藻谷浩介対話集 しなやかな日本列島のつくりかた

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著者 : 藻谷浩介
  • 新潮社 (2014年3月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103353713

藻谷浩介対話集 しなやかな日本列島のつくりかたの感想・レビュー・書評

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  • 筆者との対談集。
    商店街は百貨店に対抗してできた。百貨店が先。
    効率を考えると日本は東の端でなくなれば良い何ということになる。
    効率が悪くても残っているのには理由がある。
    東日本大震災で日本人の幸福度は上がったが、ハリケーンのあとのアメリカ人の幸福度は下がった。

  • <目次>
    第1章  「商店街」は起業家精神を取り戻せるか~新雅史
    第2章  「限界集落」と効率化の罠~山下祐介
    第3章  「観光地」は脱・B級志向で強くなる~山田桂一郎
    第4章  「農業」再生の鍵は技能にあり~神門善久
    第5章  「医療」は激増する高齢者に対応できるか~村上智彦
    第6章  「赤字鉄道」はなぜ廃止してはいけないか~宇都宮浄人
    第7章  「ユーカリが丘」の奇跡~嶋田哲夫

    <内容>
    『デフレの正体』『里山資本主義』を書いた藻谷浩介さんの2013年の対談集(「新潮45」)。7人のその道の泰斗とその専門分野で高度成長を終えた日本の将来について忌憚なく語る。問題点がえぐり出されているが、共通しているのは高度成長期に成功を味わった人々(政治家や地域のドンなど)が、その味が忘れられず、本当に日本の将来(地域の将来)に危機感を感じている若者の足を引っ張る姿(医療に関しては、普通の高齢者そのものが足を引っ張る)。日本人は何も気が付いていないが、最高の社会を築き、動かしてきていて、無理矢理新しい(復古的な)政策や対策を打たなくても、世界最高水準のレベルなのだ。それは本当に先進している。例えば高齢者政策は、医療でも福祉でも保険でもどの国も達していない高齢者社会なのに、平均的には破綻していない(問題点は多々あるにしても)。それを後進国(例えばアメリカ)のマネをしたりして、今後の日本をわざわざ破綻の方向へと導きつつある。政治家や経済界の既得者特権や事なかれ主義の役人たちがそれを助長する。
    われわれがすべきは「新しい社会」を築くこと。それが人口減で苦しむであろう若者たちに明るい未来を渡すことだと思うが…。

  • 夕張市に関して、全く知りませんでした。世の中というより、日本は未熟な国です。

  • 足元の一歩一歩を大切に生きている人たち。
    特に商店街、限界集落などきになるキーワードに触れ、元気ももらえる。

  • 人口減少、少子高齢化、過疎化、地域の劣化・無個性化、商店街や集落の存廃の危機、医療や鉄道の崩壊、眼前の利益や経済成長を追い求めるグローバル競争社会。
    これからの社会に立つ将来世代にとってはお先真っ暗になりそうなことばかりだが、

    事態を正しく認識し、真の原因にメスを入れて取り除く。
    また、次代を担う子どもたちが地域社会で幸福に過ごせるためには、どうなってればよいかのゴールを明らかにし、それに向かって、地域住民で一体となって、足元のことから一歩ずつ、地道に具体的に進んでいくこと。

    こうすることで、それらの危機的状況はひとつずつ打開できるという希望が湧いた。

  • 日本の地方の問題点が興味深く読める。達人たちの発言が深い。

  • 専門の分野とそうでない分野とあって、大変勉強になった。特に農業。最近若者が農業に従事する機会が増えてるが、地元住民と衝突したりなど続かないケースが多いってこと。農業は太陽などの自然エネルギーをいかに効率良く食物にするかが重要な事とか、あんまり知らなかったので、いかに自分が無知であるかをよくよく知らされた。今の日本は閉塞感が漂っていて、まだ始める前からもうダメだと自分達で思い込んで、自滅してしまうケースが多いけど、まだ日本は捨てたもんじゃない、これからが勝負なんだと思って物事に取り組む事が重要らしい。私は医療分野に携わっているので、まずは自分の分野から。

  • 「類は友を呼ぶ」というか、敬愛する藻谷浩介さんがそういう人たちと対話した本。
    とても興味深く読んだ。

  • 藻谷さんと専門家との対談集。学ではなく実に即しており、面白い。メモ。(1)ヨーロッパの観光統計は全て延べ宿泊数が基本(2)ともかく安い値段で提供するのが商売だと思っている。人口が増えた時代に量で稼いだ記憶が客が減る時代にどうしても抜けない。これが昨今のデフレの真因。
    (3)お客様の側から見て求められるのは三つのだけ、今だけ、ここだけ、あなただけと提示されたものだけです。
    (4)技能を失い、自然エネルギーを有効に使えない農業生産をいくらしても、社会の利益には逆行する。
    (5)新規就農者支援に適する人。動植物の声が聞ける、科学的思考、挨拶が出来る

    (6)日本農業は生産量という嵩に拘るのは止めて、農産物の質を高める事に傾注するべき。日本の強みは技能集約型農業。
    (7)金銭には換算されない、しかし本当に大事な物を切り落とした実例は少子化。
    (8)日本全体が大企業病化している。皆が中間管理職的で新たな提案に対してネガティブチェックだけが得意な人だけが増えている。
    (9)これからの街に必要なのは電車、病院、福祉サービス。代表例は大岡山。

  • 様々な分野で現地で動いてる人の声が読めて、非常に有益だった。ただ、対談の中での藻谷さんの発言の割合が高かった気が。もう少し、対談者の発言を読みたかったかも。

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藻谷浩介対話集 しなやかな日本列島のつくりかたの作品紹介

『里山資本主義』に続く《目からウロコ》本! 農業、医療、商店街、限界集落、観光、鉄道、まちづくり……地元から奇跡が始まっている! 地域再生の現場を知り尽くす著者を驚かせた7つの意外な“現場の智恵”とは?  「ゆるキャラ」「B級グルメ」路線とは正反対の発想法で、地元の誇りを大切にしながら、より永続的にコミュニティーの活力を生み出す「地元の経営学」。

藻谷浩介対話集 しなやかな日本列島のつくりかたはこんな本です

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