本屋さんのダイアナ

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著者 : 柚木麻子
  • 新潮社 (2014年4月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103355311

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本屋さんのダイアナの感想・レビュー・書評

  • 女の子二人の友情に、本が絡んで‥
    すごく面白かった!

    矢島ダイアナは、大穴と書いてダイアナと読むという自分の名前が大嫌い。
    キャバクラに勤める母ティアラ(本名・有香子)は世界一ラッキーな名前という意味で父と相談してつけたというのだが。
    その父はおらず、誰かも教えてもらえない。

    小学3年のときに神崎彩子と出会い、仲良くなります。
    真っ黒な髪の優等生の彩子は、前から本好きで有名なダイアナを知っていたという。
    母は優雅な料理教室をやっていて、家も服装もシック。
    上質なものを長く使う、本物がわかる女性になってほしいと彩子に言います。

    ダイアナは彩子の母親の知的で家庭的な様子や、家の落ち着いた雰囲気に憧れますが、彩子のほうは逆。
    キラキラしたものがいっぱいな可愛い家で、ジャンクフードの美味しさや、一緒にゲームをしてくれる金髪の母ティアラに憧れるのがおかしい。

    ダイアナとは、赤毛のアンの親友の名前だという彩子。
    それに、「秘密の森のダイアナ」という日本人作家の本も愛読書でした。
    可愛らしい友情に、思わぬことからひびが入ります。

    私立の中高一貫女子校・山の上女学園に彩子は進み、みんなの憧れの生徒となります。
    狭い世界で守られている自分の臆病さを気にしていました。
    共学の大学に進んだとき、イベントサークルに誘われ‥?
    親の躾けや育ちのよさでは守れない危機が‥!

    ダイアナのほうは、山の上女学園には進めない。
    いじめを跳ね除けながら孤独がちに成長しますが、幼馴染の武田君という味方はいました。
    高校卒業後は本屋の店員を目指します。
    ネットでの書き込みや本の紹介から、いつしか再び知らないうちに近づいていく二人。
    自分の父が誰なのか知りたいと思うダイアナの混乱は‥

    事件もあり、思わぬ距離も出来つつ、互いに自分にない良い面をちゃんと見て感じ取っている二人。
    他の登場人物も個性がハッキリしていて、それぞれ欠点はあるけど根は善良。
    面白おかしく描き出される軽快なテンポがいいですね。
    どうにも出来ないこともあるけれど、皆が互いに気にかけている様子に、心温まります。

  • とっても良かった。親友同士だったダイアナと彩子。
    ちょっとした誤解で彩子に絶交を言い渡され、ずっと会わないまま。
    中学・高校といろんな経験をしながら、たまに相手の事を思い出しながら、2人は成長していく。
    キーワードとなる「秘密の森のダイアナ」。
    彩子の両親、ダイアナの母ティアラ。
    登場人物が凄く良くって、読みながらとても大切な事を学ばせてもらった気がする。
    とても素敵な本でした。

  • ダイアナ、しかもそれが漢字の“大穴”なんて名前をつけられたら、どんな気持ちになるだろう。
    僕なら、とても学校に行けない。
    小学校の一学期から、もう登校拒否だ。

    競馬好きの父親がラッキーな娘になるようにとつけられた名前。
    人前で呼ばれるたび、恥ずかしさが募る。
    それでも、めげずにダイアナは強く生きる。
    そんなダイアナを何故か眩しく見つめる彩子。
    お金持ちで何の不自由もなく育った彼女なのに、箱入り娘の状態が不満で、正反対の環境のダイアナに秘かに憧れていたのだ。
    二人の交流は順調に続くが、小学校卒業前の出来事をきっかけに喧嘩をし、ダイアナは公立に、彩子は私立の名門お嬢様中学に進学し離れ離れになることもあって、二人は10年以上も会わないようになる。
    その後ダイアナは、キャバ嬢をしながら育ててくれた母親ティアラの少女時代の秘密を知ることになる。

    二人の少女が全く違った環境でそれぞれ葛藤し、紆余曲折の道を歩みながら成長していく姿が心に響く。
    特に、ダイアナの奔放で、かと思えば堅実で、ひた向きな姿に感動を覚える。

