フォルトゥナの瞳

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著者 : 百田尚樹
  • 新潮社 (2014年9月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103364115

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フォルトゥナの瞳の感想・レビュー・書評

  •  死が近い人間の体が透けて見えてしまう瞳を持つ青年の話。百田さんの最新作。すぐさま手に取ってしまった。

     特殊な能力を持つものなら当たり前のことながら、「自分には特別な任務がある」と思うことだろう。
      私もこういう能力を持てば、何かしなきゃ!!という使命感にもえたぎるんだろうな。さすが、百田さん。文章が平易だから、感情移入がしやすすぎて逆に困る。

     人は起きてから眠るまでに9000回の決断をしているらしい。その決断をすることで、期せずして他人の今後に影響を与えることもあるのかもしれない。真理子のように。 
     あと、黒川さんがなぜ死んでしまったのか知りたいと思った。

  • 主人公のウジウジは置いておいて…
    相変わらず、話にグイグイ引き込まれる感は読んでいて気持ちがよかったです。
    途中から、あれ?もしかして?結果こうなるか?と予想はしてしまったが、そのままではなく楽しめました。
    本人にとっては決して「フォルトゥナの瞳」ではないですね。。霊感を持つ人はこんな感じなのだろうか。

  • 前半の入りはとても面白く、すらすらと読めたが、途中からくどくなってきた。結局この力を使って何をしたいのか、はっきりしない。木山の性格がくよくよし過ぎて、好きになれないからか、その木山の目を通して、話が展開するので、イライラする。最後は惰性で読んで終わり。

  • 2016年11月14日読了。平凡で孤独な自動車工・慎一郎が身につけた「眼」の能力により、苦悩の果てに選んだ行動は…。百田尚樹作品、S・キングの「デッドゾーン」を思い起こす設定と展開だが、主人公がグダグダ思い悩んだ末選んだ結論に「なぜ?」という説得力が弱かったり、「なぜその能力が慎一郎と、他の人に宿ったのか」という説明がなかったり(推測くらいはしてほしいが、「バグみたいなもん」と言われても…)、最後のオチが予想できて驚きに乏しい上に、そのオチが感動に繋がらず「で?」とポカンとしてしまったりと、他の著者の作品に比べると随分と落ちる印象。自動車のコーティングという仕事の細かい描写はなかなか面白いが、それと作品のテーマや展開がかみ合っていない気もする。まあ、こういうこともあるか。

  • うーん、、、タイトルミスというか。。。うーん。。。
    フォルタナの瞳、というよりはモロスの眼、かなー。
    ちょっとファンタジックな話で、引き込まれはするんだけど、、すっきりしないラストと、葵もそうなんだろうなという読みが的中したのとで、、ノドに詰まったまま読み終えた感。
    人の死が絡む謎の力よりどこの展開より、突然高額な指輪を買う行動がいちばん寒気したし。
    設定が、とかでなく、人間像に、リアリティがなかったかなー。誰のことも応援する気持ちにも同調する気持ちにもなれなかった。
    百田作品は個人的にはアタリハズレの振れ幅大きい。
    これは、あまりすきじゃなかった。すみません。

  • もうすぐ死ぬ人の身体が透明に見えるという話。面白かったけど主人公がお人好しすぎて読んでてイライラするほどだったw 葵が同じ目を持ってるのは出会った時から察することができたからあんまりワクワク感とか終わってからの感動もなかった。

  • 慎一郎の行動は一見素晴らしくみえる。
    確かに、他人の死を見て見ぬふりをしながら生きていくのは、一瞬で迎える死よりも、ずっとずっと辛いことだろう。
    だけど同時に、辛い過去を持った彼だからこそ、生きる選択をしてほしかった。

    そもそも、慎一郎は、この瞳に対してあそこまで悩む必要があったのだろうか…。
    彼は真理子を探しておきながら、彼女を見捨てている。パティシエにしてもそうだ。
    1人より大勢を…という考えも確かにあるのかもしれないが、そういった行動から、どこかで、自分が自分自身を優先している性質を持つと考えても良かったのではないか。いや、作中考えてはいるが、どこか悲劇のヒーローに持っていこうとする感じがして、そこが、なんとなくいやらしく好きになれない。

