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- Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103390053
感想・レビュー・書評
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かつての四大証券の一角だった山一證券が自主廃業に至るまでの経緯と原因を追求したノンフィクション。
大きな成功というものが誰か一人の力によって成し遂げられることは少ないが、
それと同じように、大きな失敗というものは誰か一人の責任によって生まれるものではなく、
数々の人が、当人すら自覚していない小さな誤りや背信を重ねて、少しずつ歯車を狂わせていくことで生まれるものなのだということが
よく分かった。
また、現場の山一證券の社員が優秀であったにも係わらず、結局何も出来なかったのは
歴代のトップ達ががギリギリまで情報を隠し続けたためで、
トップと現場の意思疎通が会社の命運を握るといっても言い過ぎではないように思えた。
山一證券が消滅してはや10年。
海の向こうのウォール街は昨年からあの時の日本のような金融不安に襲われている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
山一証券の消失についてかかれていますが、いまいち掘り下げが足りないように感じます。
巨額の負債を抱えたわけで、その部分に焦点を当ててほしかったことと、破綻後にもっと焦点を当ててほしかった。
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