くるりのこと

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  • 新潮社 (2016年9月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103502715

くるりのことの感想・レビュー・書評

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  • ロックンロールを聴きながら 読みたいと思った

    流れというものが ある

    人の流れ
    時代の流れ
    音楽という 奔流

    抗うように 委ねるように
    どのように 舵を取ろうかと考える

    全てを意図する そういう在り方も ある
    成り行きを信じる そういう生き方も ある

    意図しないということは
    出会いと気づきに 耳を澄ませるということ

    まるで 吟遊詩人だと 思う

    意図するということは その意思をくみ取り
    指揮を執るようなものなのだと 思った

    どちらも ある
    あえて委ねる歩き方も ある

    常に言葉にならないものを 探していたような 気がする

    自然そのものを いつも相手にしているような 気が する

  • くるりが新しいアルバムを出すと1つ楽しみが増える。

    普段は絶対ありえない、"音楽を聞く時間"を持つことになる。飲み物を用意して、トイレに行って、歌詞カードをもって、椅子に座って、いよいよ再生スタート。

    聞いてみるまで想像できない音楽が毎回そこから奏で始められる。最初から"お、いいじゃん"って思う曲もあれば、"んー?"から始まり、次第に馴染んでくる曲もある。最終的に自分の中で一つのいいアルバムになっている。

    そんな楽しみな時間がアルバムのリリースごとにある。

    変化を恐れず、新しいことに挑戦し続けている。音楽、またバンドの形態に関しても。そういった姿勢はすばらしいなと思うし、その結果としての音楽だからこそ魅力なのかなと。

    本を読んで、また新たにそれぞれのアルバム、曲、バンド、たくさんの物語が加わることで、より深く楽しんでいける予感。

  • 割と同年代だか、あまりちゃんと聞いてこなかった「くるり」に興味を持てるようになりました。早速聞いています。

  • 2016.12.1
    メンバー交代やスランプ期などバンドの裏側など、なるほど大変だよね、バンド続けるのも、と思いながら読んだ。

  • ファンは必読。メンバー脱退のこととかあの曲がでたときバンドはこんなだったとか。

  • バンドは奇跡だなあと思った。ちなみに私がくるりでいちばん好きなアルバムは「ワルツを踊れ」。当時の感想が「なんか今までのくるりから開けた気がする!」だったんだけど、当たってた。聴こう。

  • くるりが素晴らしいのは、その時々の自分に正直なところだと思えた。佐藤くんのベースは確かに特異だと思う。リズムよりメロディ。ボーカルに寄り添っている気がする。

  • おもしろかった。デビュー当時のメンバーそれぞれの動きや京都のことは知らなかったので、流れを知ってそうだったのかーと。メンバーについてはよく入れ替わり、ファンファンさんは変わらないなーと思っていたけど、そこのところも書かれている。あらためてベストアルバムを聴いてみている。松任谷由実さんやCoccoとの制作についての話もおもしろかった。

  • 「くるりってどんなバンド?」と問われた場合、簡潔に答えるのは難しい。一般的なバンドとは、運命共同体としての魅力があり、そのメンバーでしか成しえない演奏や表現に収斂していくのが大半なはず。しかし、彼らの歴史を彩る度重なるメンバーの加入と離脱、アルバム毎に変わる音楽的な意匠を思うとき、彼らのアイデンティティーや一貫性を分かりやすく言語化するのは容易いことではない。オリジナルメンバーとして残るのは岸田氏と佐藤氏だけであり、もしかして岸田氏のワンマンバンドなの?ブラックなの?といった誤謬や勘繰りさえ生み出すほど、彼らの活動は直線的ではない。
     この著作は「くるりとは何なのか?」という疑問に一つの道標を与えてくれるかも知れない。バンドの内実をオリジナルメンバーの二人の述懐で振り返るという内容から、どうしてもタブロイド的な視点が本作の魅力かの様に映るところもあるし、実際知られざる事実の披瀝もあるにはある。しかしそれは主題ではない。
     くるりの大半の歌詞が抽象的で散文的であるのと同様、かなり自分の直感・感覚を重視してきたバンドだということがよくわかる本だと思う。それゆえ自身の過去や未来を見据えているというよりは、常に行き当たりばったり。確信を手に入れたとおもっても、少し経てばそうでもなかった、ということの繰り返し。そして人や音楽の出会いに触発されたものを丁寧に音楽そのものに反映させてきたのだということもわかる。だからこそくるりの歴史を語るのはこの本や本人たちの言葉というよりは音源そのものだということ。音楽至上主義者であり、バンドやパーソナリティはその背後にあると考えるが故に、間違えたり失敗することを恐れなかったのではないか。
     と同時に、西洋文化に日本人としてどう向き合うかということの一つの回答としても読める。バンドの名前よろしく流転し続けることそのものがくるりなのだなと感じる。
     それにしてもよくここまで続いたなぁと思わずにいられない。20周年おめでとうございます。
     

  • これまで数々のライブを見た中で、一番印象に残っているのが、10年くらい前のフジロックでのくるりのライブです。
    くるりが初めてグリーンステージに立った時で、岸田さんのMCに猛烈に感動した。そして、最後に演ったのが「東京」でした。
    くるりは、デビューしたちょっと後くらいから聴き始めたバンドで、一番長く聴き続けているバンドです。それだけ長く好きでいられるのはやっぱり新しいアルバムが出る度に新しい姿が見られるからだと思う。
    順風満帆に見えていたくるりも、裏では色々あったようで、当時の状況を岸田さんと佐藤さんが語ってくれています。
    もっともっとくるりが好きになれる一冊です。

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    #くるりのこと
    #くるり #岸田繁 #佐藤征史
    #宇野維正
    #2016年86冊目

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くるりの作品

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くるりのことの作品紹介

もし、このバンドが存在していなかったら、J-POPはどうなっていたのか。オリジナルメンバーの岸田繁と佐藤征史がロングインタビューで語り尽くした、知られざるあの時の苦悩と二人が見据える未来。京都で誕生し、その後の日本の音楽シーンを大きく変えた唯一無二のバンド、くるりの謎と本質に迫る。くるりをよく知る関係者の証言も収録した永久保存版の一冊。

くるりのことはこんな本です

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