    彩子のほうは、大学生になると。10年ほど前に社会事件にもなった大学サークル「スーフリ」を思い起こさせる出来事に遭遇して悩む。

    二人の成長の対比の仕方やエピソードが絶妙で、どんどん話に引き込まれていく。
    所々に張られた伏線が後半に回収されていく様も見事で、読んでいて爽快感がある。
    最近の柚木さん、作品の構成やキャラ立てが一段と上手くなり、やはり一皮も二皮もむけた。
    直木賞も遠くないだろう。

    実に面白い小説でまさに一気読みでした。
    次作にも期待だ。

  • 柚木作品はお初でしたが久しぶりに先へ先へと…勢いのある読書ができました。

    キャバクラ勤めのシングルマザーを母親に持ち、しかも名前は「大穴」と書いてダイアナと読ませる金髪少女ダイアナと、大手出版社の編集者の父と料理教室を開く母を持ち、洗練されたものに囲まれて育った裕福な美少女彩子。育った環境や性格の全く異なる二人の女の子の小学生時代から20代前半までの友情の変遷がそれぞれの視点から描かれています。
    『秘密の森のダイアナ』という一冊の本がキーであり、フレーズが随所に取り上げられているのですが、本の中のヒロインはダイアナや彩子のその時々の姿に通じているような。。それ以上にダイアナとティアラの母娘の関係が面白く、途中から父探しも密かに進むダイアナとティアラの隠された過去が明るみになるにつれ、彼女の魅力が増し、本を愛し夢を抱くダイアナ共々、いつしか本気で二人を応援していました♪

    現代版『赤毛のアン』?とも言われる本書、年令問わず楽しめると思います。
    置かれた環境や境遇を受け入れ、呪縛を解くの自分自身。
    二人の少女の成長物語と一言で片付けるには勿体無い面白さでしたよ!

  • 『この本すごく好きだなぁ~。』と思いながら読んだ。
    ダイアナと彩子、二人が成長するにつれ変化していく心理描写がうまい。また、二人を取り巻く環境(家族や学校など)についても丁寧に描かれていて、読んでいる私も気持ちがほっこりあたたかくなった。
    「秘密の森のダイアナ」が架空の小説なのが残念だけど、「アンの愛情」など、この本に出てきた作品をいつか読んでみたい。

    柚木さんを読むのは「ランチのアッコちゃん」に次いで2作目。
    共にさらっと読みやすく、でも心に残る。読後感グッド!
    気になる作家さんの一人になる予感(*^_^*)

  • 2人の少女が大人になるために通り抜けなければならなかった道の険しさ、払った代償の大きさ、を思い胸が痛む。
    自分をまるごと受け入れ、そして肯定する事。多分、誰もが(意識していなかったとしても)どこかでそれを超えて生きているのだろうね。
    自分にかけられている呪いに気付かず、それを解くこともせずに生きているヒトは幸せなのかどうなのか。
    女の子が何かを乗り越える力を、本と本屋が与えらえたら、それが一番うれしい。

  • 大きな穴と書いてダイアナ…その名前のせいで思うように生きられないと思っている少女と、何もかも与えられた理想の友人のお話。どの世代が読んでも、呪いをといて自分を解き放つ勇気が持てる、そんな気がする。
    ちょっと彩子は苦手だったなぁ。浅はかと言うか、意外と精神的にバカな子なんだとがっかりした。

  • 思っていたよりずっとずっとおもしろかった。

    本が好きで、自分にはないものに憧れを抱く二人の少女。
    強く明るく前向きにドラマチックな人生を生きる主人公ではなく、その陰に隠れがちな親友役をヒロインにした、少女から大人の女性への成長記的なお話でもあります。
    両極端だからこそ惹かれあい、と同時に嫉妬してしまう。
    複雑な心の振れ幅を両方の目線から描いた等身大の女の子たちがかわいくも切ない。
    とは言いつつも、ダイアナ(大穴)も彩子もめちゃくちゃ物語のヒロインタイプですけどね。

