ロシア日記: シベリア鉄道に乗って

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 244
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103331339

感想・レビュー・書評

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  • 料理家の高山なおみさんが画家の川原真由美さんと武田百合子の「犬が星見た」で報告したソ連旅行を運10年あとにたどるという本。続編にウズベキスタン日記がある。
     特に何か事件があるわけでなく、淡々と描写が続く。流石に料理に関しては見る目があり、描写も細かい。旅先でであう韓国人やロシア人の風貌や印象、街の印象やちょっとした気づきなどが面白い。軽い読み物としてすぐ読めてしまいました。
     そもそも本作を読む前に「犬が星見た」を先に読んだ方がよかったかな。
     やたらディルがでてきて1980年代にシベリアへ行った時と料理があまり変わっていないことが印象的でした。80年代はもちろん武田泰淳ではなくcookingresearchです。

  • こんな旅がしたい。自分の普段の暮らしと違うところ、同じところ、そのにおいをちゃんと嗅ぎとれるような、そんな旅がしたい。

  • これは、武田百合子を追う旅。
    ならば私は高山なおみを追う旅をしたい。
    近くて遠い国ロシア。

    本当の蜂蜜、クッキー、野菜、果物。
    ウズベク、アルマトイ(カザフ)。

  • みせるためのエッセイではなく、
    自分のための日記というかんじ。読みやすい

    連載から本におこすにあたって、読みやすくしてくれてもよかったんじゃないかなーと思う

著者プロフィール

1958 年静岡県生まれ。料理家、文筆家。レストランのシェフを経て、料理家になる。におい、味わい、手ざわり、色、音、日々五感を開いて食材との対話を重ね、生み出されるシンプルで力強い料理は、作ること、食べることの楽しさを素直に思い出させてくれる。また、料理と同じく、からだの実感に裏打ちされた文章への評価も高い。著書は、経験や体験に裏打ちされた料理書や料理エッセイのみならず紀行記や日記、絵本など多数。

「2023年 『帰ってきた日々ごはん13』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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