脱資本主義宣言―グローバル経済が蝕む暮らし

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著者 : 鶴見済
  • 新潮社 (2012年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103324614

脱資本主義宣言―グローバル経済が蝕む暮らしの感想・レビュー・書評

  • 完全自殺マニュアルの著者( @wtsurumi )による経済実例書。

    わざわざ地球のどこかを犠牲にしながら、むだに浪費している。この仕組みを作ることにより、どっかの誰かが得してる。地球も犠牲にしながら。そんな暮らし方を考えて、改めませか?って本。

    まずは知ることから。

  • 引っ越しの時に業者に頼まずに友人に謝礼を払って手伝ってもらう、外食せずに好きな食材で弁当を作る、遊園地で遊ぶのをやめて公園で自然を感じて遊ぶ、CDを買わずに友人から借りる、というようなことを辞めて逆を目指すとGDP(=豊かさの数値)が増える。ってこれってどうよ? 人とのつながりを楽しむほどにGDPが減り、日本が貧しくなって行く? 経済成長を優先してできあがった今の貧しい先進国が、手を差し伸べるふりをして、新興国を巻き込み、経済的に貧しい人を陥れている現状を見直そう、ということが詳細なデータとともに書かれている。

  •  震災直後の空気を感じさせる時評的な内容でもあったため、読書習慣を失っていた時の発売で読むのが遅くなったのはもったいなかった。お金や産業に振り回されているのは感じても抗おうなどと思いもしなかったのだが、地道な家庭菜園などもその延長であると提示されていた。だったらオレが好きな釣りはどうなのだろうか。高い釣具やルアーや車での移動は資本主義活動に組しているとしか思えない。高級魚が安く釣れたらいいな。

     80年代に中学生だった自分は学校で先生に「日本は成功した社会主義だ」というような事を言われ、そうなんだ~みたいに思っていた。それがすっかり新自由主義のでせいでおかしくなったのかな。富がもっと平等に分配されたらどんな世界になるんだろう。みんな不自由しなくて済むのかな。80年代みたいになるのかな。80年代はそんなによかったのかな。

     鶴見済さんの文章と考えが好きなのでもっといろいろ書いて欲しい。

  • ■アマゾンより引用
    豊かな国の浪費が、貧しき国を苦しめる!経済成長至上主義、過剰消費、食料、貧困、環境破壊―。今この世界の“本当の問題”が見えてくる、21世紀必読の書。

  • 資本主義というのは儲けることが優先なので、自然環境や未来を担保に一部の人間が富を独占することになってしまっている。このシステムを多くの国が採用したことで今、環境や人々の周りで起こっている問題をあぶり出した内容。

    この手の本はいくつか読みましたが、それでも始めて知った問題もいくつかありました。こうした問題がなぜ起こったのかという過程については詳しいのですが、だからどうすればいいのか?というところまではあまり深く踏み込んでおらず、著者が個人的に取り組んでいることを述べた程度。

    同じような資本主義に対する疑問を呈した本ならば平川克美の『グローバリズムという病』『消費をやめる』などの方が面白いかも。

  • 副題「グローバル経済が蝕む暮らし」~Ⅰ身近にあるグローバル化の被害1服と綿花とアラル海2原発の輸出と重工業界の支配3ゴミの輸出と交わせる戦略(反抗のコラム1デモ~普遍的な不満の表現手段~)4コーヒーと南北問題の歴史5スポーツ・ビジネスと搾取工場6ジーンズと西洋の文化的侵略(反コ2サパティスタ民族解放軍~グローバリゼーションへの反乱~)Ⅱ経済に使える国・日本1アルミ缶とインドネシア2自動車を増やす陰謀3日本人はなぜパンを食べるのか?(反コ3世界社会フォーラムと自律スペース~「今とは別の世界」の実践~)4自動販売機はなぜ増えたのか?5アメリカが増やしたタバコの輸入6マクドナルドの何がよくないのか?(反コ4ラテンアメリカ革命~巨大な自律経済圏~)Ⅲ初心者のための“批判的”経済入門1誰にでもわかる資本主義の定義2GDPと自由貿易とカネへの依存3金融危機と自由主義経済の歴史4通貨危機とバブル経済の仕組み5「南」の債務問題と貧困の原因(反コ5宮下公園ナイキ化反対運動~自分たちの場所を作る~)Ⅳ自然界とのつながり1人間界の外側2大豆と消えゆく農業3水を買わせる仕組み4霊長類とビタミンC5自然界の循環と死と再生(反コ6新しい農業~増えてきた素人の農民~)~思い出したのはピースボートという船が動かなくなって抗議のためにデモをする年配の者を冷ややかに見ていた若者という構図を喋っていた古市という若手社会学者の話。何だか嫌な奴だと思ったが。今時の若者のように現状を肯定的に見るのも嫌だけど,文句ばかりの奴も嫌だ。じゃあ,どうするのってことで,どうしようもないし,反抗のコラムみたいにやると反日,在日?悪者扱いだ。権力に阿るネット右翼って立場として楽だろうなぁ…生理的に嫌な者は在日,反日家にしてこき下ろせば良いんで…バカみたいだけど