    ティアラはいいよね。かっこいい。
    どの子ももっと自分を大切に愛してあげてとは思う。

    「秘密の森のダイアナ」を読んでみたい。

  • 描かれている「少女」がとても魅力的
    描かれてている「物語」たちのチョイスがまた良い
    描かれている「友情」が無理なく迫ってくる
    描かれている「大人」たちが格好いい

    等身大の主人公たちに「自分」を投影して
    わくわくしながら読んでいる人たちの声が
    いっぱい 届いてきそうです

    また 素敵な作者と巡り逢えました
    私にとって柚木麻子作品、第一作目です。

  • 世界一ラッキーな女の子になれるようにと名付けられた名前が「大穴(ダイアナ)」。父親は彼女が生まれてすぐ出て行き、母親はキャバクラ勤めの派手な女。おまけにダイアナに自分の事を「ティアラ」なんて呼ばせている。
    それとは対照的に、優しい父親と母親に大事に育てられたお嬢様育ちの彩子。
    自分にはないものにお互い強く惹かれあい、唯一無二の親友になる。
    ふたりの小学校3年生から22歳くらいまでの成長が描かれています。

    自分につけられたDQNネームに強い引け目を感じて、人とのコミュニケーションがうまくいかないダイアナ。ぐれる要素満載な家庭環境にも関わらず、強く生きている姿がキラキラしていてとても引き込まれました。

    また、彼女の母親のティアラもいい加減な様で実は現実をしっかり生きている人。周りには隠しているけれど実は育ちも良く、しっかりした教育も受けてすごく頭もいい。
    私の中では土屋アンナさんがティアラのイメージに近く、ずっと頭の中に浮かんでいました。何かのTVで観たのですが、彼女も高校の頃はとても優秀な生徒だったそうです。

    彩子は何不自由ない生活で有名私立学校に進学して知的で聡明な、皆が憧れる存在に。型にはめられた人生に悩みながらも強くなろうと懸命に生きていました。
    そんな彩子が意を決して進路を選んだ大学先で、人生を変える大変な事件がおきる。
    彼氏ができた途端に印象が変わる女性っていますよね。いい意味で変わるのはいいけど、彩子の場合は典型的な男で駄目になっていくパターンに。
    世間知らずと言ってしまえばそれまでなんですが、素敵な女性なのにと、とても胸が痛くなりました。

    正反対のふたり。だけど思うところは同じ。強くなりたいと頑張って成長していく姿をみて、とても元気がもらえました。
    ラストも、ふたりの未来に光が射した感じでとても良い読後感でした。

  • すごく良かった。
    DQNネームをつけられて数々の苦難に直面するダイアナと最高の環境に恵まれながら苦悩する彩子。どちらも群を抜いた美貌を持ちながらも決して人生はそんなことでは決まらない。ハートウォーミングなストーリーでページをめくる手が久々にとまらず一気読み。
    柚木さんの大ファンになりました。

  • 柚木さんの本はあっと言う間に読んでしまう。その吸引力はすごい。でも読後感は良くも悪くも軽いんだよなあ。

    名前に対するコンプレックス、自分にはないものを全て持っている友達への羨望、親に対する不満等々、本当によく描けてると思う。やっぱりそこに自分を重ね合わせて見てしまうから、ぐいぐい引き寄せられる。

    主人公のふたりが、自分にかけていた魔法を自ら解き放つ瞬間は気持ちいい。自分も変わらなきゃという気持ちになる。

    一度絶縁してしまった友達があんな風にまた復活できるのは奇跡、現実にはほとんどあり得ない。だから、まるでおとぎ話のような気がした。

    いつも思うことだけど、子どもの頃に本をたくさん読んでおけば良かった。多感な頃に読んでいたら感性が磨かれていたのかなと。何より文学少女に憧れる。本の話ができる友達がいるなんて羨ましい。

    ダイアナより、彩子より、ティアラが最高にカッコ良かった。

  • 本の持つパワーを再認識。私にもこんなに人生を運命づける一冊があれば良かったな、と少々悔しくなったり。
    でもこれからでも、本屋さんに行けばいつだって『運命の一冊』に出会えるチャンスはあるはず。
    2015/09

