ドイツ婦人のハーブ学

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著者 : 八木あき子
  • 新潮社 (2003年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103359036

ドイツ婦人のハーブ学の感想・レビュー・書評

  • 本編は、なんとなく独善的な書き方に思えて、素直に受け入れられない部分もあったのだけど、あとがきを読んで見方が変わった。
    あとがきは、故人である著者のご主人が書かれていた。

    以下引用
    プレーム夫人が現代の化学的な医薬に疑問を抱くようになったのは、臨床の体験を通じてだったそうです。ドイツやスイスなどでは患者の約1割が薬害で発病したといい、そのために入院治療を受ける人のさらに約1割は同様に薬害の犠牲者となり、その挙句に入退院を繰り返さなければならないとは、なんと皮肉な、と思ったそうです。
    化学的な医薬品とハーブの薬効が根本的に違う点を、夫人は次のように説いていました。
    化学的に合成される薬品は、それに含まれる成分が特定の効力を作用させるのに対して、ハーブの場合は成分の全体が個々の効力を越えた次元で一種の相乗効果を生むため、しばしば医学的に解明しがたい効果が見えるのです。たとえば末期がんを宣告され、医者がサジを投げた患者がケロリと完治して、医者を驚かせるという話は少なくありません。ドイツ語で《全快》を意味するHeilumgも、《健康》と《全体》の両方の意味を持つ英語のwholeも、ともにギリシャ語の《全体》を示す言葉ホロスから由来しているのは偶然ではありません。プレーム夫人によれば、医学の父と呼ばれるギリシャの名医ヒポクラテスは《治療》の本当の意味をわきまえていたのですが、後世に細かい分析が発達するにつれ、その全体性についての意識が失われていったのでした。現代の医学も、昨今、ヒトの遺伝子の解明と相まって、特定の遺伝子の構造に焦点を合わせた治療が可能なほどの進展を見せていますが、いくらピンポイント的に正確な追及を重ねても、精神まで含めた全人的治療を視野に入れなければ、従来の医学が宿命的に持ち続けた『死角』をクリアすることはできないでしょう。だから私たちはハーブの示唆するところを見つめていくべきだと思うのです。

  • ドイツに根付いている民間療法的な雑学。ドイツの方からの聞き書きといった素朴な感じで、いろいろ興味深かったです。

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ドイツ婦人のハーブ学の作品紹介

物忘れにはイチョウ、気分爽解になるサルビア(セージ)、消化を助けるローズマリー、血液をきれいにするノイバラ、心臓病に効くサンザシ、気持を落ち着かせるラヴェンダー、「何でもおまかせ」のカミルレ-お茶や料理、湿布やお風呂、軟膏やチンキなど使い方はいろいろ。暮らしを変えるハーブのちから!美容と健康に必携!ドイツの知恵に学んだ著者が、日本で手に入る50種の薬効と利用法を紹介。

ドイツ婦人のハーブ学はこんな本です

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