夏の騎士

著者 :
  • 新潮社
3.96
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本棚登録 : 1892
感想 : 236
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103364146

作品紹介・あらすじ

あの夏、ぼくは「勇気」を手に入れた。稀代のストーリーテラーによる約3年ぶり、渾身の長編小説。人生で最も大切なもの。それは、勇気だ。ぼくが今もどうにか人生の荒波を渡っていけるのは、31年前の出来事のおかげかもしれない――。昭和最後の夏、ぼくは仲の良い友人2人と騎士団を結成する。待ち受けていたのは、謎をめぐる冒険、友情、そして小さな恋。新たなる感動を呼び起こす百田版「スタンド・バイ・ミー」、遂に刊行。

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりにスカッとするハッピーエンドの小説でした。
    小学校の落ちこぼれ男子3人が結成した騎士団。ひょんなことから県で一番難しい模擬試験を受けることになり、夏休みを勉強に費やすことになります。またそこに連続少女殺人事件の容疑者探しや文化祭のダンス練習など自分たちが若かった頃の思い出と重なり、なんだか甘酸っぱい気持ちになりました^_^
    今年最後の結びの本としてとても良かった!オススメです♪

    • おびのりさん
      おおー。ご馳走様です。
      おおー。ご馳走様です。
      2023/12/31
    • hibuさん
      おびさん、暮れにお恥ずかしい話を失礼しました笑
      良いお年を♪
      おびさん、暮れにお恥ずかしい話を失礼しました笑
      良いお年を♪
      2023/12/31
    • ハッピーアワーをキメたK村さん
      hibuさん、おびのりさん、良いお年を♪
      hibuさん、おびのりさん、良いお年を♪
      2023/12/31
  • 小学生の男子三人が騎士団を結成するところから始まる友情と努力、勇気の物語。
    正直前半は幼稚な言動の三人に、イマイチかも…って思ってしまった。
    落ちこぼれと言われるだけあって、口だけのお馬鹿な子供かなって。
    でもきっかけさえあれば変われる。
    彼らの友情は本物だったし、立派な勇気を持っていた。

    途中何だか不穏な言い回しがあって何が起こるかとドキドキしたし、成長していく彼らを見ててすごく嬉しかった。
    最高の騎士団だったなぁ✨

  •  あー、良かったぁ!

     この良かったには2つの意味がある。一つは面白かったという意味の良かった。もう一つの良かったは・・・。

     それにしても、百田尚樹さんはなんでこんなに人の心を掴む小説を描くのが上手いんだろう。
     のっけから心を鷲掴みにされてしまった。その描写はまるで映像を観ているかのよう。そして、自分も少年時代に戻れたようななんともこそばゆい気持ちで読ませていただいた。

     さて、落ちこぼれ3人組はぼく遠藤宏志をリーダーとした騎士団を作る。騎士団に大切なことは勇気を持つこと。そして、レディを護ること。そんな小学生のほのぼのとした世界で事件が起こる。
     彼らの街で少女を対象とした連続殺人事件が起こった。その犯人を探すことも騎士団の任務とし、容疑者を3人にまで絞った。
     また、レディに次の模試を受けて100位以内に入ると宣言した騎士団たち。落ちこぼれの3人組は100位以内に入るこもを目標に、クラスの嫌われ者の女の子、壬生を家庭教師とするが・・・。

     冒険。友情。そして恋。なんとも微笑ましく可愛らしい青春小説がここに完成した。

    • breadandbookさん
      ひとしさん、お久しぶりです。
      今年もひとしさんのレビュー楽しみにしています、面白い本を紹介くださいね。
      この本、読もうかどうか迷っていた...
      ひとしさん、お久しぶりです。
      今年もひとしさんのレビュー楽しみにしています、面白い本を紹介くださいね。
      この本、読もうかどうか迷っていたんだけれど、レビュー読んで読んでみようと思います。
      2020/01/19
    • ひとしさん
      ブレさんこんばんは!
      っていうか、なんて呼んだらいいでしょう??(^◇^;)
      とりあえず今はブレさんと呼ばせていただきますね!
      この本...
      ブレさんこんばんは!
      っていうか、なんて呼んだらいいでしょう??(^◇^;)
      とりあえず今はブレさんと呼ばせていただきますね!
      この本、ベタなんですけど、スゴく良かったですよ♫ガチガチのミステリを読んでいる時にちょっとひと休みって感じでしょうか。良い息抜きになります( ^ω^ )

