フォルトゥナの瞳

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1919
感想 : 314
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  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103364115

作品紹介・あらすじ

その若者には、見たくないものが視えた。他人の「死」が。「運命」が――。本屋大賞受賞後初の長編小説、遂に刊行! 幼い頃に両親と妹を亡くした木山慎一郎には、友人も恋人もいない。一日中働き夜寝るだけの日々。夢も自信も持てない孤独な人生だった。その日までは――。ミリオンセラーを連発する著者が、満を持して選んだテーマは「愛」と「死」と「選択」を巡る、人間の「運命」の物語。大切な人の「死」が見えたとき、あなたなら、どうしますか?

感想・レビュー・書評

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  • 大1 ◯

  • 特殊能力がある人間がそんなにたくさんいるはずがなく…と思ってしまう。
    でも主人公の欲のない生き方は読んでいて心洗われました。

  • T図書館
    20220703 映画視聴

    《感想》
    映画とほぼ同じ内容でさくさく読めた
    まず「死」が見えるというテーマが良い
    内容はわかっているはずなのに引き込まれて没入した
    繰り返し描かれる透明に見える力や、誰かの死に直面するたびに煩悶する主人公に共感した
    繰り返し書くことは、しつこい印象を持たれかねないのに何故か悪い印象はなかった

    エピローグは見開き1ページのみだ
    映画では話が追加されていたが、原作は非常に潔かった
    内容的に知らない人はここで衝撃を受けるだろう
    好みが分かれる本のようだ

  • 恋愛ファンタジー的に楽しめたので、軽い気持ちで一気読みできた。
    最後はまぁそうでしょうね、と思う結末ではあったけど。

  • 面白かったんですよ。
    さすが百田尚樹という感じで。

    でも★3なのは、主人公の彼が…なんだか気持ち悪くて。悪い人じゃないのは分かってます。むしろ、生い立ちとか考えれば良い人過ぎるくらい。純粋だし。真面目だし。
    …でもだからこそ、気持ち悪い。
    葵との出会いも、指輪のくだりも、ラストの行動も、全て暴走し過ぎ。考え浅過ぎ。
    真面目に真剣にやってるのが伝わるから、「怖っ」てなりました。
    葵に何かあるのはすぐにピンときたけど、"この子はきっと悪女で能力の事とか全て分かってて掌の上でコロコロ操ってるんだろうな"と思ったら、ちょっと違いました。でも、恋人が自分を初めて抱きながら死を覚悟していくのを目で見て分かってたのに、あんな感じなのは冷めた人だなと思いました。フォルトゥナの瞳をもって生き残っていくには冷たい心が必要なんですね、きっと。恋人の死を防いだら、死なないでって説得したら、自分が死んじゃうかもしれないもんね。自分は赤の他人の頃に一度救ってもらってるとしても。

  • 何のための能力なのか。ストーリー、登場人物を含めて、ずっと不気味な空気を感じた。最後はなんとも言えない終わりかたであった。

  • 終わり方がなるほどなあという感じで切なくなった。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99694797

  • これ読んだ後しばらくメンタルがずーんだった

  • 死が間近に迫った人の体が透明に見えるという不思議な力を持ってしまった男の話。もし自分にそんな力があったら、平静ではいられないだろうなぁ。それも家族の死期が見えてしまったら。ただ最後の展開は途中で読めてしまったし、百田作品の中では、あんまり好きな感じではなかったなぁ。

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著者プロフィール



「2022年 『橋下徹の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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