かぐや姫はいやな女

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 46
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103456247

作品紹介・あらすじ

なぜ、かぐや姫はいやな女で桃太郎は独善的で饅頭はあんなに怖かったのか。今日も元気に、怪しいオトギ話の国ニッポンをケトばし、辺境をめぐり、島々を旅して、犬と笑い合い、世界中の酒を呑みつつ、二十一世紀のトイレと水問題について深く考察する――。一読哄笑、二読感涙、三読そうかそうかと膝を打つ、ファニーな感覚と郷愁があふれ出る椎名誠のコンクジュース的バラエティ・エッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • なんか雑多な本、シーナ氏がどっかで書いたエッセイの下書か?

  • 科学的のようなリクツ文,ウンチク,サケ,旅,紀行,トイレ…。いろいろな雑誌や新聞の連載からのヨセアツメたエッセイ集。まとまりはないがごった煮のような楽しさを味わえる。なかなかいいもんだ。

  • 椎名氏がSFマガジンなどに書いたエッセイをまとめたもの。
    前半は標題作のような昔話をSF 風にとらえて解釈、SF 作家でもある椎名さんならでは、面白い。
    他に、世界各地の習慣などを日本と比べ、現代日本を憂いたりも。
    私的には、お酒に関するもろもろの文章が椎名さんらしくて好きです。

  • なんだか良く分からないけど、シーナ兄いがあちこちに書き散らかしてきた文を「ほいさ!」とテキトーにまとめて一冊の本にしちまいました、というおなじみパターン!?の本!

    表題のかぐや姫をなじるお話や、その他種々雑多なお話が出て来るのだが、後半わ俄然お酒の話で盛り上がっているw。

    僕が時々ここやFBでつぶやく「牡蠣にわシングルモルト『ボウモア』をたらして喰うとめっちゃ旨いでぇ!」って事や、シーナ兄いの好きな酒ベスト5、なんてもの出て来る。

    そしてその次にはなんと「痛風」が話題になっているのである。

    シーナ兄いわ尿酸値がズバリ「10」だったことがあるそうで、その時分に足の親指が少し腫れたけど、普通に歩けたし3日くらいですっかり治ってしまった、今思えばあれが痛風だったのかなぁ、という誠に真の痛風経験者である僕達から云わせると非常にけしからんお話なのであるが。 でも面白いからまいっかw

    いやはやなとも楽しい本でして、すまんこってす すこすこ。。。

  • 我々おっさん達が飲みに行くと、大概初めは最近の話をし、やがて酔ってくるとむかしの話になる。昔の話、つまり若い頃の話は毎回飲むたびにおなーじ話になってしまう。
    椎名さんのこのエッセイも同じ。初めはちょっと目新しい事を書いてるが、最終的に何時もの話だ。
    そんな旧友と飲みに行ってるような感じで楽しめる。まぁ水戸黄門的な安心感かな。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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