れもん、うむもん! ―そして、ママになる―

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著者 : はるな檸檬
  • 新潮社 (2016年3月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103365129

れもん、うむもん! ―そして、ママになる―の感想・レビュー・書評

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  • 涙が出た。
    今まで、自分が関わってきた色々な妊産婦さんの姿が走馬灯のように駆け巡った。
    私のことばで、誰かを追いつめてはいないだろうか。
    助産師という仕事は、私が毎日出会って関わっている方々は、これだけナーバスな状態にあるということを、今まで以上に思いやらなくてはならない。
    私たちの言う些細なひとことも、一生忘れられないほど傷つけてしまうこともある。
    帝王切開の手術中に握った手を離すことが、どれだけ心細いのか。
    もっともっと、慮らなくてはならない。

    私たちは、日々新しい妊産婦さんや赤ちゃんに出会っていて、新生児の扱い方もこなれているけれど、お母さんたちは、あんなに頼りないくたっとした生物を前に、ものすごい責任感と不安とプレッシャーを感じているのか。

    産後、地上とエベレスト並みに大きく変わるホルモンバランスの変化を前に、自分でも自分がコントロールできない状態だから、みなさん、夜勤の時ゆっくりお話していると涙を流されるのか…。
    そういう孤独な気持ちを全く知らずにそばにいた自分が恥ずかしくなった。

    そんな妊娠出産育児のリアルを、ものすごく正直に、わかりやすく書いてくれている。
    決して重苦しくなく、ぷはっと笑ってしまう。
    でも、これを読んで救われる人は沢山いるだろう。
    妊婦さんや産婦さん、助産師の人にも是非読んでもらいたい本。

    ——————————————————————
    出産という出来事を幸せなものとしてだけ捉えていくには
    私にはちょっと大変すぎました
    何より渦中にいる時に感じたのは
    “自分がどれほど辛いか”ということを
    周りの人に訴えたり表現したりすることが
    いかに難しいかということ
    (中略)
    そもそも“幸せで当たり前”といった雰囲気の中で
    そういうことを言うのもはばかられるし
    “出産を経験した幸福な人”として祝福されて喜ばれて
    もちろんそれは嬉しいことなんだけど
    祝福に笑顔で応えながら心のどこかで
    産婦は孤独を深めていくのだとも感じました

  • 妊産婦。エッセイ漫画。はるな檸檬さんの妊娠~出産~育児。泣ける。妊娠って出産って育児ってこんなにしんどいのか、幸せの行程だからってしんどくてもしんどいって周りが(そして自分が)認めてくれんのか。たいっへんなことなんだよう、という叫びがビシビシ響く…。世のお母さんはスゴイ(お父さんごめん、お父さんもすごいはず)。

  • 前書きと後書きに感動しました。

    うむもん、という表現を私もします。

  • 何回もわかるわかるって頷いてしまった。
    きっと産んだ後もそんな気持ちになるんだろうな。

  • 妊娠、出産系の本の中で一番よかったと思う。涙しながら読んだ漫画ってあんまないんだよね。
    漫画のタッチがとてもライトで単調なんだけどだからこそ伝わってくる台詞やキャラクターの感情。
    友達に勧めてもらって読めてよかった。

  • 自分のことかと思った。気持ちを代弁してくれてありがとう。当時、うまく気持ちを吐きだせなかった。一生懸命していても、空回りしてるみたいで、みんなできること、私だけできないと自分を責めて…。何気ない一言が胸に刺さって取れなくて。母乳育児の苦しさ、ものすごくよく分かる。してあげたいけどできない…。諦めろと言われた母親の言葉。ちょっとしたことをお願いしても、めんどくさそうにする旦那。1人でいろんなこと背負いすぎて、放って置けないこの小さな存在を抱きながら、どうしようと涙した日々。振り返れば辛さも薄れて来てるけど、でもあの時の孤独感、虚無感は忘れられない。

    でも2人目の時は2人目の余裕からか、母乳もしっかり出て、何事も大きく構えて向き合えた。新生児からの育児も楽しめた。初めての出産で苦労すると2人目躊躇するかもしれないけど、それは心配ご無用。パワーアップしている自分、びっくりするほど、余裕な自分になってる。だから、大変だから1人でいいとしないで、ぜひ2人目を体験してほしい。こんなに可愛いのかと1人目以上に親バカになる。家族って感じの気持ちが我が家にほんわかとにじみ出て来たのは、2人目を産んでから。

    母乳育児で悩んでいた数ヶ月。気づけば離乳食になり、すっかり普通のご飯を食べるようになって、大きくならないと悩んでいたのが嘘みたい。

    はるな檸檬さんのこの本で、もう15年以上前の自分が救われた。

  • 産婦さんの孤独を初めて知った。とても勉強になった。

  • 女性の目線で妊娠から出産後まで、コミカルにリアルに漫画で描かれている。いろいろ知らないことがあったし、勉強になった。出産した人みんなを尊敬するようになりました。二人目以降産もうとする人が凄い。
    赤ちゃんの顔と主人公のリアクションが面白かった。
    産後のおっぱいの痛さは初めて知った。
    あと、奥さんの心情を少しでも理解できるようになったため、産後の辛い時期にしっかり慰めてあげたいと思った。

  • Twitterでママさんたちの話題になっていたので、読んでみました。妊娠、出産、育児のリアルを伝えてくれるコミックエッセイ。
    私も今年母になったばかりなので、はるな檸檬さんが書いている内容は、まさにそうそう!!そうなの!!と激烈に共感しながら読みました。
    もうほんと共感しかないです。
    男性にも読んでほしいです。1割も伝わらないでしょうけど。
    あっという間に読み終わる面白さ!
    これから赤ちゃん産む友達や家族計画を考えている友達にぜひ薦めたいと思いました。

  • 幸せなだけでない妊婦〜母親の辛さ、もどかしさ、でも同じくらい我が子がかわいいと思う気持ちを世に出してくれたはるなさんに拍手。
    実際妊娠は世間や今までの生活との乖離、孤独感というものを感じて戸惑う。
    そういった感情に寄り添いながらも、楽しさやよろこびも教えてくれる本。

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こんなに幸せなのに、何でこんなに不安で孤独? 幸せブルーな新米ママを描く、エッセイ漫画。つわり、胎動、分娩、母乳……思うようにならない自分の体と、命を預かることへの緊張。ママとして最善のことをしたいのに、できない。贅沢な悩みだと分かっていても、のみこめない気持ちを抱えて、身も心もズタボロになった日々。シアワセだけじゃ、産めません……。「しんどい」気持ちにそっと寄り添う、ママたちの味方の一冊。

れもん、うむもん! ―そして、ママになる―はこんなマンガです

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