暗幕のゲルニカ

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103317524

感想・レビュー・書評

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  •  一時期、美術館巡りを趣味にしていた時期があって、あの頃シュルレアリスムが大好きだった。ピカソはシュルレアリスムというよりキュビスムか。でもピカソの絵も好きでいろんな美術館まで見に行った。だから、これは読まねば!と思ったのだ、、、が、だめだった。「本日は、お日柄もよく」のときにも感じたけれど、この作家さんの文体がとても苦手。テンションが高くて暑苦しくて、文章から伝わってくる圧というか気合いというかが凄まじくて、うっとのけぞるような感覚になった。スペイン内戦中のナチス軍によるゲルニカ爆撃と、911。歴史に残る二つの大きな出来事を一つの小説で扱ってしまおうという革新的な試み、すごいけど、すごすぎて、私にはちょっとキャパオーバーだった。すごく売れている人気の作家さんなのだろうし、ブクログの評価も高かったから、なんとか読み進めようと努力はしたものの、断念。

  • 紋切り型表現の羅列。陳腐・通俗な文章で読むに堪えない。

  • 挫折

著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

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