  • パーマカルチャーがなんとかいう講座へ、リック・タナカさんの「降りていくための処方箋」などが載った『We』175号を背負っていったときに知りあったのが、長屋の傍房の管理人さんだった。なんどか傍房へあそびにいき、お茶を飲み飲み編み物をしたり。

    この本は、管理人さんから借りていた。「暮らしを持ち寄る集会所」になればと傍房をひらき、"物やエネルギーの消費に頼るばかりではない暮らし"をかんがえてこられたのだろう管理人さんのことや、自分の暮らしのことをいろいろと思いながら読んだ。

    たぶん、よく言われるのだろう、「おわりに」でこう書いてある。
    ▼「脱資本主義」などと言うと、「社会主義にするのか」「カネを使わないのか」「昔に戻るのか」などと極端な反論が飛んできそうだが、どれも違う。少なくとも自分は、とりあえず理想とする方向に向かってみて、その先のことはその都度考えればいいという立場だ。なぜなら、どういう社会にすべきかは、それぞれの場所によって違う答があるはずだから。(p.214)

    著者は、"経済の仕組み"について疑問を持ち、調べ始めたころから、「極力カネに依存しない生活をしてみたことがある」(p.212)という。そうして、なるべく買わないようになり、貸し借りや物々交換をすることも多くなり、「何につけても、何を買うか考えるのではなく、どこまで自分でできるのか、すでにあるものがどう使えるのかを考えるようになった」(p.212)そうだ。

    ▼カネを使わないほうが楽に生きられる、とは言えない。むしろ一般的には、何でも買って済ませたほうが楽だとされている。けれどもこうしたほうが、何と言うか、生きることに興味が湧いてくる。(p.213)

    「GDPは豊かさを示さない」(p.135-)、「貧困とは配分の誤り」(p.157-)のところは特に、あーそうやなーと思った。経済学では、GDPが増えること=イイこととされていて、GDPが増えることが経済成長だというのだが、それはホンマにイイことなのか?

    GDPという指標は、カネを使うほど大きくなる。たとえば、
    ・弁当を作っていくよりも、お金を払ってランチを食べれば
    ・引越しの手伝いを友人に頼むよりも、業者に頼めば
    ・水道水を飲まずに、ボトル入りの水を買えば
    ・公園で遊ばずに、遊園地へ行けば
    ・服を繕わず、捨てて新しく買えば
    ・自転車をやめて、タクシーに乗れば
    …GDPは増える。

    ▼我々がカネを使わずに、自分自身で、家庭のなかで、友人と、あるいは隣近所といった共同体でやっていたことを、カネを払って誰かにやってもらうほど、それよりもたくさんのカネを使うほどGDPは増える。DIYや自給自足や共有や相互扶助を進めることは(それどころか単なる節約までもが!)、GDPを減らし経済を縮小させるのだ。(pp.136-137)

    いろんなものが商品化され、カネを介したつながりに変えられていった。そうして経済は"成長"してきた。言い方を変えれば、「カネ依存」になることが、経済成長であり、GDPを増やすことなのだ。

    貧しい人にお金がゆきわたらないのは、景気が悪いからだ、経済成長が足りないからだ、パイ全体を大きくすれば、配分が増えるのだというのだが、それよりも、パイの分け方を変えればいいんでしょ?配分がそもそもおかしいでしょ?と著者は突っ込む。

