芥川症

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著者 : 久坂部羊
  • 新潮社 (2014年6月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103358718

芥川症の感想・レビュー・書評

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  • 可もなく不可もなく

  • 芥川龍之介の作品を病院や介護や医療業界の現場に例えた話で面白かった。藪の中・羅生門・鼻・蜘蛛の糸・地獄変・芋粥・或阿呆の一生をパロっているが小ネタも効いてるし退屈せずに読めた。気に入ったのは羅生門をベースに書いた他生門の話で自堕落でいい加減に生きてきた男が、あるNPO団体からの協力を受け募金を集めてもらいアメリカで移植手術し成功。一度は生まれ変わったんだから真面目に生きようとするが元来怠け者で寄付金の余りの大金を生活費として貰ってたのもありパチンコ三昧の自堕落生活に。その事が世間にバレてしまい…後味悪いが好きな話だった。鼻のパクリの耳の話も良かった。

  • 芥川短篇作品を医療のオブラートで包んだお話7つ。ベースが芥川作品なので^^;、読後感の良くないものが多い中、「バナナ粥」は現実の介護問題を直視しつつホロリホッコリさせられました。海堂尊さんの医療モノよりはこちらの方が好みですが、私の芥川贔屓のせいかもしれません。

  • ちょっとグロい部分もあったりするけど、なんとか許容範囲。
    ただ、『芥川』を意識しているせいか古臭い語り口調のが気になって
    どうもスムーズに読み進めるのが難しかった気がする。
    “文学”が好きなかたとかにはドンマイなのかもだけど、私には厳しかったかな。

    『バナナ粥』『病院の中』は、老親を持つ身としてぅむむ!と。
    いろいろ考えちゃったよ。
    フツーに読む分には『クモの意図』のナースちゃんのどたばた具合が楽しかった。
    でも私、虫嫌いやしなぁ。実在されるとかなり迷惑かも。(苦笑。

  • ブラックユーモア医療小説。
    「他生門」
    これ、やっぱり「救う会」とかの人ってこういう人多いのかな。1人の日本人を救うために2人のアメリカ人が死ぬ、っていうのも。最初から遺伝子レベルで決まってるんだろうか。最初からそういう運命だったって受け入れるのも難しいのかな。
    「クモの意図」のブラックギャグも面白かった。

    芥川龍之介の本を読みたくなった。

  • 病院の中
    他生門

    クモの意図
    極楽変
    バナナ粥
    或利口の一生

  • うーん。久坂部さん好きだけど、まあまあだったかな。

  • ある利口の一生が秀逸。ちょっとブラックだけど1番好き
    バナナ粥はふむふむと読み出して、うーん大変だなあと主人公に感情移入し、最後声を出して笑った

  • 文学オンチなので、こういった作品に何を思えばいいやら・・・
    よくもまぁ医療小説に結び付けたなぁとの感慨はあるが、言われなければ気が付かない気もする。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/14508218.html

  • 不謹慎なのもあれどブラックユーモアに思わずニヤリ。
    病院の中とか、たぶん医療関係者と一般人では感想が異なるんじゃないかな。私は妙に納得してしまった。

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芥川症の作品紹介

あの名作が、現代の病院によみがえる――文豪驚愕の医療小説! 医師と芸術家の不気味な交流を描き出す「極楽変」。入院患者の心に宿るエゴを看護師の視点で風刺する「クモの意図」。高額な手術を受けた患者と支援者が引き起す悲劇「他生門」。介護現場における親子の妄執を写し出す「バナナ粥」……芥川龍之介の代表作に想を得て、毒とユーモアに満ちた文体で生老病死の歪みを抉る超異色の七篇。

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