  • 私の呪いを解けるのは、私だけ。「大穴」という名前、金色に染められたパサパサの髪、行方知れずの父親。自分の全てを否定していた孤独なダイアナに、本の世界と同級生の彩子だけが光を与えてくれた。正反対の二人は、一瞬で親友になった。そう、“腹心の友”に―。少女から大人への輝ける瞬間。強さと切なさを紡ぐ長編小説。
    -------------------
    素直に面白かった!
    対照的なダイアナと彩子の、お互いの「ないものねだり」の様子が、人の本質を表している気がする。
    そんな二人が少女から大人に成長していくなかで、与えられた環境だけでなく、自分の力で進んでいかなければならないとき、一般的に不幸と言われそうなダイアナの人間力の強さと、一般的に幸せと言われそうな彩子の人間力の弱さなど、いろんな部分の対比の描き方が素晴らしかった。著者はどちらの気持ちにもなることができて、それを表現できるんだなぁ。

  • 母親がノリで名づけたとしか思えない名前「ダイアナ」を持つ少女は幼いころから本を愛して将来は本屋さんを開くことを夢見ていた。けれどその名前が仇なしてなかなか他人との距離が縮まらない。そんな彼女の前に現れたお嬢様然とした少女・彩子。本好きという接点で結びついた二人は得難い親友としてありつづけるはず、だった…
    そんなふたりの二十歳過ぎまでのエピソードが描かれた本作、笑えて泣けて切なくて、まさに本の娯楽が詰まった一作でした。
    もともと厭らしさも含めて女性心理をバッサリと書くのが巧い作者さんなので、小難しい描写なくすぱっと描かれる心情がそのままざくっと刺さってきてリアルに感じます。嫌いになったわけではないけれど、どうやって元に戻れるかわからない。いろんな人との付き合いを経ても、かつての親友との距離の埋め方だけは、どうしてもわからないそのもどかしさ。
    他人に対して過剰に攻撃的になるばかりだったダイアナがやがて居場所を得て他人を許容して自身を開いていく。一方与えられるばかりだった彩子もまたひとつの傷を得て、自ら与えるほう導くほうへ歩んでいく。
    そのふたりの成長があってこそ、ラストの「再会」へつながっていく。
    友情とは相手の立場がどう変わっても許容し続けること、変わらずいとしく付き合い続けること。わかっていても難しいそのことを、改めて感じさせてくれた一編となったのでした。

  • 泣いちゃったよ。よかった。

  • 『本屋さんのダイアナ』
    柚木 麻子 新潮社

    競馬の「大穴」と書いて「ダイアナ」と読ませる名前を持つ、金髪の少女。日本人なのに、この漢字でダイアナ。母親に脱色して染められている金髪。そのせいでダイアナは、8歳にして人生に絶望している。父親は居ない。

    そんな彼女の救いは大好きな読書。一人で読む時だけ、自分を取り戻すことができる。

    クラス替えがあった小三の始め、そんなダイアナに初めて親友が出来る。神崎彩子。本好きで、素敵な名前。大人達が褒めそやす優等生である。その友情の始まりは、それこそ『赤毛のアン』に出てくる様に心震わせるものだった…。

    この二人の少女の、友情と、成長の物語なのだが、この二人、それぞれの環境に憧れている。つまり、自分の内面の求める物と、置かれている環境のズレと軋みに苦しんでいる。

    時が経つにつれ、その軋みはそれぞれの中で膨らみ、人生はままならない、大人になるには痛みと勇気を伴う事を悟っていく。そして、己を縛る囚われ…呪いを解くのは自分自身だと気づくのである。

    魅力的なダイアナの母親は、坂木司の「ワーキングホリデー」のホストクラブのゲイのママの方が一枚うわ手だと思うし、少女の友情だったら、『下妻物語 』の方が私はずっと好みだ。

    それでも、読んで良かったなぁ、と思うのは、ダイアナの一途な本に対する情熱と、優等生の彩子が、閉じられた世界から何とか飛び出そうともがく姿に共感したから。

    そして物語の中で語られる、『赤毛のアン』シリーズの翻訳者の村岡花子さんの含蓄のある言葉に、アンシリーズ後半になってから、全く魅力を感じなかったダイアナの存在の重要さに今頃になって気付かされた。

