本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103337317
感想・レビュー・書評
-
妻が借りてきていた本を読んでみたら、面白かった。面白いという言葉は適切ではなくて、本書で設定したケースが実際に起きた場合、ここで書かれているシナリオのようになってしまうのではないだろうか。そんな風に考えると、背筋がぞっとする本でもある。
あるケースが発生した場合、希望的観測を一切排除して、「最悪の最悪の最悪の・・・・の最悪」みたいに、起こりうる最悪のケースをイメージングしておくことは、どのフェイズにとって、とても大事なことだ。皮肉にも「想定外」という言葉が世間的に流布してしまったが、そうすることで、「想定外」の発生確率を小さくすることは可能だ。しかしながら、今の日本だと、そのケースが発生した場合、「想定外」の発生確率が大きいように思える。あまり語ってしまうと、ネタばれになってしまうので、このあたりまでにしたいが、行政、民間企業など様々な社会セクターの方々に読んでいただいた方がいいように思う一冊だ。
さいごに、この9つのシナリオのうちの1つの舞台が、東京都大田区であることを付け加えておこう。詳細をみるコメント0件をすべて表示