昭和の特別な一日

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著者 : 杉山隆男
  • 新潮社 (2012年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103319412

昭和の特別な一日の感想・レビュー・書評

  • 東京勤務時代は日本橋の近くに事務所があったので,「日本橋には空がない」が面白かった.魚市場があった昔からの話は,知らないことばかりで楽しく読めた.「ブロードウェイがやってきた」もよく歩いていた中央線の中野や西武新宿線の地名が出てきて,地図を見ながら楽しんだ.

  • 【新刊情報】昭和の特別な一日 210.7/ス http://tinyurl.com/6p3mkxm 東京オリンピックの開会式の空を飛んだもうひとりのパイロット秘話、銀座から都電が消えた日、中野にオープンした東洋一のブロードウェイ…。東京の“特別な一日”を描く。 #安城

  • 平成になってはや四半世紀。昭和よりも平成を生きている時間の長い私にとっては、東京オリンピックや都電の走る風景は、歴史の中のおはなし。
    と、思っていましたが、今につながってるんですねー!すべてが。
    オリンピックがあったから、交通が整備された。その結果、都電に人が乗らなくなって廃止された。
    交通はどんどん便利になって、みんなが郊外に住み始めた。
    そして、いま、私も交通が便利な郊外に住んで仕事をしている。
    そう考えると、オリンピックのおかげで今の自分があるような気がしてくるから不思議。

    でも、ひとつだけ・・。これは「昭和の特別な一日」ではなく「東京の昭和の特別な一日」だと思いました。
    地方出身者としては、「東京だけが大事なの!?」と少し反発を覚えなくもない。

  • 「兵士に聞け」の杉山隆男さん
    確実な聞き取りの取材と
    確かな「定点」の切り口がお見事
    なんでもない(こともないのですが)
    道が
    橋が
    建物が
    その時代の
    匂い、喧噪、歴史を
    抱えて
    語られていく。

    相変わらず
    地面の上にしっかり
    足をつけて
    語られていく
    「庶民の昭和史」
    が うれしい

  • 流石に東京オリンピックについては実体験としては持たない世代だが、昭和39年10月10日の五輪開幕の日が「体育の日」として現代に受け継がれているのは知っているし、その開会式で国立競技場の上空に自衛隊機がスモークを出して五輪を描いたことはその後の写真や記録映像を通じて知っている。

    難易度の高いアクロバット飛行だが、流石に日本のパイロットはゼロ戦の伝統を引き継いで技術が高いもんだ、と思っていたら其れが大間違い。五輪開幕の2年前に日本の五輪委員会から開会式には自衛隊機で五色のスモークを出して飛んでくれという要請は受けたのだが、それは此れまであちこちの国際大会で各国の空軍機がやっているような真っ直ぐに飛ぶことを想定しての依頼だった。だが当時の空幕長が「五輪の輪を描こう」と言い出して始まった演出だそうだ。

    準備期間が約二年弱、航空自衛隊では必死の訓練を繰り返すものの実は開会式の前日になっても綺麗にその輪を描くことに成功したことが無かった!とは。訓練では百発百中でも本番では失敗することが多々あるのに、訓練では一度も成功していなかったのに本番で成功するとは、まさに驚きの事実だ。

    脚光を浴びた航空自衛隊のパイロットもその後は民間に転出したりで、別々の人生を歩むことになり五輪当時の秘話もなかなか外には出なかったようだが、流石に著者・杉山は自衛隊ルポシリーズ「兵士を・・」で築いた人脈なのか今回の貴重な証言に結びつけている。

    他に「昭和の特別な日」として本書に収められているのは都電銀座線廃止の日、日本橋の上に首都高が架けられた日、中野ブロードウェイの出来た日だ。五輪と違い一般的なインパクトは薄いが、確かにそれらを機に街並みが完全に変わってしまったという意味では今振り返ると貴重な日かも知れない。

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昭和の特別な一日の作品紹介

開会式の空を飛んだもう一人のパイロット秘話、銀座から都電が消えた日、中野にオープンした「東洋一」のブロードウェイ…他、二度と戻らない日々の忘れられない光景-。

昭和の特別な一日はこんな本です

昭和の特別な一日のKindle版

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