- Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103346524
作品紹介・あらすじ
読書の興奮を希求する紳士淑女の皆様へ。心配ご無用。東山彰良は裏切らない! 小惑星衝突後の世界。恐怖や暴力が蔓延し、他人を信じることも難しい。罪だけ増え続けていた。そこに彼は降り立つ。価値観を破壊し、悩める者を救済する。数々の奇跡、圧倒的な力。誰もが知りたがった。後世、神とよばれた男の人生は、どんなものだったのか――。『流』から一年。進化し続ける著者が放つ、世界レベルの最新長編。
感想・レビュー・書評
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『ブラックライダー』に引き続き再読。途轍もない傑作。2173年の救世主伝説。自分が六・一六後の世界に生きており、ナサニエル・ヘイレンという実在の人物に関するノンフィクションの翻訳を読み、福音に自分の罪を許されているような気になった。なぜ日本人(台湾生まれの)にこのような物語が書けるのだろう。それ自体も奇跡であるように思える。僕はこれからもこの二書を読み返すのだろう。
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2022/4/30
ナサニエル・ヘイレン。 -
文学
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『ブラックライダー』と
この『罪の終わり』の2冊しか
読んでいないけれど
東山彰良氏が描かれる作品は
どうも私の心に引っかかり
この方の書かれる物語は
好きなんだと認識。
『ブラックライダー』の前日談としての
『罪の終わり』も宗教的な部分があるけれど
これは、舞台をアメリカにしているからで
日本に置き換えても語られるべきことは
同じ罪の重さであり、人間の卑しさ悲哀弱さ。
デストピア小説・ポストアポカリプスでもある
同じような背景の名作『ザ・ロード』に
匹敵すると思う。久々に泣ける作品を読んだ。 -
☆4つなのは、自分に知識や読解力が不足しているから。作者のせいではありません。
台風の被害が予想される中読んだので、もう世の中は滅びつつある気がしてならない。 -
前の本のレビューには、邪宗門とかいてあった。
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ブラックライダー同様、こちらも評価が別れそうな作品。私としてはこちらの方が受け入れやすく読みやすかった。ウディや犬(カール)の設定がありきたりところと、ネイサン(語り手)の口調は気に入らないけれど、景色感はわりとすき。