赤い追跡者

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著者 : 今井彰
  • 新潮社 (2013年6月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103341710

赤い追跡者の感想・レビュー・書評

  • 薬害エイズの話ということで、実話ベースではあるが、筋書はエンタメ小説っぽくしてある。何だか、どこまでが本当(と主張していて)どこまでがフィクションなんだろうとか色々思ってしまうが、エンタテイメント小説として読む分には非常に面白かった。

  • 2014/9 ドラマで観てみたい作品でした。どこまでがノンフィクションなんだろう。一気読みしました。

  • エイズ事件の詳細を改めて思い出した.西悟が縦横無尽の活躍で事件に関わる重要人物のインタビューを重ね、核心に触れる番組を作成する.厚生省の役人の無責任な行動を見るに、この状況は変わっていないのではないかと危惧している.番組作成チームのそれぞれが個性的で楽しめた.特に三崎勝代の活躍は特筆モノだ.

  • 薬害エイズ問題を題材にして書かれた小説。著者はNスペ「埋もれたエイズ報告」を担当。実際に取材にあたっていた人物ならではの臨場感。とても長い小説だが、最後まで集中力を失わずに読めました。評価を5にしたのは初めてかもしれないなぁ。

  • タイトルが良くない。
    女性関係の描写は、ない方がよかったのでは。
    次作は中坊公平がらみの話になるのかな。

  • 深い闇を暴くという意味では、事実に基づいたいい話。しかしマスコミの怖い一面が見える。取材対象の印象と偏った編集だけで、一人の人間を悪魔にしたてることができ、それを恥じることがない。恐ろしい。
    以前にシェアハウス主催の方がある雑誌の取材に応じたら、乱れた性の巣窟の実態などと書かれたという。有名になれるかも?なんて下手に取材には応じないほうが身のためという教訓。

  • 相当に分厚いストーリーを一気に読んでしまう。薬害エイズ問題がテーマで、それを追いかけるテレビ局のディレクターが主人公。

    この主人公の欲しいものを手に入れるには何でもありという仕事のやり方が大好きだ。

    ただし女がらみの描写と番組放送というクライマックスの後が蛇足かな。

    今井氏の本「ガラスの巨塔」は読んでみたい。

  • 90年代後半、停滞していた薬害エイズ訴訟を、
    一気に原告勝訴へと動かすきっかけの1つともなった
    NHKスペシャル「埋もれたエイズ報告」を制作した
    元NHKプロデューサー今井彰氏による、回顧的小説。

    自分たちが行ってきた取材をベースとしているだけに、
    多少、強引とも思える取材方法や、お話の横展開にも、
    十分に納得感の感じられる、とても骨太な良作でした。
    その割には読みやすく、一気に読破できる作品でした。

    ただし、
    この手の作品で、作品数の少ない作家さんに見られがちな、
    主人公の色恋沙汰は、本作品においても興醒めだったな~。
    ほぼ、その点だけが、マイナス・ポイントでした…。

    あと…、
    巨大な悪を追求するためには、小さな悪は許される…
    的な雰囲気で、主人公チームを肯定しちゃいそぅだけど、
    行ってきた取材方法は、完全にコンプラに違反してるし、
    その点は、やっぱり許してはいけない部分だと思います。

    15年ほど前に、
    NHKスペシャル「埋もれたエイズ報告」の書籍も
    発売されてるし、比べて読んでみても面白いかも…。

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赤い追跡者の作品紹介

二千人を見殺しにした奴は誰だ! 取材の悪魔が巨悪を撃つ迫真の薬害報道サスペンス。強奪、脅迫、色仕掛け。取材の為なら手段を選ばぬディレクター西悟は、罪なきエイズ患者の無念を晴らすため、厚生官僚・医学部教授・製薬会社がひた隠す秘密を暴いてゆく。衝撃的なNHKの薬害エイズ特番を制作し、すべての真相を知る当事者がここまで描き切った! 社会派小説の枠を超えた一気読み必至の極上エンタメ。

赤い追跡者はこんな本です

赤い追跡者のKindle版

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