MとΣ

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著者 : 内村薫風
  • 新潮社 (2015年8月31日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103394617

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MとΣの感想・レビュー・書評

  • 秋葉原のカツアゲの現場、ネルソンマンデラが収容されている刑務所の外、マイクタイソンの試合、1990年2月11日にある一致が起きるが、その一致とはいったいなんだったのか。

    謎を残して終わる形式。できの悪い伊坂幸太郎な感。

  • 急にあっちこっちに場面が飛びます
    理解するというより受け入れるという感覚でした
    他の作品も読んでみないとなんとも...

  • 意味がつかめない小説だ.表題作は芥川賞候補の由だが,ネルソン・マンデラ,マイク・タイソンが出てきて話が突然切り替わる.ブラック企業で自殺したハヤミと親しかったことで内村が登場するが,意味がわからない.量子力学の話も出てくる.作者は何が言いたいのか?「2とZ」「パレード」も支離滅裂の展開だ.

  • 同じようなモノは同じではない。しかし違う筈のモノが実は同じコトだったりする。長く生きれば世間、世界は狭く繋がっていると感じざるを得ないことに遭遇する機会が増えてくる。誰でも感じるテーマだと思う。
    非常識な話に見えて極めて常識的な作品でした。そういう評価に落ち着いて欲しいし、そうあるべきです。

  • 「MとΣ」第153回芥川賞候補。

    いわゆる"Don't think, feel!"って感じの小説で、過去や未来などの時間や一人称の主体などがシームレスに入れ替わる様は、磯崎憲一郎などの自分の苦手な部類の小説に入るのだけれども(『赤の他人の瓜二つ』など)、しかしこの短編集、自分はとても気に入った!
    あちらの方の小説のある種の『お行儀の良さ』みたいなものはなく、こちらはもっと露悪的で暴力的で非道徳的。そうそう、やるならこんくらいやってくれないとね。中原昌也や阿部和重なんかがその手法を使って書いたらこんな感じのものが出来上がるんじゃないでしょうか。
    「2とZ」、「パレード」ともに展開が予測不能で、ほんと、何が起きるかわかりゃしない、なんでもありの世界。
    芥川候補にもなった「MとΣ」は阿部和重的手法(歴史的事実と小説の内部をリンクさせる)を採用し、この作品集の中では一番「わかりやすく」なっていると思いますが、やっぱりその分ハラハラ感は抑えめ。
    しかしこの手法、最初は衝撃的ですがどこまで持つのかな。中原昌也なんかはずっと同じ作風で書いてるし案外なんとかなるのかもしれない。
    デビューの経歴などが不透明なのが微妙に気になりますが、できればまた他の作品も読みたい。

  • よくわからなかった。
    ブラック企業、アパルトヘイト、マイク・タイソン。
    それぞれの物語がバラバラに進み、繋がっていくのかとおもいきや、いったいなんだったんだろう?
    それぞれのストーリーはとても読みやすく興味深かっただけに、いったい何が言いたかったのか、読みとることができなかったのは残念。

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MとΣに関連するまとめ

MとΣの作品紹介

1990年2月11日。光よりも速く世界を移動した、「奇跡」のすべて。誤審と解放。行列と暴力。タイソンとマンデラ。意志と衝動。ブラック企業とドラクエ。野性と理性。42 と1。みんながんばれ。無理せずがんばれ。「2とZ」と「パレード」そして「MとΣ」。小説の可能性を拡張する、力と技、心意気――。新しくて、尖ってて、でも不思議と懐かしい。突然現れた才能による第一五三回芥川賞候補作。

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