    ▼パイ全体を大きくすれば、確かに小さな一片は、多少は大きくなる。そして大きいほうの一片は、もっと巨大になる。これが「全体を大きくする」説を唱える側の狙いなのだ。(pp.158-159)

    いろいろと、いかにこの社会は「経済の奴隷」養成システムのようになってるかを書いてあって、それなりに頷けるところもあるのだ... 続きを読む

  • 中学生の頃、わたしにとっての「ヒーロー」は、本書の著者である鶴見済氏を置いてほかにいませんでした。書店でひさびさに著者の名前を見て、すぐに買って読んでみた次第です。

    タイトルにある通り、資本主義のあり方に疑問を投げかけ、例を挙げれば原発や「ナイキ公園」への反対を表明するという、ある意味で分かりやすい本です。

    もちろん最初は「鶴見さんも変わったなぁ」と思いました。近年のブログでは、以前の著者が持っていた独特の脱力感が失われ、妙にポジティブな主張を繰り返していましたし、本書もはっきり言ってしまえば、期待に応えてくれるおもしろい内容ではありません。世界から「降りる」ことを目指していた著者が、改めて世界に挑みかかろうとしている。残念ながらもはやついていけない。

    しかし、「おわりに」(P.211~)において、ようやくあの懐かしい感じが戻ってきます。"カネを使わないほうが楽に生きられる、とは言えない。むしろ一般的には、何でも買って済ませたほうが楽だとされている。けれどもこうしたほうが、何と言うか、生きることに興味が湧いてくる"(P.213)

    わたしはこの「生きることに興味が湧いてくる」というフレーズから、なんともいえないもやもやっとした、でもとても温かなポジティブ感を頂くことができました。わが教祖は健在です。

    本書を手に取られる方がどのような方なのか、わたしはよくイメージができません。ただ、もしも以前「鶴見信者」だったという方がいらっしゃれば、ぜひとも「おわりに」から先に読んで、改めて本編を読み直していただくことをおすすめします。本書の凡庸な主張も、きっと見え方が変わってくると思います。

    (2014/3/24)

  • 「経済のためだから、理想論ではなく現実問題として仕方がない。」こんな言葉の前に我々はどれだけ多くのことを諦め思考を停止させられてきたことだろうか?
    ⇒金のためなら思考が停止するのか?

    経済の仕組みがばら撒いている被害

    この地球上で永遠の成長を目指しているのはヒトだけである。
    我々だけが右肩上がりのグラフを理想としている。

    我々の食べ物はすべて自然界からやってくる。我々は植物の葉に光合成をしてもらって、太陽の光を食べて生きている。

    日本では年間117万トンの服が買われ、同時に106万トンが捨てられている。

    一人あたりでは9キロ買って、8キロ捨てられている。
    参考:激安ファッションの犠牲者に救いの手を
    http://bylines.news.yahoo.co.jp/kimuramasato/20130504-00024719/

    時代遅れを生み出しては新たに買わせる「計画的陳腐化」の戦略を練り上げていった。

    綿花栽培で干上がるアラル海

    ・アメリカは低金利で資金を貸してまで、韓国や台湾に原発を勧めた。
    ⇒北が南に原発を売り込んだ。

    ・混乱をつくり出す戦略
    価値の判断を鈍らせる。例:3個で100円。無料サービスの添付、ファストフードのセットメニュー、通話料金の割引制度

    ・コーヒーは「南」が作り「北」が消費する商品の代表だからだ。

    ・「日本には資源がない」「輸入するしかない」という話が「いくらでも輸入で賄える」「輸入で増やせ」という奇怪な論理にすり替えられている。

    ・GMはNY,ボルティモア、セントルイスなど全米45の都市で同じように鉄道会社を買収して電車を廃止させ、有罪判決まで受けながらも55年までにこの戦略をやめなかった。

    ・自販機がたくさんあるのは日本だけということは「ある程度それがなくてもやっていける」ということだ。

    ・せんみつ・・・飲料業界には千に三つぐらいしか残る新製品はない。

    ・タバコ・・・「自分たちは健康によくないものを売っている」と認めながらも、売上を落とす気がない。「北」で売れなくなったら、「南」で売ればいい。タバコに限らず、さまざまなジャンルのグローバル企業が獲っている手口がここに露呈している。