    人は我儘だ。

    自分が正しいことをしたつもりでも、それが他人からは綺麗事で、単なる自己満足だと思われることも多々ある。
    結局、慎一郎は一番に想う人(葵)を悲しませた。
    君だけは今後も幸せに…だって?
    これほど身勝手なことはない。

    では、個人的に私がこの力を持ったとしたらどうだろうか?と考えてみる。

    答えは、大事な人がいれば見過ごす、だ。人は全ての人を救えない。目に見える人を守りたい。

    主人公には賛否両論ありそうな作品だと思う。

  • 突然やってくる死はわからない方がいい。
    生きている以上 人の人生には関わらざるを得ないし、多少なりとも影響を与えているんだろうけれど…。
    切ない物語でした。
    エピローグはなんとも…

  • 「フォルトゥナの瞳」それは他人の「死の運命」を見ることができる「目」。
    何の為にこんな力を手に入れてしまったのか、最後の最後まで慎一郎を苦しめた。
    慎一郎と葵の恋が実ってくれて本当に嬉しかった。
    慎一郎らしい最後の選択だった、それを見守っていた葵も本当に苦しかったことだろう。

  • 天涯孤独の自動車磨き工の慎一郎さん。
    ある日人が透けて見え、それは人の死が見えることだと気付く。
    そして、その「死」の運命を変えてしまうと自分の寿命が短くなっていくこともわかり、
    さらに天涯孤独だったのに好きな人が出来たところで、
    透けて見える人に関わるべきか否か、という心理面の変化があらわれる。でも、なんだかくどい。
    くどい部分ありながら、
    真理子や金田の変貌ぶりには、あまり触れられてないような中途半端間がありました。

    こういう特殊能力を持った人が慎一郎の近くに居すぎないかな?

    ラスト、こんな予感はしてました。
    でもその後のページ、葵の心境がわからない。わかっていながら…なんで、あの晩、帰ったんだろう。ずっと一緒に居ればいいのに…

  • 特殊な能力を持った為に苦悩する主人公が自分の命と引き換えに、好きな人の運命や大勢の命を天秤にかけた時、どう選択するのか。一人の命の重み、大勢の命の重み。どちらが大切なのか、と考えさせられた内容でした。しかし、登場人物には同じ特殊な能力の持ち主が数人現れ、なんとなく流れに雑さを感じました。百田さんの作品が大好きなだけに、もっと内容に深みが欲しかったです。

  • ちょっと百田さんにしては薄いかな?
    でも相変わらず面白かった。
    あとラストも予想できた(笑)

  • 途中で結末が見えたのが残念
    列車に飛び込むシーンなら三浦綾子の石狩峠のほうが上
    石狩峠を読み直してみたくなった

  • 2015年の読み初めは百田さんの新刊。
    主人公の主観のみで描かれているからか、真理子の転落や黒川の死因、能力の起因など最後まで不明な点が多すぎていまいちスッキリしない。わざわざ幸運の女神の名前を持ち出したり、舌の先が透けて見えたら…なんて伏線っぽい下りがあったのに回収されず肩透かしを食らった気分。
    力を持った者の葛藤や純真な青年が恋に舞い上がる描写はとても細やかで良かった。幼くして親と離別したことより妹を救えなかったことへの後悔が前面に出るのは違和感があるが、フィクションとしては面白い題材だった。

  • 死期が迫った人の身体が透けて見える。
    突然そんな目になってしまった男の話。
    おおざっぱに言えば、今にも死ぬ運命にある人を救えるのか、救うべきなのか、そうでないのか、人の死は運命なのか、運命は変えられるのか的なお話です。
    携帯ショップの彼女のオチは、やっぱりねって感じでした。

    特殊能力系のややホラーな展開を見せるのですが、昔読んだホラー少女漫画でこんなのあったなあと思い出しました。
    ググったらちゃんと出てきた。
    「いのちの火が見える」って菊川近子さんのマンガです。
    小学生の頃だったけど、怖くて夜眠れなかった記憶が...

