七つの怖い扉

  • 73人登録
  • 2.91評価
    • (1)
    • (5)
    • (29)
    • (5)
    • (3)
  • 13レビュー
  • 新潮社 (1998年10月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103343196

七つの怖い扉の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • ホラー短編アンソロジー。阿刀田高さんの『迷路』と、宮部みゆきさんの『布団部屋』が良かった。どちらも愛情がかかわってるからかも。

  • 怖くもなくそんなに面白くもなく。。。よくあるような話。鈴木光司はリングの番外編のようで面白かった。

  • ホラー的な短編集。さくさく読めるし、じんわり怖い話とかあって面白かった。阿刀田高さんのはどっかで読んだから既読。鈴木光司さんのはリング関係かな?一番ラストの小池真理子さんの『康平の背中』が一番好き☆

  • (収録作品)康平の背中(小池真理子)/安義橋の鬼・人を喰らう語(夢枕獏)/空に浮かぶ棺(鈴木光司)/夕がすみ(乃南アサ)/母の死んだ家(高橋克彦)/布団部屋(宮部みゆき)/迷路(阿刀田高)

  • 《迷路》  阿刀田 高

    少し知恵遅れの昌二は雪の降った日、家の井戸に雪でフタをして落とし穴差遊びのつもりで近所の小さな女の子を落として殺してしまった。
    しかし、死体がいつの間にかなくなってしまった。苛性ソーダの中に入れたカエルのように溶けてしまったのか、地下水の流れに乗ってどこかへ行ってしまったのだと昌二は思った。
    大人になった昌二に京子という性悪女がまとわりつく。京子は昌二の父が残した年金目当てなのだ。
    ちょっとした行き違いから昌二は京子を殺してしまった。そして井戸に投げ込み、しばらくすると、小さな女の子がそうだったように京子の死体もなくなってしまった。
    また何年かが過ぎ、母が脳卒中で倒れ、介護が必要となってしまう。介護しきれない昌二は母親を井戸に投げ込む。しかし、今度はいつまでも死体がなくなることはなかった。始末する人がいなくなってしまったからだ。

    《布団部屋》 宮部みゆき

    深川の酒屋『兼子屋』は105年の間に主人が7代も変わっている。
    初代がある男を殺し、屋敷の中に埋めた。それが祟って主人は早死にするという。
    しかし、祟りを起こす物の怪が永らえるためには、人の魂が必要だったため、奉公人が次々と魂を抜かれていた。魂を抜かれた奉公人は怠けることもなく働くし、病気や怪我をすることもない。
    そんな『兼子屋』にあって、おさとという女中だけは湯屋の帰りに突然鼻血を出し、頓死してしまう。
    おさとだけは、残してた家族や妹を思う気持が強く、魂を抜かれることがなかったのだ。
    おさと頓死の後、おさとの妹が『兼子屋』に奉公にあがったが、おさとの霊魂が妹を守り抜いた。

    《母の死んだ家》  高橋 克彦

    編集者の山崎と作家である私は、山中に迷い込み、車を捨て徒歩で歩き回るうち、母が自殺を図った祖父の所有していた別荘へと迷い込んでしまう。
    その別荘で母が自殺した時の真実を母の亡霊が私に乗り移つり教えてくれた。母は父と父の愛人を手にかけた後自殺したのであった。
    我に返ると山崎の絞殺体が横たわっていた。山崎は私の妻と外で会っていたことを私は知っていたのだ。

    《夕がすみ》  乃南 アサ

    8歳の従妹のかすみ、彼女は妹を亡くし、すぐに両親も亡くし、私の家に引き取られてきた。
    彼女は愛らしく家族の中心となった。しかし、兄だけはかすみに冷たかった、ある日、私は「お兄ちゃんなんて、さっさと家から出て行けばいいのに」とかすみに言った。その数日後、兄はバイク事故で亡くなってしまった。
    一周忌も間近に迫った時、かすみが私に打ち明けた。
    「強く思うと、そのとおりになる。」かすみの妹も両親も、そして私のお兄ちゃんも・・・

    《空に浮かぶ棺》 鈴木 光司

    《安義橋の鬼、人を噉らふ語》  夢枕 獏

    《康平の背中》 小池 真理子

  • 表紙からして怖っ。
    実は怖がりなのに、私なんでこれを借りちゃったんでしょうか。
    乃南アサが読みたいからです!でもこの本の「夕がすみ」はいまいちでした。なんかよくあるお話。
    怖かったのは、迷路/阿刀田高、母の死んだ家/高橋克彦、の2編だけで、あとは・・・微妙だったな〜。
    特に空に浮かぶ棺/鈴木光司、康平の背中/小池真理子、この2編は意味すらわからなかったし。
    そうそうたる面々なのに、これは拍子抜け。

  • こういうオムニバスは、ひと口づつ作家を味見できるという意味では面白いんだけどさ。みんな、やっつけ仕事だからな。面白いネタはこんなとこで披露しませんて、普通w。まあそれなりです。

  • こわい

  • “夢枕獏”の作品が読みたくて手にとった本。
    たまにはこういった趣向のものも楽しめる☆

    『布団部屋』が一番怖くて、『母の死んだ家』が一番頭を使って、『空に浮かぶ棺』が一番イメージしにくかった。


    しかし、人間の恐ろしさは『迷路』で描かれているのかも。

    子どもの尻拭いをする親。
    というか、息子をかばう母親・という構図は、今の世の中でも(でこそ)あり得る姿で、その分、リアルだった。

  • 阿刀田高、小池真理子、鈴木光司、高橋克彦、乃南アサ、宮部みゆき、夢枕獏による短編集。
    「リング」の番外編もあり。

全13件中 1 - 10件を表示

阿刀田高の作品

七つの怖い扉を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

七つの怖い扉を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

七つの怖い扉の文庫

ツイートする