ポエムに万歳!

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著者 : 小田嶋隆
  • 新潮社 (2013年12月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103349518

ポエムに万歳!の感想・レビュー・書評

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  • マンションや車の広告、J-POPの歌詞などで、いま「ポエム」と呼ばれるものが増殖している。
    小田嶋流に定義づけるならば、それは「書き手が、詩であれ、散文であれ、日記であれ、手紙であれ、とにかく何かを書こうとして、その『何か』になりきれなかったところのもの」となる。
    「人は、『言葉』だけを受け止めているのではない。その言葉を発している人間の境涯や、歌っている歌手の全人格を含み置いた上で言葉を聞いている」……確かにその通りである。

    それにしても、いま言われているポエムの原点が、中田英寿氏の引退メッセージであったとは。検索してあらためて読んでみて、「ああ……」と苦笑してしまった。もちろん当時、あれを読んで感じ入っていた自分に対しても、である。

  • 小田嶋さん。
    最近ヤキがまわったと思う。

    最も好きな物書きだったのだが。ヤキがまわった。

    この本は過去に発表した文章をまとめたものだが、初期のものは、古館氏のしゃべりや中田氏の引退時のポエムへの違和感を切り取っていて痛快ではあった。

    しかし。
    段々「昔はよかった」的な言説が増えてきており、また、それに自分も気づき、「年を取ったせいか」などと言い訳までしてみせている。

    最近の小田嶋さんのTwitterもそうだが、現体制に対する批判のような、「左派」のやる十八番芸の片棒を担いでいる姿には無残なものしか感じられない。

    ま、この感想からして「昔はよかった」というのがさえないところだけど。

    復活を心より願う。

  • 途中でポエムの話じゃなくなって、個人的ないらつきがただ書かれている本だった。

  • 昔好きだったコラムニストなのでちょっと期待していたのですが、そういえば小田島、すっかりくだらない人に成り下がっていたのでした。
    ポエムの章は面白かったんですが他はクソみたいな文章の垂れ流しでしたね。

  • 興味があってとても読みたくて買ったのに、読んでみるとそんなにおもしろいと思えなかった

  • 現実を直視したくない人たち同士を埋める言葉というのは、ポエムしかないわけです。逆に、それは直視しないという約束で成り立つんです。ポエムにするときに、英語を使ったり、片仮名でまとめたりすると、許されるという傾向もあります。意味のわからなさがいいんでしょう。

    文章読本に、日本は新聞記事の見出しからして感傷が入っているとの指摘がありましたが、達人じゃない普通人が、それだけ多くの文章を公開できている、ある意味平和なのかもです。

  • 良くも悪くもコラムのまとめ。
    共感はできるんだけど理論立ってるかどうかというと…でも日頃感じていても言語化しにくい事柄をうまく切り取っていると思う。

    中田英寿、古舘伊知郎、あいだみつお、尾崎豊。キムタクとマッキー。古典教養の共有継承。ポエムマインドのコントロール。
    麻生哲朗との対談が良かった

  • SNSを眺めてて頻繁に目にするポエムとか、路上でポエム色紙を売ってるのとか、ズッ友文房具シリーズとかを、
    自分の周囲ではわりと批判する人がおらず、それどころかそういうのを大好きな人がいて、
    そういうポエムを好きな人の方が善良な市民に見えて、
    しかもウッカリすると自分もポエム的な言葉を放ちそうになったりして、モヤモヤすることがしばしばあった。

    そんなモヤモヤを的確な文章で憂慮していて、読んでスッキリした。

    表題のコラム以外にも、長野五輪閉会式の黒歴史とか、養殖されたニュースとか、「やっぱりこれってスルーすべきじゃないことだよね?批判して然るべきだよね!?」と納得することが多々あった。

    著者が自分より大分年上なのは意外。

  • ポエムと詩は違うのね。カタカナ使用の恥ずかしい散文はポエム。ニュースがポエム化と言うのは頷けた、

  • 世の中に溢れている言葉を、ポエムをキーワードに据え、クールなコラムニストの視点で分析。なるほどー、と考えさせられる一冊です。

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自分自分自分……自分語り大好き! 日本は〝鳥肌もの〞ポエムであふれてる。北朝鮮ばりのニュース朗読に説教くさ~い五輪招致コピー、野放図な自分語りはもはや私生活ストリップ……現実を直視したくない人たちの間で、意味より雰囲気重視で成り立つポエム・ワールド。個性って素敵だよね。でも演出過剰、感情過多は、邪魔くさいよね。名物コラムニストが斬る、社会の隙間の埋め草、ポエムとは?

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