ブラックライダー

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著者 : 東山彰良
  • 新潮社 (2013年9月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (604ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103346517

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ブラックライダーの感想・レビュー・書評

  • やっと終わった。読み終えた後の素直な感想。
    ある書評家が今年の最高傑作と評価していたので、早速読んでみたのだけれど。

    現在の地球の歴史が、一旦リセットされた後のアメリカ大陸。
    現在の文明は滅び、人は牛と人間を交配させた二本足で歩く牛を喰らう。
    登場するのは、荒くれ者のカウボーイ、保安官、インディオ、酒場、荒野、そして人間を襲う...
    とにかく最初から色々な名前が登場しては、殺され、喰われる。
    1/3過ぎた辺りから、話はどんどん展開していくが、相変わらず登場人物は殺され喰われる。
    面白い方には、面白いのだと思います。
    私には、よくわかりませんでした。

  • 東山彰良さんの文章も、SF+ウェスタンみたいな空気も大好物!

    でもね~ ほんとはね~
    「読み終わった」にしたけど、10ページほどしか読まずにリタイア。(涙
    頁の周りの、ね
    『黒』がものっっっっっっっすごく不快。
    近眼乱視老眼ドライアイの4重苦の身では、とにかく読みづらいし
    メンタルが引き摺られて
    本を閉じてリアルに戻っても鬱々から戻ってこれんくて
    どうにもこうにも耐えきれんかったんだよぅ。
    こんな『黒』抜きの、フツーの頁で文庫化されたら
    きっと楽しんで読めると思うんだ。
    その日を楽しみに待つべし。

    ぐすん。

  • 壮大な世界観といい文体といい最高だった。詳細は省かれているが、どうやら核戦争から気候変動が起き一度は文明が崩壊したらしいアメリカ中西部からメキシコが舞台。崩壊直後には大量に人が死に、食料の欠乏から人肉食まで行われるようになった大混乱から、少し時間がたち秩序ができつつあるという時代設定らしい。食力不足を補うために牛と人間の遺伝子を掛け合わせた「牛」まで作り出し、その「牛」と人間が交うほどの狂った世界だ。私たちの倫理観を皮肉るかのように、男たちは生きるために殺人、盗み、果ては強姦しまくる。この弱肉強食の世界では命はとても軽く扱われるのに、捜査官のバードや強盗団のレイン兄弟たちは、家族の絆に執着する。善悪の判断を超えて人間の業みたいなものを感じた。「人肉を食べる時に感謝するのは当たり前だが、自分が食べられる時にも感謝しなければならない」という言葉が印象的だ。あらゆる生物は他者に生かしてもらい自らも他者を生かす存在であり、それは人でも牛でも虫でも変わらないということなのか。しばらく読後の余韻から抜け出せそうにない気がする。

  • 前日譚の「罪の終わり」を先に読んだけど、百年後のこちらの方がより寓話じみてフリーキー。マルコの聖性はナサニエルのそれより無垢で泥臭く不気味。

  • おおお。最初の70頁くらいを頑張って読んだら後は面白くて止まらなかった。
    聖書や神話などをベースに、聖と俗という世界の図式をエンターテイメントで描いた傑作だと思った。

    人間の愛と、この世にあふれているもっと大きななにかとはぜんぜん別物、という言葉に貫かれた気がした。
    人間は愛によって動かされ、それによって発展もし、幸せや悲しみを感じ、暴力や破壊も生じてしまう。
    愛よりももっと大きな宇宙の仕組みの中に、そのような愛が不可欠な人間が生まれた事にも摂理があるんだろうと思う。

    長い物語を読み終える頃には、すっかり登場人物たちに愛着がわいてしまった。

  • こんなに気品のない言葉が出てくる本は初めて読んだ。罵詈雑言の教科書ですか?ってくらい!そして登場人物も多すぎでしかも覚えにくい名前で、アメリカ西部とかメキシコとかキリスト教の文化も馴染みがなさすぎて、読みにくいことこのうえなかった。
    でも読むのをやめられなかった。
    なんだこれは。
    レイン兄弟がイケメンすぎた。
    クロウ・フィッシュが列聖できた理由がいまいち分からない…
    バード・ケイジは最後まで好きになれなかった。かっこいいような気もするけど気持ち悪いおじさん感…
    深いようで浅い?浅いようで深い?
    長い物語だった。

  • 完敗である…
    「流」が面白かったんで手にした本作、その黒枠の不気味なレイアウトにびっしりと詰まった小さめの文字×600頁に嫌な予感がしたのだが読み初めてすぐにそれは現実のものに。
    ウェスタンハードボイルドにディストピア小説を掛け合わせた凝った作り込みにすぐに引き込まれるのだが1/3辺りで飽きが来て挫折しそうになる、それでも負けてならじと意地で読み進めるが以降は作者との根比べで久し振りに辛い読書体験。
    良く出来ていると思うし間違いなく面白いと思う、しかしその圧倒的な情報量をこなして行くには読み手にもかなりのキャパが必要。
    入院した友達のお見舞いにおすすめです

  • どれだけ人が殺されるのかと…。大災害で生き残った人々がサバイバルする物語。正確にはサバイバルというよりは、異形の生物(蟲)が人間を死に至らしめる恐怖と、人間が食べられる恐怖と、牛と人間の合の子ような知的生命体への怖れなど、さまざまな恐怖というか未知なるものとの戦いなどが描かれる。北斗の拳やマッドマックスのような世紀末を描いているよう。少し長いが見事なフィクションである。あまりにもたくさんの人々が簡単にかつ残酷に殺されていくが、途中から残虐シーンに慣れてしまった。本当は慣れちゃいけないんだろうけど。本作品の前日譚となる「罪の終わり」が出ているので、いつか読んでみようと思う。

