水神(上)

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著者 : 帚木蓬生
  • 新潮社 (2009年8月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103314172

水神(上)の感想・レビュー・書評

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  • いい本だった。2011年は水の被害が多かったけど水はやっぱり大切だ。

  • 上巻読了。

  • 「天に星地に花」の前編。身代と命を賭け、百姓たちのために筑後川の普請を成し遂げようとする庄屋の覚悟がすごい。オイッサ、エットナ、と何十年にも渡って打桶をしてきた伊八と、これから何十年もやり続けるつもりだった元助。私にとっては気の遠くなる話で、百姓仕事の大変さを垣間見た。

  • こんなに百姓のことを考える庄屋達がいて,それを実現するために力を尽くすことが,本当に奇跡のようなありがたいことに思える.そして,元助達の打桶の掛け声,オイッサ,エットナが頭に鳴り響く.

  • 九州を舞台とした土着の歴史を描くことに定評のある帚木蓬生の一作。風俗など細かい描写が豊かだが、ときにそれに筆を割き過ぎて冗長過ぎ辟易することもある。

    有馬藩が支配する一帯、江戸初期。
    筑後川から引水できない地方で、皮から水を汲み田に流す打桶をなりわいとする元助と、その主人である庄屋の助左衛門。助左衛門たち五人の庄屋は身命をかけて、土堤をつくり水の貧しい地帯を潤す一大工事への誓願を出す。

    上巻では、藩の許可が下りるところまで。

  • 名前が似たり寄ったりで、、、混乱している。村の個数も多い。

    庄屋さんの役割がわからなくて、調べた。
    農民の取りまとめ役。中間管理職みたいな感じかしら??

    大学(儒教の四書のひとつ)からの引用など、農民ながら登場人物に教養を感じる。
    周りにこういう人(中国の古代思想に明るい人)がいないこともあり、羨ましく思う。

    思想はともすると理想に傾きがちであるが、実践に置き換えていく行動力が素晴らしい。

    志が立派で、覚悟があって、全ては民のために・・・
    こんな政治家がいたらいいのにと思わずにはいられない。

    大事業の行方はどうなるのか、下巻へと進みたい。

  • 2013年9月22日に開催された、第9回ビブリオバトルinいこまで発表された本です。テーマは「映画化したい本」。

  • これまでこんなに美しい日本の物語に出会ったことがあっただろうか。

  • 江戸時代、田畑に水が行き渡らず苦しむ百姓のため庄屋助左衛門は筑後川に堰を作る工事を計画する。

    地理的な説明が多いのだが、文字だけではのみ込み切れず読み流してしまった場面が多々。
    また登場人物の名前が平右衛門・助左衛門・平左衛門・又左衛門・源左衛門と左右衛門だらけで、誰が誰だか混乱したり。間を空けてちびちび読み進まない方がいいかも。。

    助左衛門の墨と水で誓詞をしたためる場面に心打たれた。国銅といい、筆者はひたむきに生きる人間の真心を描いて読む人の心を衝くのが素晴らしく上手いと思う。あと素朴な食べ物の描写も毎度まんまと食欲をそそられてしまう。

    筑後川の現状と工事の許可を得るまでの苦労について書かれた上巻。工事に着手する下巻の方がより面白いのではと期待。

  • 帚木氏の本を読むのはこれが初めてであった。

    舞台が筑後川の河川工事で、たまたま私の妻の実家久留米の辺りなので興味をひかれて読んだ。

    それ以来帚木ファンである。

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水神(上)の作品紹介

天が村の傍らに与えた恵みとなるはずの筑後川。だがその水は、一滴も村に流れてはこなかった-黙して泣き続けるよりも、身命を賭し、戦って散った方が、いい。川面に響いた五庄屋の悲痛な叫びが、一人の老武士の心を動かした。江戸時代の九州、民の夢をのせた工事実現まで、あとわずか。しかし-絶望に抗う人間たちの猛く尊き姿を見よ。

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