサーカス団の移動公演があるのを知り、一人でサーカス団に弟子入りしてほしいと頼みに行き、サーカス団に入れてもらう話です。

    さすが「食堂かたつむり」を書いた小川糸さんの作品!ということで、食事に関する描写が美しい! しかし、サーカス団の中でショーで失敗して死んでしまったペンギンを弔うために食べる?!というシーンでは「わーーー!! 食堂かたつむりの再来 」と感じましたが。
    最初は何もできずにコックさんの手伝いとトイレ掃除員としてサーカス団に仲間入りした少年が少しずつ認められ、綱渡りする人になっていく成長を見守る親のような気分になれました。
    サーカス団ってエンターテイメントの世界ですから、引き抜かれたりすることもあるのでしょうね。
    家族のような小さなサーカス団であるからこそ素敵な部分もあるんだろうなぁと感じました。

    サーカス、久しぶりに見てみたいなと思いましたよ。

  • サーカス、それは夢のような別世界。両親の離婚により離れ離れに暮らし、サーカス団に飛び込んだ少年。厳しくも暖かく特別な世界、団員たちに触れるうち、少年は成長していくのだった。サーカスはマジックではない。シンプルな動きを血の滲む努力によって究極に研ぎ澄まし、芸術の域にまで昇華させるもの。そして放浪する民。自由であるようだが社会から切り離されているわけではない。少年はサーカスに何を見るのだろうか。

  • 離れ離れになった両親とかつて一緒に見たサーカス。その魔法のような世界に魅せられて、少年はサーカスの一員となる。「人を笑わせたり喜ばせたりするって、素敵なことだね」雨上がりの空に虹を見つけた時のような素敵な気持ちになる綱渡り師を目指して、少年は一歩ずつ歩んでいく。少年の見た光景が目に見えるようで、物語に引き込まれました。小川糸さんの話なのに、翻訳本みたいで不思議な本でした。

  • 何もないただの野っ原にひとたびテントが立つと、サーカスが生まれ立派なステージになり、魔法がかかったような夢の一夜が始まる…。

    たまたま目にした一枚のサーカスのチラシに目を奪われる少年。
    夢のような響きが頭から離れない少年は一人、サーカス団で働くことを決める。
    過去の自分を捨てる覚悟を持ち、綱渡り師になることを決めた少年は、遥かなる未来の一点だけを見つめ、ただひたすらに前進する!

    幼い頃に飲んだ薬のせいで一生身体が成長しない少年だったけれど、心の成長は誰よりも早かった。
    憧れの未来への一本道を歩き始めた少年にエールを贈りたい。

  • 2017年8月西宮図書館

  • そういえば、少年は名前ついてなかった!

    小川糸さんの話は、人と人のつながり、特に家族的なつながりを感じさせてくれるものが多いです。
    このサーカスも、家族親戚のつながりが母体。
    けど、完全部外者の少年も受け入れてくれる。
    少年の綱渡りが、生の綱渡りとしてどんどん磨きがかかっていきますように。

  • あれよあれよと言う間に終ってしまった・・
    ソリャンカやナットーの頑張りはわかるけど
    なんとなく消化不良。

  • 現実離れした世界かと思いきや以外にも近代的...?今の時代に異世界にトリップしたような生活だった。
    少年がサーカスに受け入れられて成長していくストーリー。優しい雰囲気だけれど順調に少年が成長していくからか少し物足りないかもしれない。

  • 何者でもなかった13歳の少年が、何者かになっていく。
    周りの人たちの暖かい眼差しを感じるサーカスお話。

  • ちょいとびっくりしました。でも、グランマと僕のお話はいいな。ローズもよいですね。

  • サーカスの世界で、ありのままの自分を受け入れ、成長する少年。みんな優しい。

    結婚式とお葬式が溶け合った、喜びと悲しみのサーカスのシーンが好きです。

  • グランマはもちろん、少年が出会う人たちはみな温かくて癒される。自分のハンディを受けとめつつ、未来を切り開いていく少年がいたいけだ。とりわけ大きな事件が起こるわけでもなく、ユルさも感じるけど、最後まで平穏であって欲しいと願っていたりもする。少年の初恋に関しちゃ、何かしらもう少し悲喜があって欲しかったけど。どうあれ、彼の成長に乾杯!

  • 童話のような想像を膨らませて自分なりの世界を作っていくお話。
    ラストからまた前向きに未来が見えていくのがよい感じです。

  • ちょっと自分の趣味ではない本だった。

  • あまり期待せずに読み始めたけれど、久々に優しい気持ちになれる本でした。

  • 不思議な世界のお話。日本じゃないのに日本のような単語も出てくるから多分どこにもない国なんだろうなー。いろんな事情のいろんな人たちと過ごすサーカスの暮らし。辛いことも多いけど希望に満ちたお話。

  • 10歳くらいの身長以上になれない(難病治療に使った薬の副作用のため)僕が両親との楽しい思い出のあるサーカスへの入団を決意し、初舞台に立つまでの話。
    いろんな人物がでてきて、さらっと描かれているがそれぞれの悩み哀しみすべてをつつみ込むのがサーカスという明るく楽しい場所なんだなと思った。

全85件中 1 - 25件を表示

サーカスの夜にに関連する談話室の質問

サーカスの夜にを本棚に登録しているひと

サーカスの夜にを本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

サーカスの夜にを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

サーカスの夜にを本棚に「積読」で登録しているひと

サーカスの夜にの作品紹介

サーカスに魅せられ、綱渡り師を目指す少年の冒険と生長。心躍る物語。離ればなれになった両親とかつて一緒に見たサーカス。忘れられないその不思議な世界の一員になることを目指して入団した少年の前に現れる、自由で個性の強い人々。クラウン、ピエロ、ブランコ乗り、ジャグラー、そして美味しいお菓子やスープを作ってくれるコック。少年は少しずつ綱渡りを学んでゆく。新鮮な長編小説。

ツイートする