「日中韓」外交戦争: 日本が直面する「いまそこにある危機」

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103390169

作品紹介・あらすじ

暴走する中国、逆上する韓国、試される日米同盟。日本外交に活路はあるのか。自国の権益の拡大、領土領海の拡張のため、なりふり構わぬ攻勢を仕掛けてくる中国。大統領自らが世界中で反日宣伝を繰り広げ、日本に対する敵意を露わにする韓国。理性を失った相手との「外交戦争」は、一歩間違えば最悪の事態が待っている。風雲急を告げる東アジア情勢を冷静に読み解き、その中で日本が生き残る道を考える。

感想・レビュー・書評

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  • 基本的事項を整理できて良かった

  •  元々が特集としての新聞連載なだけに、特ダネというわけではないが基本的事項がわかりやすく網羅されている。読売だからというか、専ら責めを中韓や民主党政権に帰しているきらいはあるが(もっとも、あながちそれが間違いでもないと考える)。
     中国については、「核心的利益」の範囲を従来の台湾・チベット・新疆から尖閣諸島や南シナ海に拡大してきていること。韓国については、世論を原因とした反日姿勢により日米韓連携が疎外されていること。また中韓とは離れるがサイバー攻撃の危機は日本にもあること。こういった論点一つ一つへの対処を考えさせられる。

  • 日本のおかれている国際情勢を理解するうえで、中国・韓国との関連を理解するのは重要だ。この分野は、筆者が誰であるかを意識した上で読まないと偏向した情報にさらされることになるので注意が必要ではあるが、それを理解して読む分には良いように思う。本書であるが、読売新聞政治部が著者であり、その主張の是非にはいろいろな意見があるだろうが、この分野を理解するうえでの問題点が整理されており、日本の状況を理解する上で大いに役にたった。

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