マル合の下僕

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著者 : 高殿円
  • 新潮社 (2014年10月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103365914

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マル合の下僕の感想・レビュー・書評

  • 『上流階級』がとても面白かったので読んでみました。

    関西の最難関K大を卒業するも、
    出世ルートを踏み外し月収10万そこそこの非常勤講師に甘んじている貴宣。
    成績優秀、家事も完璧にこなすスーパー小学生な甥っ子誉。
    坂木司さんのホリデーシリーズが大好きな私にとってはたまらない展開です。

    この誉くん、母親のネグレクトで苦労しているのに
    ちっともひねくれたとこがなくて本当にいい子でね、
    どうしようもない母親しずると貴宣の間でぎりぎりの選択をする場面で
    「お母さんを褒めたい」なんて言えちゃうけなげな子。
    ”互いが互いを選んだわけではない結びつきのなんと濃く断ちがたいことか”
    という文章にぐっときました。

    この貴宣も自分でいうほど執念深いとか性格悪いとか思えず。
    (仕返しはネチネチしてましたけどね)

    自分の好きな道で食べていける人なんてほんの少数。
    最後はなんとかなりそうで、ほんとに良かったです。
    誉くんのためにもがんばれ!貴宣。

    何かにつけからんでくる薬膳。
    いい味出してて結構好きです♪

  • おもしろかったー!!

    「そうだ、いつだって頭を使え。お前には武器がある。
    訓練した脳みそに敵うものはない。」

    自分の夢を貫き通す瓶子さん、ステキです!
    誉くんと一緒に暮らせるようになってよかった!
    ベストカップル!!

    薬膳さんもナイスキャラだった。

    彼らのその後、知りたいなぁ。
    シリーズ化してくれないかな。

  • ちょっと読みづらかった。
    薬膳が絡んでくる意味がわからず、
    ただ最後のネタ役のためかよ…とがっかり。
    研究者で成功するのは世渡り上手か
    ホントに頭いい人だけだよね!
    にしても研究者の研究は基本意味ないのばっか…

  • 17/02/25読了。ドラマ向きのストーリー

  • 勉強が出来るだけでは、世渡りは上手くいかない。かといって、勉強をしなくていいわけではない。

  • トッカンのノリを感じてサクサク読めました。
    誉の存在がストーリーに色を添えてるけど、全体的にはそこまで目立った面白さはなかったなぁ。

    大学の先生も政治の世界でいきてるねぇ。

  • 2016.1 最初は軽薄なコメディ小説かと思ったが、グイグイ引き込まれてしまいました。

  • マル合という言葉を初めて聞いた。
    大学内の位置付けや、誰につくかで違う自分の待遇などは、会社と同じなのかもしれない。

  • 薬膳キャラけっこう好き

  • 誉が嫁にほしい。

  •  トッカンみたいに、シリーズ化してくれたら、嬉しい。

  • 大学における講師・教授の残酷なまでのヒエラルキーという、珍しいテーマが面白かった。
    貧乏かつコネもない非常勤講師の貴宣が、母親失格な姉がネグレクトした甥っ子を抱えながら、知恵を武器にいろいろな難局に立ち向かっていく姿には勇気をもらえる。
    大学という「白い巨塔」の内情も伺い知れて興味深い。
    2015/11

  • K大学出身ながら私立女子大の非常勤講師である瓶子貴宣.破格の低家賃で中華料理店の二階に住む貴宣の所に、自堕落な姉・しずるの息子・誉が突然に入り込む.しずるのネグレクトが原因だが、小学生の誉は聡明で貴宣の生活を向上させる.しずるは一度だけ誉を引き取りに来たが、貴宣は追い返す.貴宣は専任講師への昇格を模索し、様々な活動をするが実を結ばない.ボス教授の誘いで突然死亡した教授の仕事を引き受けて奮闘するが、肺炎で倒れる.貴宣が取り戻すためにしずるを訪ねた場面(p303-316)のやり取りが素晴らしい.嫌味な専任講師の薬膳の存在が面白い.大学の先生の駆け引きの実態が描写されており楽しめる.

  • タイトルの『マル合』って何だろう?と思いながらページを捲ると論文指導が出来る大学教員との事。初めて見る職業の名前に驚きを隠せない。そんな職種があるのかと読んではみたがなかなか、話に入り込めずに苦戦。主人公にあまり個性を感じられないせいかもしれない。どちらかと言うと他の登場人物の方が名前にインパクトがあって覚えやすかったりした。

  • 面白かった。テンポよく読みやすいし、主人公を取り巻く人々のキャラがいい。
    大学の非常勤講師の財布事情に驚いた。

  • 学歴はあっても低収入の非常勤講師・瓶子
    姉が育児放棄した誉との生活を維持していくためにも収入upを画策、奮闘

    薬膳の妖しい感じも楽しい
    瓶子の「幸せな妄想」がささやかででもいいなぁ、って思う
    小5の誉がかわいく頼もしくも末恐ろしく…

  • 研究者はマル合の下僕じゃない。
    ただ、いつだって悲しいほど、学問の下僕だ。

    という、一文が沁みる。

    高学歴で自信も実力もあるのに大学内の派閥的なあれやこれやで出世出来ずワーキングプアな非常勤講師の主人公
    転がり込んできた小学生の甥っ子も抱えることになり、何とか収入を増やそうと画策するも結果的に厄介ごとばかり背負い込んでしまう。
    決してお人好しでも性格が良いわけでもない主人公ですが、その正直さに魅力がありました。甥っ子は勉強も運動も出来て、家事も完璧、気遣いもあるというスーパー小学生。でもところどころに見せる弱い部分が切ない。
    最初主人公が敵対視していた助手の川手。彼女の側の事情もなかなか上手く描けていたと思う。
    説教臭くなりそうな一歩手前で心に残ったセリフが多々あった。
    主人公のことを気に入り、色々手助けを申し出るもいつも邪険にされる薬膳がちょっと中途半端な存在だったかなぁ
    続編、なさそうだけど 出るなら読みたいなぁ!

  • おもしろかったー!!
    他人を陥れて自分が得したいって思うのって、すごく嫌で気にしていたけど、ここにもいた!!

  • 大学の先生のお仕事小説。非常勤講師の貴宣は甥っ子の誉と二人暮らし。なのに月収は10万8千円。専任講師になるために必要なのは学歴ではなく金とコネ。どちらもない貴宣は、「積極的に長いものに巻かれに」いく。大学の先生たちが思いの外ドロドロしていることにびっくり。貴宣は仕返しにも頭を使う。「一瞬のスッキリより一生の得」なるほどー!ととても納得した。最後、牛肉に感動する誉のセリフには笑ってしまった。

  • 一生懸命姑息に小狡く立ち回るが、根っこのところのお人好しが邪魔をして、間抜けた結果に終わるどこか憎めない非常勤講師。母親から置き去りにされ転がり込んできた甥っ子、タフでしっかりした誉くんの存在が出来過ぎで、ついつい瓶子先生を応援してしまう。

  • 面白〜い!
    貴宣ん、誉くん、とってもイイ。
    薬膳さんもイイ味だしてます。

  • 面白かったです。

    関西の大学に勤めているので、妙にリアルで、寒気がしました(褒めてます)。

    香櫨園女子大学のモデルは、立地条件と薬学部がある、ってところから、おそらく、武庫川女子大でしょう。

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マル合の下僕の作品紹介

マル合、すなわち論文指導ができる教員。学歴最高なのに、月収最低で子育て中の私大非常勤講師29歳の俺の給料の行方は、奴ら次第!

マル合の下僕のKindle版

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