流水浮木: 最後の太刀

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著者 : 青山文平
  • 新潮社 (2013年6月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103342311

流水浮木: 最後の太刀の感想・レビュー・書評

  • かけおちる、に続く青山氏の江戸中期物、

    この世は、誰もが何かを考えているようでいて、実は、誰も、何も考えていないのだ、

    この世に、重い荷を抱えていないものなどいないのかもしれない、

  • ミステリーの要素も強く感じた。
    友を殺された男が、真実を探り、仇を討つ。
    とはいえ、青山さんの作品なので、背景とか人物の想いとかが、丁寧に描かれていて読みごたえある。

  • 山岡晋平は佐吉、太一、勘五郎と幼なじみだが伊賀者としての矜恃を隠し持っている.佐吉が惨殺され、それを探る中で太一も殺される.同郷の源三の子 征士郎の振る舞いが少し面白い.勘五郎が真相を突き止めるが、死んでしまう.最終的に晋平が娘婿の平太の的確な捜索によって、幼なじみの仇を取るが、彼自身の葛藤をじっくり描写しているラストが良い.やや難解な語彙が出てくるが面白く読めた.

  • 伊賀同心の傍らサツキ栽培で生計を立てる老武士 山岡晋平。幼なじみが次々と不慮の死を遂げ、剣の腕に覚えのある晋平がその真相を探るべく動き出すと。軽輩ながらもっぱらサツキ栽培で名人と言われる晋平の枯れた魅力が良い。サツキ栽培の生かし方もまずまず。設定やキャラなども目の付け所は良いと思うし、展開や顛末もまあまあ楽しめる。ただ、前作でもそうだったがキャラたちの考え方や動きが短絡的というか納得しかねる所があるのが惜しい。心情などもっと丁寧に語った方がスムーズな話運びになると思う。征士郎の件も唐突感がある。

  • 先祖が伊賀出身の流れをくみ、サツキを育てる生業としてた幼友達4人の老武士が伊賀者としての因縁に巻き込まれて行く姿を描く。人の深層心理を考えさせる一冊だがちと難しい内容で最後は斜め読みして完読する。

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流水浮木: 最後の太刀の作品紹介

老いてなお、命を懸けねばならぬ時がある。侍の誇りを刻む本格時代小説誕生。幼馴染が殺された。伊賀を知らぬ伊賀者だった。大金を手に死んだ友に何があったのか。探るほどに見えてくる裏の隠密御用、伊賀衆再興の企て、危険な火縄の匂い。そしてまた一人旧友が斬殺された。サツキ栽培で活計を立てながらも、一刀流「浮き木」の極意を身に秘めた老練の武士が、友の無念をはらすべく、江戸の闇に鯉口を切る!

流水浮木: 最後の太刀はこんな本です

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