私の恋人

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著者 : 上田岳弘
  • 新潮社 (2015年6月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (126ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103367321

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私の恋人の感想・レビュー・書評

  • ほんとに始めのあたりで、挫折。
    ぜんぜん好みではない文章で読み進められず。

    こういうことも、あるんだなぁ。

  • 読み終わったにしたけど、正直読んでない。最初の数ページでリタイア。アメトークの読書芸人で紹介されてたから、純文学っぽいと思いつつ、借りてしまった。そして案の定純文学でついていけず。みんなこんなのよく読むよなー。

  • 三島由紀夫賞だというのはともかく、とっても刺激的で示唆に富んだ小説だ。「太陽・惑星」よりもシンプルに読む進めることができる。ただしそれはあくまでも比較の話で、あまりの高度なテクニックになかなかついていけない自分がいる。ジャッキーチェンの映画を見た後になんだか自分まで強くなったような気になる法則はこういったところでも通じるもので、この本を読んだ後には自分まで頭が良くなった気になれる。こんな難しい本読んでる俺ってすごいでしょ、って気になれる。でもその実、なんもわかっていない俺。。。

    なんていうか、頭で読む本なのだ。
    それもたまにはいいけれど、
    僕は心で本を読みたい。と思った。

  • もし鯨並みの知能を持つ地球外生命体が発見されたら、食べようとは思わないかもしれないね。彼らはどう思うかな。我々はカワイソウだろうか。

  • 人類をめぐる果てしない旅。恋人。嫉妬。高度な文章で難解なストーリーで、その本質にはまだ迫れなかった気がする。再読必至。

  • 913
    3/9の選書ツアーにて購入

  • 2017/02/21-2017/03/06
    星4.6

    これは恋愛小説では無いと思う。帯に書いてあった「なんてことだ、ここには本当のことしか書かれていないじゃないか」という川上未映子さんの言葉が言い得ている。

    全体的に面白かった。どの言葉も無くてはならないような気がした。現代を生きる小説という感じがした。

  • 新聞に「斬新な文体」といった内容で紹介されていたので読み始めた。
    5行で挫折の予感。
    意味のない言葉を繋ぎ合わせてひとつの世界観を作ろうとしているようだが、理解ができないので全然先に進まない。
    「まずい」と思っている料理を、「オレのテクニックはすごいだろ? ほら喰え、喰えっ!」と言われ続けているようで、だんだん不愉快になった。
    我慢して読み切ってしまえば、何か理解できるものがあるかもしれないが、そんな義理も時間もないので、10ページで見切りをつけた。

  • 面白い。こんなラブストーリーは初めて読みました。時間軸が凄い。

  • 一言で言い表すなら、興味深い作品。
    1回目、2回目の人生と3回目の私に転生してのエピソードのバランスがいい。

  • 請求記号:913.6/Ued
    資料ID:50084935
    配架場所:図書館1階東館 め・く~る

  • 正直よく分からなかった。
    最初は126ページしかないと思っていたが、ほとんど会話がなく、全ページに文字がびっちり(なイメージ)だった。
    かなり読むのに苦労したが、途中からなぜかくせになってしまうような感覚があった。
    最後はとても良かった。

  • 16.12/7
    最初は言葉を理解するのに時間がかかったけど、どういう雰囲気の物語なのかを理解し始めてからグッと面白くなった。アメトークで確か又吉さんがオススメしてた小説。

    人としての物語を抹消され、物理的な現象として扱われた死が、ここにもたくさん横たわっている。

  • 読書芸人から。
    面白くて2回読んだ。そして2回目の方が面白かった。人類史の解釈も突飛な設定もまさに「かつてない」。
    壮大な恋愛小説という物語としての面白さ。「私」のコアが求める恋人が普遍的なものだったり高橋陽平に対する嫉妬、輪廻故の悩みや遠慮は想像の産物とは思えない。
    そして「周回する行き止まりの人類の旅」という独特な人類史観はたまらなく興味を惹かれた。とくに四週目について一人目の私の考察はもはや何を言ってるのかわからないことが更なるリアリティーを醸している、三周目の自分にはわからないのだ、と。(高橋陽平の解釈が分かりやすいのとの対比)
    想像もできないことを想像させる、あり得ないことなんてないと信じさせられ、何も信じられなくなる。いつか再読。

  • 複雑な精神を持っていれば、他人の考えを容易に理解し、内包することができる?何をするかわからない事を想定しておけば、それは想定の範囲内?

  • アメトークの読書芸人で又吉が紹介。縄文時代から何度生まれ変わっても同じ人を愛する話?

  • 小説としてすごく面白いかというと「?」ですが、今まで読んだことのない独特の世界観に引き込まれます。スケールが大きく、哲学書の趣きがあって、読み終わったあともいろいろに解釈して考えさせられました。
    一回通読して終わりにするのはもったいないかも知れません。

  • この類いは書き手の妄想に付き合わねばならぬわけで読み手も体調を整えなければならぬのだが本作に限っては多少下痢気味のほうが力が抜けて読みやすい。
    どこが三島由紀夫賞なのだと考えてみた結果そう言や豊饒の海は輪廻転生!と至って凡庸な結論にたどり着く。
    ではジャンルは何?と問われればその昔クイズグランプリに文学歴史のジャンルがあってその30くらいなのだろうと答えるしかない…たぶんわかる人しかわからないだろうが。
    竹を割ったような感想を書きたいのだが前歯で支那竹をぐじぐじするようなことしか書けぬのはつまりそういうことなのであろうな…
    すまぬm(_ _)m