    こんな力は要らんってことだね。

  • この小説の主人公の自問自答の下りが、異様に長いと感じた。それ故、作品の流れが悪くない悶々とする。
    くどい。
    スピード感がない。
    百田作品は嫌いではないが、作品を通して伝えたい意図もわかる、自己犠牲を払ってでも助ける命を描きたいのだろうというのはわかるが、如何なものか。果たしてそれが美しい心の描き方として疑問に思うところもあった。
    SFミステリ小説としてはあまりにもトリックが稚拙な気もするし、永遠の0の感動を歓喜する作品にはなっていないように思う。
    彼女は、主人公と同じ「フォルトゥナの瞳」を持っていたというのは、小説を読み進める段階で推理できた。
    本作は、週刊新潮の連載小説であると書かれていた、勿論、この作品は期限に間に合わせるためて書かれたものだろう。作品の出来が粗い。
    「落ち」はわかるけど・・・。

  • 生きていれば誰しもが出会う「運命」を題材に、利己/利他の葛藤を鮮明に描く。善も悪も捉えよう。幸福とは誰のものなのか。

  • 主人公の木山慎一郎に感情移入してしまった。
    私は、こういう話、先を進めるのが怖くてなかなか読み進められない。
    どきどきしてしてしまう。
    サスペンス映画を見てるみたいだ。

    終わり方はだいたい想像ついたけど、いざそうなるとやっぱりやるせない。
    木山は、これでよかったのか?

  • どうしてこれほどまでにリアルな描写ができるのか。
    文句なしのおもしろさだった。

    これから死にゆく人の運命がわかってしまう青年が主人公の物語。人の死がわかってしまう力を身に着けたら、果たしてどう行動するのか。

    簡単に書くとそんな内容なのだが、この本にかかれているのは、まさに人生の縮図。

    人生は偶然にも思える無数の選択の上に成り立っており、何かの偶然を変えると、その結果生じる未来は大きくずれてしまう。
    その未来は偶然なのか、それとも運命なのか。

    自分が日常の中で行ってきた偶然のような選択の数々を、もう一度深く考えさせられた。

    この筆者は、書き始めたときからラストまでの細かい展開を考えているのだろうか。果たして何度推敲を繰り返し、ひとつの物語を仕上げるのだろうか。執筆に費やされたであろう時間と労力に脱帽である。

  • 最後がちょっと悲しすぎる。葵という女性もフォルトゥナの瞳を持ってたなんて---。話が美味すぎる!
    でも、それで主人公の行為は救われる!
    一人でも彼の行為の意図するところを理解する人がいてくれて。

  • 次の展開が気になって一気に読めました!
    エピローグまで楽しめました。

  • 題材は興味深く、導入から真ん中ぐらいまでは面白くて一気に読み進めたが、後半にはいってからドラマティックな展開の盛り上がりがなく、主人公の色恋の部分の要素もぎこちなさがあって、たいして評価できない本になってしまった。最後の落ちが、かなり早めに予想がついたのもちょっと残念。
    主人公の恋愛初心者ぶりもあまり共感できず、前半で語られた生い立ちに絡めればもっと面白くなるのではとも思えたが、百田氏の恋愛小説的要素の書き方は、自分には合わなかった。
    詮無い勝手な空想を言えば、同じ題材を東野圭吾が書いたらもしかしてかなり面白い小説になったのではという気がしてしかたない。

  • 他人の死が見えてしまうという能力を持つと、いろいろ大変だとは思うが、主人公があまりにも優柔不断でくよくよ悩むのが、だんだん鬱陶しく面倒臭くなってくる。

  • 最後のエピローグが葵と慎一郎との関係が明らかになる。お互いに運命を分かっていたんだよね。電車の事故を回避する場面はえーって感じやったけど…ほんとに運命について考えさせられる話しでした!

  • 後半は先が読めてしまった
    相変わらず、この作者の作品は先が気になって一気読みしてしまう
    最近、気づいたけど作者の性別によって素敵な異性の理想が出る気がする
    俺も大人になったなぁ

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フォルトゥナの瞳の作品紹介

その若者には、見たくないものが視えた。他人の「死」が。「運命」が――。本屋大賞受賞後初の長編小説、遂に刊行! 幼い頃に両親と妹を亡くした木山慎一郎には、友人も恋人もいない。一日中働き夜寝るだけの日々。夢も自信も持てない孤独な人生だった。その日までは――。ミリオンセラーを連発する著者が、満を持して選んだテーマは「愛」と「死」と「選択」を巡る、人間の「運命」の物語。大切な人の「死」が見えたとき、あなたなら、どうしますか?

フォルトゥナの瞳の文庫

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