冬芽の人

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著者 : 大沢在昌
  • 新潮社 (2013年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (463ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103333517

冬芽の人の感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりの大沢作品。ブログで評価が高かったので、読んでみた。
    6年前に強盗殺人の犯人を追いこむ際に、同僚の刑事と犯人と思われる2人を想わぬ形で失ってしまった主人公・しずり。捜査一課の刑事として駆け出しで、自分の未熟さ上に2人を死に追いやったと思い込み、事件の1年後、警察を辞め、普通のOLとして、第2の人生を始めていた…しかし、亡くなった同僚の刑事・前田の墓参りに行った時、偶然、前田の息子と名乗る岬人と出会い、しずりの運命が変わっていく。
    岬人に引きずられるように、過去の事件に戻されていくしずりの心の動揺が、すごくよく伝わる。しかし、6年前の真相が明らかになるに連れ、「しずりは優秀な刑事だったのではないか?」と感じずにはいられない。派手なアクションシーンもほとんどなく、物静かで思慮深いしずりの性格を表したような作品。

  • ☆5つ

    うまい!とっても上手い作品ですね。抜群の筆力です。このまま新人賞に応募しても必ず二次審査を通過するでしょう。が、しかしの登場人物に飛び抜けた個性がなく、それ故にストーリーの構成にやたら凝っていて読み辛いったらありゃしない。
    前回の作品『売れ作家の全技術 / デビューだけで満足してはいけない』での大沢兄貴の物言い風に感想を述べてみました(笑)。

    さて、この本は題名の意味がわたしは読み終えた今もまだ解りません(涙)。でも、めっちゃ面白いです。確かにしつこくらい物語の設定を説明するところは少々辟易としますが、ラストの場面でそう云うのが一気に吹っ飛んで、新しいヒロインの登場を彷彿とさせます。
    あっちが新宿鮫なら、こっちは今のところ会津雌蜂?ってところかな。とにかく面白いのでみなさん頑張って読みましょう。

  • 女心が浮わついた感じがしばらく続きもうひとつスッキリしない状態からなかなか抜け出せなかった。強さとたくましさを持った女主人公ではあるが、ある部分では弱々しさを感じた。事件が終わったあと、何かを吹っ切れたのかひと皮むけた。

  • しずりは強いです。
    過去にとらわれず立ち向かえたことでこれから幸せになれると思います。

  • 優しい感じの大沢ハードボイルド。
    2015.3.18

  • 雪が降った日に読んだので、話に入りやすかった。
    しずりと年下青年、しっとりラブって感じだった。いつもの大沢さんの男臭さがいい意味で消えていてそこもよかった。
    最後ごちゃっとしたけど、いいな。

  • 大沢作品らしい。主人公が過去を引きづり過ぎる感もあるが、楽しめた。

  • 6年前の強殺事件で先輩刑事・前田が、牧をかばって怪我を負い、それがもとで死亡した。
    責任を感じ警察を辞めOLになった牧は、前田の墓参りで偶然前田の息子・岬人に遭う。
    6年前の事件には裏があったのではないか...
    岬人との出会いがきっかけになり、事件の真相を探ることになるのだが...

    どの登場人物も好きになれなかった。
    ちと無理があり、強引にスッキリさせられたような感じ。

  • 呼吸がしづらい程の頑な感。が、ほころぶ様がいい、、、のかなぁ?うーん
    マキさんって、まきさんだよね。細いし、頑なな雰囲気。岬人は誰だろう。

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冬芽の人の作品紹介

「お前が戦わなければ皆殺しだ」強盗殺人事件の捜査中に自分をかばった同僚を亡くし、その責を負って警察を辞めた牧しずりは、同僚の息子・岬人と出会う。彼がもたらしたのは解決したはずの事件に関わる新情報だった-次々と消息を絶つ関係者、事件を掘り返したくない警察。味方も武器も持たないしずりは、事件の真相に辿り着き、失われた人生を取り戻すことができるのか。

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