三たびの海峡

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著者 : 帚木蓬生
  • 新潮社 (1992年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103314066

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三たびの海峡の感想・レビュー・書評

  • 戦時中に朝鮮人が強制連行された事は知っていたが、恥ずかしい話だが、炭鉱で働かされていた事は知らなかった。あまりに重すぎてうまく書けないが読んで良かった。読むべき小説である。

  • 重い話ですが読んでよかったと思いました。
    簡単にあらすじを書くと日本に強制連行された朝鮮の人が日本の炭鉱で働かされ、筆舌しがたい搾取と暴力を受けた話です。ほんの50年ほど前の話です。

    『水に流す』という表現は確かに被害を受けた方が言う台詞であって加害者の側から表現するべきではないですよね。過去に過ちを犯したことは確かなのですからまずそれを認め、その後どうそれを償っていくのか。そのことが重要なのだと思います。過去の事実を認めなければ何も始まりません。だってそうですよね。家庭内においても仕事においてもですが何か悪いことをしてしまったとします。そんなことはしてないけどじゃあ弁償するよ、その分の何か埋め合わせをするよ、そんな風にことを進められてもこの人は又同じ過ちを犯すんじゃあないか、と言う不信感が募るだけです。まずは事実を認めなくては先に進めない。そう、思うのです。

    読んでよかったと思います。きちんと史実も調べなくてはいけないな、と思いました。

  • 帚木さんの作品はどれも好きだがこれもよかった。
    在日の視点で描かれおり、感動的な話だった。
    朝鮮半島と日本の間で翻弄された人生といえばそれまでだが
    その中にもそれぞれの人間が必死に生きようとしてきた様を見事な筆致で描写している。
    ストーリーも秀逸。

  • イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387168458.html)
    吉川英治文学賞新人賞(1993/14回)

  • 2007.1.14読了。第2次世界大戦、朝鮮から日本に強制連行された男の物語。知らなきゃな、知っとかなきゃな、強制連行のことも、炭鉱のことも。

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三たびの海峡の作品紹介

一度めは暗い船底に詰め込まれ、半死半生で連行された。二度めは日本人の女と夜陰に紛れて密航した。そして三度め-九州から釜山に届いた一通の手紙が、老境の男に朝鮮海峡を越えさせた。数十年を経ても拭い去れぬ痛恨の思いとは何なのか。朝鮮半島の側から、日本人の手で描かれた、限りなく熱い復讐物語。『モンテ・クリスト伯』に比すべき大巨編。血沸き肉躍る大河小説千枚。ナショナリズムの耐えられない軽さに悩む日本人に捧ぐ-。

三たびの海峡のKindle版

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