  • あまりに抽象的でポカンとした感じ。

  • 「私の恋人」
    #kinoppy

    世界史を小説にしたような感じ。
    歴史観はポメランツのようで、第1期が原始人が世界中に広がる過程、第2期はスペインの世界支配から原爆投下まで、第3期は今の経済的支配。なかなか面白い小説。

  • 三島賞受賞作というが、本書がさほどの傑作なのかはよくわからない。

    作者が本書で高橋陽平に語らせているのは、現代は「人類の旅」の3周目であるという文明論だ。

    1周目は古代の人類伝播、2周目は2発の原爆投下で終わった西洋文明の伝播、3周目は現在進行中であるバーチャル空間の制覇というか、人工知能による人類文明の継承だ。
    主人公の3度の生の時期がこれと重なるのは偶然ではない。

    「人類の旅」をなぞる高橋の旅に同行するのは、主人公が第一の生から空想する理想の恋人か現出したとも思える女性だ。

    主人公は第一の生において高橋理論を含包、凌駕する考察をしたと主張するが、現世での「理く想の恋人」との関係において、既にこの世を去った高橋に追い付くことができない。

    なしくずしに、だが定期的に主人公の部屋を訪れる恋人。
    主人公は恋人に対する自らの愛情に気づく。
    定刻をゆうに過ぎても姿を見せない恋人。
    主人公がその関係を諦めかけたその時、ドアノブが乱暴に音を立てる。

    作者の文明論において、恋人は何を象徴するのか。ドアノブの音は何を示唆するか。
    単に主人公と恋人との関係だけに留まらない何かがあるはずなのだが。

  • 不思議な味わいのある小説.10万年前のクロマニヨン人の私に立ち返りながら現れる人格と私の恋人.人類の歴史をいくつかのターニングポイントで4つの流れに捉えている.実験的な意味では面白かったが,非常に読みづらかった.

  • 妙に詳細で事実のようでいて妄想のよう。

  • 三島由紀夫賞受賞作品です。
    出だしが分かりにくく挫折しそうでしたが、慣れたら無味乾燥な文体がストーリーに似合ってて、意外と楽しく読むことが出来ました。
    凝ったストーリーが斬新だし、人類の歴史の捉え方も面白く感動したのでちょっとあらすじ書いちゃいます。。

    アフリカの地で人類が誕生し、世界中に人類が行きわたり有色人種が先住民となって定住するまでが人類一周目の旅。
    大航海時代が始まり、より高い文明を持つ白人が先住民を迫害し、権力を握る。白人同士も支配される側にならないために闘う。画一化を計り自分に有利な価値観を広めた欧米が勝利するまでが人類二周目の旅。
    第二次世界大戦後、インターネットが普及して国境が意味をなさなくなり、科学技術が飛躍的に発展したことで人類は「彼ら」を生み出す・・・現代は人類三周目の旅に入ったところ。
    「彼ら」が出現したら・・・

    これが、10万年前にクロマニヨン人だった異常に知性が高い主人公が予想した人類の未来の歴史です。
    実際人類はその通りに発展し、その時主人公は2度目の転生をする。ナチスドイツに捉われ餓死させられたユダヤ人として。
    そして3度目の転生は現代の日本人。

    1度目の人生を生きたクロマニヨン人が理想の恋人も想定していたのですが出逢うことが出来ず、2度目のユダヤ人も出会う前に死に、3度目の日本人が初めて10万年越しにそれらしき女性と知り合います。

    まあこんな話なんですけど、現代の日本にいながらクロマニヨン人やユダヤ人だったころの記憶に飛んだり戻ったり、複雑だけどその浮遊感が気持ちよかったし、人類そのものを俯瞰する視点なんかは興奮しました。まさに時間旅行。

    また、人類の歴史、特に経済的価値観について資本主義という世界共通のルールを定着させて勝者になった欧米が主役の2周目の旅は終わり、現代は人類が行き詰っている様はよく言い当てているなあと感心しました。3周目の旅に出現するであろう「彼ら」のことははっきり示されてないけれど、このままいくと人類は「彼ら」に支配されるのか!と少し怖くなりました。

    タイトルからは想像できない意外な作品でしたが、面白かった!

  • 旧石器時代から一心に想い続けていた「私の恋人」を求める話。
    1回目の生は旧石器時代の洞窟でひきこもり、思念と思考の限りをつくす。
    2回目の生はナチスの強制収容所で閉じる。
    3回目の生は日本で「私の恋人」と出会ったかもしれない今生。

    すごい設定。
    1回目の生で「私の恋人」を設定し、3回目の生でめぐり合ったかもしれないっぽいという。
    純度の高い純粋さを感じつつも、とてつもなく高度なストーカーっぽくもある。すごい。実際、自分がこんなので「私の恋人」候補になってしまったのなら、全力で逃げる。

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私の恋人の作品紹介

時空を超えて転生する「私」の10万年越しの恋。旧石器時代の洞窟で、ナチスの収容所で、東京のアパートで、私は想う。この旅の果てに待つ私の恋人のことを――。アフリカで誕生した人類はやがて世界を埋め尽くし「偉大なる旅」一周目を終える。大航海時代を経て侵略戦争に明け暮れた二周目の旅。Windows95の登場とともに始まった三周目の旅の途上で、私は彼女に出会った。

私の恋人のKindle版

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