    ・ある調査によると日本人が一年間に外食する回数は、一人あたり196回で、アメリカを抜いて世界一 by 食糧の世界地図 エリック・ミルストーン他著
    (貧困のための政権ラッシュ)
    ラテンアメリカ諸国は、70年代から世界に先駆けて新自由主義の実験場となり、また何世紀もの長きにわたってアメリカに搾取され続け「アメリカの裏庭」と呼ばれてきた。

    資本家は、資源を取ってきたり、ゴミを捨てるなどして環境を汚した後始末も安く済ませようとする。ある国での環境破壊への規制が強くなれば、コストがかかるので、より規制の甘い国に移動してしまう。

    今強調すべきなのは分業のメリットではなく、行き過ぎた分業を見直して、より多様で自給自足的な方向に戻すことだ。我々は社会の生産性を上げるために生きているわけではない。

    80年頃からイギリスのサッチャー首相やアメリカのレーガン大統領が取り入れた。IMF(国際通貨基金)や世界銀行といった国際金融機関も借金が返せなくなった国々に金を貸す代わりに新自由主義の政策を強制して、これを世界中に広めてしまった。

    ◎ここで一歩引いた視点で見てみよう。もしもっと大きな金融危機が起きて世界中の銀行が潰れたら、人間界だけは大惨事になるが、他の生き物は一体何が変わったのか気づきもせず生きているだろう。ヒトだけがカネを使い、カネに依存しきっている。この先はカネや経済により依存しない、他の生き物に近い生き方を目指すべきなのだ... 続きを読む

  • オレは鶴見済(ワタルさん)が大好きで、特に『檻の中のダンス』の頃は、オレもあちこちのレイヴで踊ってたし、反原発デモでも、たぶん同じように盛り上がってた。
    だから、同じ時代に同じ場所にいる人、というカンジがする。

    特に『檻の中のダンス』は本の表紙もデザイン良くて、六本木の本屋でジャケ買いした。ワタルさんのサイン入りだったし。

    そんな、鶴見済が、まさか、こーゆー本を書くようになるとは・・・予測できなかった。しばらく、消えてたし。おクスリのやり過ぎで体調悪いのかなあって心配してた。でも、帰ってきてくれた。

    オレの、政治的ツイートのアカウントでは、フォローまでしていただいて感謝。ワタルさんから返信してもらったし、彼のツイートには注目してる。
    オレはナイキが好きだから、ナイキ批判はなかなか理解できないけれど。

    でも今、日本では、時計が逆向きに回り、独裁政権の時代に逆戻りして、心底ウンザリしてる。
    選挙のときに、有権者が選ぶことができない、見せかけの選挙の時代に逆行して、もう絶望した。

    だから、オルタナティヴ(代替案、代替手段、習慣にとらわれない、非体制の、1990年代のカウンターカルチャー、カウンターカルチャー的なもの)がものすごく欲しい。

    オルタナティヴな試みは、すでに世界中で行われていて、原発反対デモのときはすげー盛り上がったし、アラブの春や、ウォール・ストリート占領みたいなことを、オレたちだって、もっとやりたいし、やるべきだ。

    昔のマルクス主義や宗教的カルトの教条主義なんかじゃなくて、もっと自由に考えて自由に行動できるような、現実に政治や社会を変革できるような、自分自身も盛り上がれるような、そういうきっかけになる本だ。

  • ひとつひとつの話題が読みやすく、現代社会が抱える問題がよくわかる。
    きちんと読み手のことを考えてやさしく解説しているところは
    好感を持てる。
    ただ、このタイトルは人を選ぶし、
    端々で著者の活動や主張が描かれるところは
    賛否がわかれるんじゃないだろうか。

    文中で『いのちの食べかた』を話題に出すなら、
    この映画のように現代の矛盾や生活している上で見えないこと(見えにくくなっていること)を
    主張を織り交ぜずに淡々と綴るだけでもインパクトがあったかもしれない。

  • 『完全自殺マニュアル』の著者。
    資本主義の瑕疵を指摘するための、呪詛のような本。
    綿花、自販、自動車、マクドナルド、洋服、ゴミ、電力などなど…。
    すごく、いろんなところに申し訳ない気持ちになる。
    自然界のことも考えて生きよう、と言うが、今これから自然に生きることの、なんとむずかしいことか。
    テーマが広すぎて、あまりひとつひとつに深く掘り下げられてはいないけど、こういうことがあるんだ、と改めて気付かされる。
    必要に駆られてモノをつくるのではなく、設けるために大量にモノをつくって、飽きさせて、というサイクルが恐ろしいものに感じられた。

