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みんなの感想・レビュー・書評
声に出して読んでみたときに初めてわかるリズムのよさ、響きのよさは「言葉の魔術師」の面目躍如、といったところ。
「贋作・罪と罰」のあっけないまでのせつなさ、「赤鬼」の突き放されるような衝撃は、野田戯曲のラストシーンの中でも屈指だと思う。
収録作品の1つ、「キル」がものすごい好きです。
舞台ってこんなに「広がる」ものなのかと、
本当にホリゾントから少し乾いたような草原の香りが
ぶわっってきたような気がして、客席で仰け反った記憶があります。
草原を駆け大地を支配する「ファッションブランド」のお家騒動のお話、
と文字で書くとなんのこっちゃやら、なのだけれども、
最後にミシンを抱きながら「キルとはイキルこと」と悟り、
深い夢の中に落ちていくテムジンの姿には
ものすごい説得力があるという。
芝居の力を見せつけられるお話です。
余談。
再演(堤×深津ペア)を3回ぐらい見に行って、そのうちの1回を
すぐ下の弟を誘って見に行ったのだけれども、未だに
「あの時から俺の理想は深津ちゃん」と言い続けているのには
若干閉口します。義妹がふかっちゃんとか、緊張するやん。
野田秀樹の戯曲が5つ入ってこの価格! 破格、と言っていいと思う。初めて購入した戯曲。中学2年生の時だった。以来、ことあるごとにページをめくりたくなる、私のバイブル的存在。 戯曲を読んで実際の舞台を見て、「演出家・野田秀樹」のイマジネーションの豊かさに驚く。そしてもう一度戯曲を読んで、その作品が持っている多くの意味を探る。 幾重にも張り巡らされたメタファーと、その中でひとつ浮かび上がる大... 続きを読む »
野田さん脚本の劇は、顧問のせんせーの前任校でやったらしい「赤鬼」をビデオで見ただけ。とまぁ知識は全くないわけです。
「赤鬼」に衝撃を受けてこの本を手に取りました。んが、どの作品もそういった無知識、無意識のなかに何らかのものを及ぼしていきます。
野田さんの劇が好きになる一冊です。いつか野田さんの劇をやってみたい。
しばらく、ごぶさたandのんびり舞台を
見に行く余裕はないのですが、数年後に
そんな時間が持てるようになったときのために、
また、コトバでの表現・訴えかける演出方法を学ぶために、
いまだに中古本屋に行くことなく、家の本棚にある1冊です。
やっぱ野田秀樹、いい!
すごいよー。
中でも贋作・罪と罰、TABOO、最高。
泣けてくる。なんて人間は汚ならしくて、美しいんだ。
キルと贋作と赤鬼は一応観てて、タブーとローリングストーンは知らなかった。面白い。言葉を玩び、翻弄して、全体を流れる絵を思う。思い出す。
戯曲というものを読んだことがないひとは一度これを挑戦して欲しい。個人的にはもっと初期の「回転人魚」とか「怪盗乱麻」とかが好きなんだけどもう売ってない。残念
夢の遊眠社解散後の戯曲集。
独特の言葉遊びは野田氏の知性を感じさせる。
おすすめは「赤鬼」と「贋作・罪と罰」。
どちらも切ない作品。
赤鬼の戯曲が読みたくて買ったのだが、いざ読んで見ると野田のセンスの良さに改めて驚く。「キル」の言葉遊びは分かりすく、野田初心者への入門編として最適だろう。「赤鬼」は難しい芝居なのだと戯曲を読んで思った。ここまで来るとほぼ一人芝居である。だが一度上演してみたいんだよなぁ…






