さざなみの国

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著者 : 勝山海百合
  • 新潮社 (2011年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103314417

さざなみの国の感想・レビュー・書評

  • さざなみと王女・甘橘、剣の使い手の美少女・桑折。主人公が死んでしまうラストだけれど、やっぱりただじゃ終わらないところが好き。

  • いろんな解釈がありそうで。
    とても静かで、でも大波を引きおこすかもしれない、
    そんな「さざなみ」を連想しうるお話。
                ^^^

  • 古代中国風のファンタジー。
    帯に「心をじわりと癒す漢方薬小説」と書かれていたから温かくてほっこりするような話かと思ってたんだけど、最後の主人公を巡る展開に「ちょっと・・・」って困惑した。
    この帯の触れ込みで誰が主人公が○○されて○○○○るなんて予想できるの・・・癒されるどころかエグイわ・・・
    展開についていけなくて個人的に消化不良感は否めないけどこの世界観はかなり好きだった。

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    このままでは愛する村が滅亡する。未来を悟ったとき、少年さざなみは旅立った。一匹の猫と共に…執拗に続く謎の襲撃、馬を愛する王女・甘橘との遭遇、剣の使い手の美少女・桑折との奇縁。やがて巷に死病が流行した時、さざなみの身体に潜む不思議な力が、人びとの運命を一変させていく。古代中国を舞台に、癒しの極致を描く志怪ファンタジー。第23回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。

    【キーワード】
    単行本・ファンタジー・中国・古典


    +1

  • ネタと、キャラと、文体がかみあってない感じ。
    なので、展開に起伏が感じられなくて、山場っぽいのがあっても淡白。
    まだ序盤のがよかったなー。場面転換の切り目がものごっつ分かりにくいという欠点はあるにせよ、さざなみくんの気持ちが伝わってきたので。
    後半から終盤は???です。特に最後の決断。なんで、そう悩みもせずにそう決めれるのか、さっぱり分からん。

    この書き方って、わざとなのかなー。
    それとも、これがこの人の癖??他の作品は未読なので、どうなんだろう。

  • 読み始めからはとうてい想像つかないようなラストでした。他に自身をささげる気持ちがどうも理解できませんでした。グロいのが苦手な人は要注意です。

    九州大学
    ニックネーム:上川誠

  • 【第23回日本ファンタジーノベル大賞】

  • 湖の村で幸せに暮らしていた少年さざなみは手元に残されていた木片に記されている名前を頼りに父のいる都を目指す。様々な人と出会い生活が変わりながら、さざなみの心根は変わらない。さざなみの故郷の湖は蘇るのか。…皇帝が君臨する中国を思わせる都で、さざなみは名を小波と改め生活も変わるが、文中では「さざなみ」と書かれ書名も「さざなみの国」だ。さざなみが異界からやってきたことが感じられ、また最後まで読むと、これは確かに「さざなみの国」だと深く納得する。小説の中では様々な不思議が起こるが、都合の良い華々しい奇跡は起こらない。そして淡々と紡がれる文章が、これが実際にあったことなのではと歴史を垣間見た気持ちにさせる。

  • なんだかなぁ

    なにか起こりそうで起こらなかった

  • 中華ファンタジー。山から出てきた少年が都会で成長していく話か……と思いきや、あれよあれよと話は進み、そして、衝撃の結末だった。ちょっと納得いかない。

  •  主人公がレ○○○にされる小説なんかはじめて読んだわ。


     勝山海百合さんは『竜岩石とただならぬ娘』が面白かったので、長編で日本ファンタジーノベル大賞を獲ったと知って、前々から読んでみたいと思っていた。
     だけど、うーん、この作品で受けた勝山さんへの印象は……たとえるなら、「仲良く付き合ってみると本当は面白いヤツなんだけど、ものすごく無愛想でとっつきにくい転校生」って感じだった。
     文章は上手だし、キャラクターは魅力的だから嫌な気分はしないけど、のめりこんでいけない。作品から拒絶されているかのような気分だった。退屈で途中放棄する人もいるかもしれない。ラストまで読めば、じーんとくるんだけど。(このストーリー、書きようによっては、じーんどころか鼻たらして泣けるレベルだと思う)
     あと、書かずもがなで済ませちゃってる部分もあるので、行間を読む力がちょっとだけ必要。

     でも、次回作も楽しみにしてる。
     勝山さんが面白いヤツなのは、よくよく分かったのだ。

  • 話の後半に不満。
    あっさり死ぬなよ~

  • 最後の1/3は良かった♪でも、そこにいくまでの2/3は話がダラダラとして読むの辛かった(--;) 主人公さざなみが自分の国を復興させるために旅に出る話だと勝手に思い込んで読んでいたから、びみょーな終わり方で満たされない気持ち

