- Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103405115
感想・レビュー・書評
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声に出して読んでみたときに初めてわかるリズムのよさ、響きのよさは「言葉の魔術師」の面目躍如、といったところ。
「贋作・罪と罰」のあっけないまでのせつなさ、「赤鬼」の突き放されるような衝撃は、野田戯曲のラストシーンの中でも屈指だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
野田さん脚本の劇は、顧問のせんせーの前任校でやったらしい「赤鬼」をビデオで見ただけ。とまぁ知識は全くないわけです。
「赤鬼」に衝撃を受けてこの本を手に取りました。んが、どの作品もそういった無知識、無意識のなかに何らかのものを及ぼしていきます。
野田さんの劇が好きになる一冊です。いつか野田さんの劇をやってみたい。 -
しばらく、ごぶさたandのんびり舞台を
見に行く余裕はないのですが、数年後に
そんな時間が持てるようになったときのために、
また、コトバでの表現・訴えかける演出方法を学ぶために、
いまだに中古本屋に行くことなく、家の本棚にある1冊です。 -
戯曲というものを読んだことがないひとは一度これを挑戦して欲しい。個人的にはもっと初期の「回転人魚」とか「怪盗乱麻」とかが好きなんだけどもう売ってない。残念
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このひとほんと、生粋の演劇人だ。
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赤鬼の戯曲が読みたくて買ったのだが、いざ読んで見ると野田のセンスの良さに改めて驚く。「キル」の言葉遊びは分かりすく、野田初心者への入門編として最適だろう。「赤鬼」は難しい芝居なのだと戯曲を読んで思った。ここまで来るとほぼ一人芝居である。だが一度上演してみたいんだよなぁ…