  • 「自分が常々こんなことを思い巡らしているのは、実は地球のためではなく、自分が楽になるからだ。」という一文があったから、全体を流れるトーンに共感できた。
    新自由主義など、よくわからなかったことが、丁寧な説明で、前よりは少しわかるようになった気がする。

  • 「グローバル経済」が金科玉条のように言われて久しいけれど、それは本当に人間を幸せにしているのでしょうか。答えははっきりしてきました。「一部の人間は確かに幸せになるが、大部分の人間は生活を破壊され、貧しくなる」のが現状です。「グローバル経済」は世界の富を均等に分ける方向には機能しないようです。逆に一部の国家、あるいは一部の人間に富が集中し、その格差は開いていく一方です。本書では現代の経済がいかに資源を浪費し、無駄なものをつくることでGDPを水増しし、発展途上国から収奪しているかを多くの事例を挙げて解説しています。自分自身、広告に携わることでその片棒を担いできたこと、あるいは消費者として多くの資源を浪費してきたことを思うと非常に心苦しく思います。私たち個人が具体的に出来ることはなんでしょうか。過剰消費を抑える、自然に触れて「循環するシステム」への理解を深める、選挙やデモで「アンチグローバリズム」を表明する…。少しずつですが、そういった事で世の中を変えていくことが出来るのではないでしょうか。福島の原発事故で私たちが学んだことは「そんなことを言ったら経済が成り立たない」というロジックは完全に間違っているということです。「経済」というものは経世済民〜民の暮らしを救うためにあるもので、その逆ではないのです。経済を守るために人間が犠牲になっている、この社会を変えることは私たちに残されたフロンティアであると信じたいと思います。

  • 2012.9.24 図書館
    僕らが普段口にしている食べ物や、着てる服、ライフスタイルなんか全て自分で選んでるわけではなくて、グローバル企業によって操作され、選ばされてるんだ。それで本当に餌にされてるのは僕ら消費者ではなくて、途上国の生産者なんだ。そうとわからないように巧みに2段構えになってる。グローバル経済がかつての奴隷制と同じ仕組みだということ。よく考えて生きて行かねばならない。

  • いってることはわかるんだけど、自分にはできないなあ。

  • 反原発を考えるための示唆に富んだ本です。

  • ひとつひとつの話題がコンパクトにまとまってるし、全体を俯瞰して見ていくと、相関関係がわかるような。終盤、少しだけトーンが変わって、農園作りの話。ピースマークはいかがなものかと思ったけど、夜明けの時間帯っぽいぼんやり度がまた、よかった。

  • 先進国に住む我々にとっては、経済流通の中の大量販売・大量消費の部分しかおおよそのところみえてこない。しかしながら、その前行程、後行程を支えている途上国を抜きには、経済の一連の流れというものを正確につかむことはできない。

    本書においては、そこに関するいくつかをピックアップし展開している。加えて、目次をみて関心あるところから読み進めていける手軽さも持ち合わせている。

    テーマを見て、一見すると過激な内容のものかと疑う場面も想定されるが、筆者の見解はあとがきで述べているように、「とりあえず理想とする方向に向かってみて、その先のことはその都度考えればいいという立場だ。なぜなら、どういう社会にすべきかは、それぞれの場所によって違う答があるはずだから。」という部分に集約されていると言える。

    本を読むに当たっては、本の中身が大事なことは間違いないのだが、こと本書に限って言えば、あとがきを読むだけで筆者の言わんとしていることがしっかりと伝わるものになっている。

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脱資本主義宣言―グローバル経済が蝕む暮らしの作品紹介

豊かな国の浪費が、貧しき国を苦しめる!経済成長至上主義、過剰消費、食料、貧困、環境破壊-。今この世界の"本当の問題"が見えてくる、21世紀必読の書。

脱資本主義宣言―グローバル経済が蝕む暮らしはこんな本です

脱資本主義宣言―グローバル経済が蝕む暮らしのKindle版

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