中国 真の権力エリート―軍、諜報、治安機関

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著者 : 野口東秀
  • 新潮社 (2012年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103329817

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中国 真の権力エリート―軍、諜報、治安機関の感想・レビュー・書評

  • 中国に批判的で好戦的な記事ばかり書くと思っていた、まさにその記事を書いていた産経の記者だが、中国に優越感など感じることなく、等身大で向き合う親中家だと思いました。記事のために危険な目にも遭い、批判すべきような相手とも付き合い、自腹でお土産を買って地道に取材対象を開拓する・・。中国の報道官は日本の記者の記事をよく読んでいて、どの記者がどの程度人脈があって、ちゃんと取材をしているかどうかも見極めている、香港の新聞を読んで記事を書いているやつは見透かされている・・。勉強を続け、出会った人々を尊敬する著者にとても好感を持ちました。出会った人も、著者も素晴らしいのだと思います。

  •  中国はすでに、理解はしにくいかもしれないが、すでに「謎の国」ではなくなっている。
     さすがに「崩壊近し」とする見解は少なくなっているが、「いずれ経済力でアメリカを抜いて世界一となる」から「中進国のわなから停滞する」まで見方が分かれているのは相変わらずである。
     本書は、もとサンケイ新聞特派員であるからというわけではないだろうが、中国に対して否定的な視線が目に付く。
     実際の体験談として、共産党幹部との濃厚な接触の具体的エピソードを繰り返し強調しつつ、中国統治体制の否定的ニュアンスを強調するようなかき方には、違和感を感じた。
     これが著者の実際の体験なのか、それとも著者の意図からのバイアスがかかっているのかは読者には判断できないし、検証もできない。
     たしかに、本書で強調するような「中国取材の虚々実々」や「サイドビジネスで富む官僚」は、実態としてある程度存在することは間違いがないのだろうが、それが本書で強調するようにすべての実態なのか、それとも一部のことなのだろうか。
     本書は徹底してグロテスクな実態を強調するのだが・・・。
     「調査報道」とは「情熱的な突進力」とともに、「冷静かつ冷徹な視線」をも必要とすると思うが、本書は後者が欠けているのではないかとの懸念をもった。
     本書は、残念な書であると思う。

  • 第2章に出てくる記者の取材に対する妨害は酷い.自分の国の内実を知られることが嫌なのは分かるが、実態を様々な面から見ることの重要性を中国首脳は気がついていない.大国である資格はないと考える.官僚の蓄財も常軌を逸している.中国の悪い面ばかりを強調した本だが、かなりの部分は真実だろう.

  • 著者の10年にわたる中国体験・取材に基づいた実録。
    自らの手足で共産党幹部のかなり深部まで入り込んでおり、迫真に迫る。
    尖閣での一触即発を見事に予測しており、興味深い。
    日本人の普通の感覚では全く理解できない中国の現実を抉り出しており、隣国の実態と戦略を知るという意味でも、本書は非常に良いと思う。
    自分の中国赴任時期とも重なっており、納得しながら読めた。

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中国 真の権力エリート―軍、諜報、治安機関の作品紹介

執拗な監視、尾行、盗聴、恫喝…13億の民を支配し、国際的に膨張を続ける中国共産党の力の源泉とは何か?人民解放軍総参謀部、国家安全部、公安部国内安全保衛局、中央外事弁公室…知られざる中国の実像を暴くため、身の危険を顧みず"赤い権力"の中枢に肉薄した著者による、衝撃の報道ノンフィクション。

中国 真の権力エリート―軍、諜報、治安機関はこんな本です

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