- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103325024
感想・レビュー・書評
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小児麻痺の息子と共に蔵王のリフトに乗った亜紀は、浮気とある事件によって離婚した10年前に離婚した有馬に出会う。
亜紀と有馬の手紙のやり取りで進んでいく...
どろどろかと思いきや、読後は爽やか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新潮文庫の100冊
話の作り方がとてもうまいです
でも別れた奥さんに物語のような手紙を書くのはとても不自然なことだと思う -
宮本輝を初めて手に取った。
夫とは心を通わせられない障害の息子をもった妻が元夫に手紙を綴る。
最初は 別れた時のなんとも理解できない夫とにモヤモヤした気持ちを書き綴っていたものが お互い手紙をやり取りしてるうちに 彼女の中で 方向性がクリアになったような 吹っ切れたような文章になっていた -
途中 止めようかと思ったけど最後まで読んで やはり宮本輝らしいと感じた。
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別れた夫婦の蔵王での突然の出会い、そしてその後の手紙のやりとりで、二人に何が起こってそしてこれから向かっていくところの人生へのほのかな希望を、とてもうまく表現していると思った。こんな男は好きになれないが。
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何十年振りに読んだ・・・
こんなんだったっけえ~~
だんだんつまらなくなってきてしまう -
疲れる
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深い。
人生って不思議。
久しぶりに読み直した。 -
本当はうまく進んで行くはずの夫婦のはずなのに別れてしまったあとの軌跡。不幸なことではあったけどそれぞれの人生は続く。インタラクティブ(同時対話)ではない手紙形式ゆえに書かれている内容が自分を冷静に見つめたものになっている。人生とはこんなものかも・・・
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自分の嗜好から言えば、あまり選ばない本なのだが、宮本輝を何冊か買ってみた。読んでみた。これからも隙を見て読んでいこうと思う。たまにはこういう浸み込む系もありかな。
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館長からのおススメ。
加山又造の装幀も素敵! -
離婚した夫婦の往復書簡だけで続く物語。過去を認めながらも未来を見る女性の強さを感じる。「みらいという言葉を知るために黒板の字を写しなさい」と言う先生の台詞が印象深い。
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兵庫、軽井沢などを舞台とした作品です。
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哀しい話だった。読み終えて、本当に哀しい気持ちになった。それぞれ人の業なのか、罪をつぐなうといくことなのか。
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すれ違ってしまった男女の手紙.美しいような悲しいような世界.どちらも互いにきちんと今の生活を営みつつ,過去の清算をしていくようなお話.気持ちが揺れたりせずにいてさっぱりしていました.
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最近読み返しました。
…読んでる間は涙が出っぱなしでしたね。
話の内容は浮気が原因で10年前に離婚をした二人の手紙のやり取りという形式で、最初は後悔ばかりで男女や人生の泥沼のような話なんだけど、そればかりではなくてとてつもない希望や愛情が描かれているんですよね。やはり読み終えた後は涙も収まりすっきりしました♪
これ一冊読んで自分の中に収めておければ、ちょっとやそっとの恋愛じゃへこたれないですよ!
長い間本棚の奥にあり、多分5年くらい存在すら忘れていたけど、やはりお勧めだぁぁ!