  • このミス2014 第3位

  • 2015.11.21

    文章が難しいのと、登場人物の名前が覚えにくいのと、装丁の黒枠が気になる、の三重苦で積読行きでございます…。

  • 舞台設定とかはとても魅力的で面白かったんですけどね。人が人を食らいその後に新たな「牛」という種を生み出して・・・という世界観に惹きつけられたんですが、後半になってくるにつれ、息切れというか失速気味なような。最終章に至ってはその世界観はあまり生かし切れていなかったようにも思えました。別にここだけ見れば現代劇であってもそんなに違和感なかったんじゃないのかな、と。

  •  6.16と呼ばれる何らかの災厄で、大打撃を受けたあとのアメリカとメキシコが舞台。
     無法地帯と化した世界で、残された人類がぎりぎりの秩序を維持している様は、マッドマックスや北斗の拳などでおなじみで目新しさはない。享楽的で刹那的なラテン系の登場人物たちが最初に追うのは、40頭の馬を盗んだ強盗団だが、致死率の高い寄生虫の蔓延と、牛と人の交配種による救世主の出現から、物語は大きな転換を見せていく。

     最初は、翻訳ものかと思うほど日本人ばなれしたストーリー展開と西部劇のようなテンポで、全体像をつかむのに時間がかかるが、マルコの章から背景が明らかになり、徐々に引き込まれていく。もっと壮大なテーマに広がるかと思いきや、ラストは思ったよりもこじんまりと美しい終わり方だった。

  • 近未来ウエスタン。好き嫌いが分かれるのかな。邪宗門。

  • 世界観に入り込めず。「ダーク・タワー」あたりが好きでたまらない人には良いのかもしれない。評価対象外。

  • いろんなキャラクターが出てきて、会話でストーリーが進む場面とかもあって、最初は混乱したけど、なかなかおもしろかった。”牛”に関してあまりイメージできんかったな。なんかやるせない話やけど、そこそこの希望もあって。日本人が書いた話とは思えんなぁ。

  • 舞台設定を説明して、登場人物を紹介するだけで、いつものレビューの10倍ぐらいの長さになりそうなボリュームの小説。
    いろんな人や、人じゃないものが出てくるが、その出自や目的が大体自分勝手である。自分勝手ではあるが、社会(いまの言葉でいう社会と、なにか少し違うが)に影響している。愛だと思ったり、愛が勘違いだと思ったり。本は厚いし、縁は黒いし、人は死ぬし食べられるし血は出るし○◯だし…ということで、万人におすすめしませんが、不気味盛りだくさんの世界とそこに淡々と生きる人たちの描写はなかなかよかったです。

  • う~ん…読むのにやたら時間がかかった… 

    改行が少ない、翻訳物風の文体、登場人物が多い、登場人物の名前がやたら覚えにくい(かといってジョークの名前もなじめず)、地理や地名が覚えられない、話の途中でしばしば登場人物の過去エピソードや作り話が入る…この構成と演出が読みにくいんだなあ…
    せめて登場人物一覧と地図があれば。
    多少ロマンチックな表現のあるエピローグでさえ、また新しい登場人物が出てきて思わず系譜を書いてしまったww

    カオスが日常の世界観において、登場人物の行動や心情には共感はしにくいが、それはそれでこういう世界観は好き。
    ジョアンパートは良かった。後半にもう1回くらい出してほしかったなあ… 

    ひとつわからなかったのは、エル・プエブリートで唯一墓に埋葬された遺体のDNAが母親のマリアでなく、イジー・レインと一致したというは、どういうことなんだ。親子だから似てるとしても完全一致はないでしょ。わからん。

  • ゾワゾワする所あったけど全体的には

  • 一度滅びかけた世界の話
    舞台がメキシコ、アメリカ南部なんだけど覚えにくい名前がどんどん出てきていやになっていく(;´∀`)2部はおもろかったけど結末がうやむやで微妙です

  • 今年のこのミス3位なので読んだ。しかしながら全くミステリーではない。第3次世界大戦?後、いったん文明社会がなくなった(NYにはある?)のアメリカが舞台。読みごたえはあったが、最後はもう少しはっきりした終わり方がよかったかな。

  • 怒涛の物語。大勢の登場人物。後の方で収束していく。みんな死んでいく。
    読み返すとなるほど、と思えるだろうが、読み返すことがあるかな。

  • セッション22で紹介されていたので読んでみた。確かにおもしろいが、人名が分かりにくく、話しも説明に乏しく僕みたいなシロウトにはよみずらいなと…

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ブラックライダーの作品紹介

小説の持つ力を信じるすべての人へ。これを読まずして、何を読む? 「世界」で闘える暗黒大活劇、ここに開幕。ようこそ。ここは、地球の歴史が一度終わったあとに始まった、新しい世界。人を食糧とする者と許さない者。カウボーイと保安官。人と牛の子。蔓延する蟲。異形の王。慈悲による虐殺。大討伐軍。突き抜けた絶望の先に咲く、希望の花――。覚醒した才能が、全力を注ぎ込み創り上げた、前人未到の領域を堪能すべし。考えるな、感じろ!

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