  • 話の3/4くらいで主人公が脇役に食されるという展開・・・

  • 名前のとおり、さざなみのような物語であったように思います。静かに、寄せては返し、大きな起伏はないまでも名残を残してゆく。
    主人公のさざなみにとって、最も幸せだったのはいったいいつだったのかなあと考えさせられました。むらで叔父と暮らしていたときか、崔たちと旅をしていたときか、それともまちで家族と出会ってからか。わたしには旅の間の温かみが最も伝わってきたものだったけれど、さざなみにはどうだったのだろう。
    むら人らしさの消えた彼は序盤の彼とは変わってしまっていて、ひとの成長というものの寂しさを感じたような気がします。けれどその原点には、ずっと、甘橘の姿があったのかもしれません。色恋の類ではなくて、名馬、天馬を目にしまったことへの驚きと憧れと……そんなものが、終盤のさざなみを犠牲になるよう駆り立てたのかもしれない。心理描写が少ないために彼の行動は唐突に見えるけれど、甘橘との出会いから始まっていたのかなと思います。それらしい言葉を使うなら天命。
    なんだか柄でもないことを言ってしまった。
    あるべきところに収まる感覚があったからかもしれません。後味の悪さはありませんでした。ひとびとが生きていて、さざなみはそれに寄り添っていたように思います。主人公というよりは語り手。決して導き手ではなくて。

  • 主人公のさざなみが持っていた特殊な薬草から作った特効薬が織り成す物語だ.淡々と進む中で最後には自身の肝臓が姫の命を救うことになるという怖い話でもある.

  • 言葉遣いは面白かった。

    誰も向き合わない。
    孤高で孤独な人たちの話。

  • かなり期待しながら読んだのだけど…
    ずーっと平坦なまま話が終わってしまった。

  • 日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作で、
    中国唐代が舞台と思われる出だしで期待しましたが、
    主人公が途中から魅力的でなくなったり、
    エピソード的な後日譚が長すぎます。
    たとえ悲劇的でもよいから、
    もっと主人公に活躍させてくれないと感動できませんでした。

  • 設定や人物像はけっこう好みなのだけれど、唐突な展開をするストーリーや、時間軸がイマイチつかめない感じがやや不快でした。
    登場人物それぞれは魅力的なのに、主人公の重心が定まらないまま終わってしまったような気がする。

    なんだかもったいない。

  • 場面の転換が唐突、時間軸もばらばらで結構読むのがキツかった…。

    主人公は枯れかけた湖のむらを救うためにまちに出たように思ったのですが結局湖を蘇らせることに力を注ぐのは別の人。
    主人公のさざなみが自発的に何か事を起こす場面はどれくらいあったのか。姫のために自分の肝臓を捧げるくらいでは…と思ってしまう。何と受動的な主人公か。

    主な登場人物に『何故その行動を?』と尋ねたい場面がしばしば。
    夫を殺そうとする桑折のそこまで追い込まれる感情とか、欧相岩に匙で半分は飲ませた薬湯を口移しに変えるところとか。
    姫のさざなみへの対応の仕方とか。
    さざなみの山の民的な心がすっかり小役人のそれになって行く過程とか。

    どうも私には合いませんでした…。

  • 第23回日本ファンタジーノベル大賞受賞作です。
    舞台は古い時代の中国、時代は判然としませんが紀元前後でしょうか。物語は幻の桃源郷を思わせる滅び行く湖の村からやって来た少年『さざなみ』を通して語られていきます。
    象山に土着する人の生肝が仙薬となることから、『さざなみ』は、はかなくも慈愛に満ちた短い生涯を終えることになります。
    しかしその命は国を安泰に導く一端となれたのでしょう。そして別の形で家族に命の繋がりを残すことになります。
    君主に、そして自分の家族に捧げた切ない博愛と忠義の物語でした。

    読後感=「忠ならんと欲すれば孝ならず、孝ならんと欲すれば忠ならず」

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  • このままでは愛する村が滅亡する。未来を悟ったとき、少年さざなみは旅立った。一匹の猫と共に…執拗に続く謎の襲撃、馬を愛する王女・甘橘との遭遇、剣の使い手の美少女・桑折との奇縁。やがて巷に死病が流行した時、さざなみの身体に潜む不思議な力が、人びとの運命を一変させていく。古代中国を舞台に、癒しの極致を描く志怪ファンタジー。第23回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作(「BOOK」データベースより)

    『玉工乙女』を読んでいたので、勝山さんの作品のパターンはなんとなく把握していました。
    なので今回の話はそれほど「なんじゃこりゃ?」と思わずにすんだかも。
    良くも悪くも起伏が無いんですよね。
    視点もころころ変わる。
    失われた湖の里を甦らせるのか、それとも里のことは過去のものとして、許嫁の剣の使い手の少女と幸せになるのか、それとも甘橘姫の従者として生きるのか。
    話の軸すら変わっていくというおどろきの進め方。
    このやり方に慣れれば、独特の世界観は楽しめるかな。
    好き嫌いが分かれそうな作家さんではありますが。

  • 仙薬となる体をもった山の民。その最後の一人となった少年の物語。
    エピソードを積み重ね、そのひとつひとつを深追いせず論理的な決着をつけないまま物語の移ろいにまかせる語り口がラストの哀しい余韻を生み出している。

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さざなみの国の作品紹介

このままでは愛する村が滅亡する。未来を悟ったとき、少年さざなみは旅立った。一匹の猫と共に…執拗に続く謎の襲撃、馬を愛する王女・甘橘との遭遇、剣の使い手の美少女・桑折との奇縁。やがて巷に死病が流行した時、さざなみの身体に潜む不思議な力が、人びとの運命を一変させていく。古代中国を舞台に、癒しの極致を描く志怪ファンタジー。第23回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。

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