      私もブレさんのレビューはスゴく参考にさせてもらっていて、実は読みたいリストに入れるの、結構ブレさんのレビュー読んでだったりするんですよね(o^^o)
      これからもよろしくお願いします♫
      2020/01/19
  • 秘密基地 このひびき 懐かしいです。

    昔を思い出しました。

    この本の テーマは 勇気ですね。

    確かに あのとき もっと 勇気を出していたら。

    と思うこともあります。
     
    やらないで 後悔するよりも やって 後悔するほうが よい。

    いっきに 青春時代に 戻れました。

  • 感想
    昭和の懐かしい夏、少しのスリルと隠された本当の危険。

    物語は、子供は気持ち次第で無限に変われる可能性があることを教えてくれる。

    エピローグが期待していた所に落ち着いてホッとした。

    あらすじ
    何の取り柄もない宏志、太っているが気が優しい陽介、吃音がある健太は小5の時に、クラスのマドンナである有村さんを守る騎士団を結成した。

    騎士団は有村さんに騎士団として活動することを宣言する。最初は騎士団でやることがなく、小学生で殺された藤沢さんの犯人を探すことをしていたが、有村さんから模試を受けて100番以内に入ってほしいという司令を受ける。

    三人とも勉強が全然できなかったが、クイズ形式で勉強したこと、嫌われ者だった女子の壬生が実は勉強が得意で教えてもらえるようになり、三人は懸命に勉強することに。模試が終わった頃、もう一人小学生の女児が行方不明になったとニュースで知ることになる。

    模試の結果が出た吃りの健太が、優等生の大橋より順位が上で62位、壬生はなんと1位だった。結果のおかげで健太の吃りが治る。その後、三人は壬生を誘って秘密基地へ行こうとした。新聞配達のおじさんに誘われて車に乗るが、壬生が見せたボタンがキッカケでおじさんの態度が豹変し、危うく殺されそうになるが、知り合いのおじさんに助けられてことなきを得る。その後、それぞれが今に至るまでのエピローグが紹介される。

  • わかりやすく、読みやすい。

    児童書のような感じ


    清々しい気分で読めました

  • 帯表紙にあった百田版スタンドバイミーは言い得て妙!
    青春好きにはたまらない一冊だった。

    そして、努力は報われる事を改めて思わさせられた。
    私も騎士になりたい!!

  • とんでもない名作やないか!

    小学校最後の夏休みに入る約一ヶ月前、ぼくと健太、陽介のクラスの落ちこぼれ3人は秘密基地で騎士団を結成する
    そして描かれる冒険と小さな恋の物語
    まあがっつりスタンド・バイ・ミーなわけですがw

    「人はみな勇気の種を持っている。それを大きな木に育てるのは、その人自身だ。そして勇気こそ、人生で最も大切なもののひとつだ。」
    そしてもちろんこれは主人公の『ぼく』が大きな木を育てる成長物語だ
    結末も最高でした

    ★5じゃ足りない冒険の書でした!
    ドラクエに掛けてみました!(言わなくていい)

  • 推しです。年に何冊か出会う最後まで一気に読める本。小学生の時の経験が一生に大きな影響を与える事って結構あると思う。なんと無く結末が読めるけど、それを早く読みたいと読み進めてしまい。納得の読了感。

  • とても読みやすく爽やかな読後感。
    和製スタンドバイミー。
    息子に読んでもらいたいなぁ。

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著者プロフィール



「2022年 『橋下徹の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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