  • 大穴と書いてダイアナと読む
    本好きな少女が父と再開するまでの物語
    少女の心模様とその成長

    赤毛のアンなど名作を交えつつ、本好きによる本好きのための内容。狭い世界に閉じ籠ってないで広い世界に出よう、自分を縛り着けている自分自身の呪いを解くべし。

  • ダイアナと彩子、どちらも自分と被る部分があって複雑な気持ちに。
    後ティアラのキャラがすごく良かった。
    テーマとしては自立とか友情っていうのが強いんだろうけど、個人的には親の愛を強く感じて柄にもなく泣いてしまった。

  • 「私にふさわしいホテル」以来の柚木さん作品。
    「~ホテル」は、おもしろかったけれどドラマの脚本とかマンガみたいだなと、悪い意味ではなくそう思って、柚木さんの本はそういうものと思って以降開かなかったんだけれど、これは読んでみてよかった。気持ちがよかった。本が大好きな小3の姪っ子がもう少し大きくなったら勧めて、彼女の感想を聞いてみたいな。

  • ”何度でも読み返せる。何度でもやり直せる。何度でも出会える。再会と出発に世界中で一番ふさわしい場所だから、ダイアナは本屋さんが大好きなのだ。’’(p.249)
    私も本屋や図書館が大好き。その理由がここに込められていると思う。
    女の子たちが女になっていく過程を描いた友情と成長の物語…なんていうとクサイかもしれないけど、これは柚木麻子版の大人向け赤毛のアンかも?

  • おもしろかった~!!
    生活環境が正反対のダイアナと彩子はすぐに親友になるが
    ほんの小さな誤解から疎遠になり…
    「赤毛のアン」を彷彿させる場面もあり
    一気に読みました!

  • この作家さんの作品はいつもどこかなじめずにいたところがあって、苦手意識があったのですが、この作品はすごく良かったです。何度も読みたくなる現代の少女小説だなあと思いました。
    大穴(ダイアナ)と彩子、腹心の友となった二人は、あるとき、絶交してしまう。仲たがいしたまま成長する二人の女の子たちを描いたお話。その時々の気持ちや悩みを、多くの少女小説や小説とともに描かれている。そして、ダイアナのお母さん、ティアラ。この人も初めはどうなの?と思っていたけれど、読み進めるうちにすごく賢く、愛情のあふれている人なのだと気づかされる。
    まさに赤毛のアンのようなお話だなあと思いました。

  • 思春期のシーンは胸が締め付けられるようだった。彩子とダイアナに年が近いからかもしれない。人生は物語みたいにうまく行かないもんなんだなって思った。お父様が作家なのは見当ついたけど、まさか社会的クズとは考えが及ばなかった。
    私は高校の図書室で借りて読んだからか、帯が付いてなかったので、読み終わってから現代版赤毛のアンというコピーを聞いた。うまいこというものね。
    そういえば赤毛のアンを読んでいた時はダイアナの事に気なんてまわらなかった。アンのきらきらした考え方が好きで読んでたけどダイアナの事を思いながらももう一回読んでみようと思う。
    もちろん、解説まできっちりと、ね(*^^*)

  • 本が好きで、正反対な境遇の女の子二人の物語。
    途中までは二人の女の子の友情が微笑ましく、どんな風に二人が成長していくのかわくわくしながら読み進められる。大人になるにつれ、些細な思い違いが二人の友情に齟齬を生じさせなんとなく疎遠になってしまう。一人になってしまったことより、強くなったり愚かになったりする過程が苦い。
    特に主人公ダイアナが強くて憧れる少女で、めげずに、純粋に好きなことを実現していく姿が素敵だった。

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私の呪いを解けるのは、私だけ――。すべての女子を肯定する、現代の『赤毛のアン』。「大穴(ダイアナ)」という名前、金色に染められたバサバサの髪。自分の全てを否定していた孤独なダイアナに、本の世界と彩子だけが光を与えてくれた。正反対の二人だけど、私たちは一瞬で親友になった。そう、“腹心の友”に――。自分を受け入れた時、初めて自分を好きになれる! 試練を越えて大人になる二人の少女。最強のダブルヒロイン小説。

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