しんせかい

  • 296人登録
  • 2.63評価
    • (4)
    • (12)
    • (36)
    • (21)
    • (16)
  • 52レビュー
著者 : 山下澄人
  • 新潮社 (2016年10月31日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (163ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103503613

しんせかいの感想・レビュー・書評

  • 芥川賞受賞作というから読んでみたが、やはり芥川賞受賞作に面白いものなしというか純文学とはそう言うものなのか?しかし自分の世界に閉じこもった独善的なものが多いように思うし、日本独特とも思える私小説的なものも多いように思える。本作も倉本聰の富良野塾での経験を書いただけの悪く言えば日記みたいなもので読むに値しない、二度とこの作家を読むこともないだろう。

  •  第156回芥川龍之介賞受賞作。

     俳優を目指す主人公が、俳優と脚本家を育てる【谷】での共同生活に参加する。彼の名はやましたすみと。読者は間違いなく、私小説?倉本聰氏が主催する富良野塾?と、ピンとくるだろう。しかし主人公は倉本聰を知らずに参加したらしい。読み進めるほど、浮世離れした彼から目を離せなくなる。小学生の作文のような(いい意味で)ピュアな文章。澄んだ目を通して描かれる情景。
     物語は淡々と進むし、何も起こらない。ザ・純文学ってかんじ。「コルバトントリ」よりは格段に読みやすかった。

  • スミトの共同生活が淡々と進み何もなく終わった。
    混沌としている。
    純文学って難しい。

  • 第156回芥川賞受賞作品の山下澄人氏「しんせかい」読了。
    淡々としているがゆえに、山もなければ谷もない、青春小説と呼ぶには無機質で不可思議な小説が出来上がった感はあれど、最後の2行で一気に引き込まれる。ただ、読む人によっては一気に否となりそう。
    もう一作品、掲載されている短編がありますが、掲載順が反対だともう少し「しんせかい」のイメージがつかみやすかったかも。
    まあ、芥川賞らしい作品でした。


    『ゴロウ・デラックス』
    #239:2017年2月23日放送分

  • 富良野塾の二期生としての自分の経験を踏まえて…らしいのだが、珍しい体験というだけで何にも私には響くところのない芥川賞でした。文芸春秋の評をうっかり先に読んでしまって「裸の大将」という表現を見つけてしまったので、もう最初から最後までその語り口でしか入ってこなかったせいもあるのかも。
    何につけても青春は痛いものだが。

  • 演劇と脚本の住み込の無給自給自足の学校での、スミトの1年間。
    緩やかに過ぎている日々。栄養失調になったり、行事での些細なトラブルなど、
    【先生】やケイコ、故郷の女友だちの「天」とのちょっとしたやり取り。

  • 一般的な評価は低い。

    やたらと句読点が多く、不思議な文章のリズムの中で、
    演劇塾と言う名の変わった日常が延々と続く。
    時には俯瞰から「谷」を見下ろし、時にはクローズアップされる。
    淡々と一年が終わり、この一年の意味は分からない。

    でも私はこの空気感は好み。

  • 又吉がお笑いで、次が演劇、という成長物語シリーズで芥川賞は続く。

  • いまいち。主人公のキャラもいらいらする。
    現実感がなく夢の中のよう。

  • 率直に言っておぼえていないのだ、この本、実際に読んだのかどうか。読み終わったのは今日のはずなのに。昨年の暮れに新聞の書評欄に紹介されていて、読みたいというか、おそらくそれほどの思いもなく、純文学なんて自分で選書できないから、する術もないから、そんな紹介に頼ったのだ。案の定、読むほどのこともなく、そういう意味では期待を裏切らなかった。読み手を意識せず、読ませたい、伝えたい確たるテーマをもたず、あえて靄に包んだかのごとく書きつらね、それを称して純文学か。作中のぼくはどうであれ、昇華を得られない読書によってときを費やしたぼくはたまらない。合点がいかなければ読むな。いくわけないから、彼はもう読まない、きっと。

  • 何か掴めそうで、結局何も掴めなかった。純文学難しい。でも雰囲気は嫌いじゃない。

  • 倉本聰の主宰する「富良野塾」での作者自身の体験をもとにした小説。二期生として入塾した19歳の若者の体験をメインに綴っている。時系列が前後し、曖昧になり読者を戸惑わせるが、これは主人公の若く人生の先行きが定まらず、不安定な心情と体験を表現しようとしてるからだろう。
    私は「富良野塾」とは俳優や脚本家を目指すエリート集団と認識していたが、それよりもまるで「北の国から」を体感するような過酷な自然の中での生活が前提にあるということだ。その環境の中で主人公はなかなか自分の今後を定めることが出来ずにいる。
    「辛い」ということばが心に残る作品だった。

  • つまらない。飛ばし読みしてなんとか読了。絶望的に展開に興味が持てない。たまに、これが芥川賞かというつまらない作品かある。この作品がまさにそれである。

  • 請求記号:913.6/Yam
    資料ID:50085845
    配架場所:図書館1階東館 め・く~る

  •  俳優を志す主人公の若々しい感性があふれる作品だ。短文の連続と、息の短い間合いの文章が続くのが特徴だ。おそらく演劇人独特の間合いなのだと思う。
     描かれている富良野塾での生活は弟子と師匠の関係が印象的だ。もはやこのような教育の場は少なくなった。理不尽だが、一挙手一投足に注目する弟子の姿はなぜか懐かしい思い出を引き起こす。

  • 普通に読めたが、何らかの賞が付くほどには私は感動しなかった。
    一番感動したのは最後の数行。
    あと受賞作よりも、その次の長いタイトルの方が面白かった。

  • 「しんせかい」って感じはなかったなー。

  • 芥川賞受賞で、予約したのを忘れてたほど、知らないまんま読んだ。

    すぐ富良野塾だと気づいて俄かに期待したものの、淡々としてて盛り上がりもない。
    とにかく読んだ。認めたくないが、多少我慢しながら読んだかもしれない。
    そうして最後、せっかく読んだというのにおーい!っていうのに出くわした。
    普段、ドキドキハラハラばかり好むから、好みではないが、良い作品なんだろう。
    悲しいことに、わたしにはわかりにくすぎました。

  • 文藝春秋で読んだ."北海道の【谷】で少数の仲間たちと生活しながら,【先生】に演劇と脚本の指導を受ける"(堀江敏幸評)話だが,これが芥川賞?という感じだ.1期生と2期生が居るので名前がずらりと出てくる.それに先生の家族と常勤のスタッフ.スミトの感情が表に出ず,女友達の天との会話,手紙に少し現れるだけだ.村上龍は「つまらない」,高樹のぶ子は「あっさり感にも困った」,宮本輝は「ドングリの背比べ,語彙不足か?」,島田雅彦は「なぜこれが受賞作になるのか,よくわからなかった」,川上弘美は「なんだかいいんですが,うまく説明できないです」と散々なコメントがあった.該当作なしで良かったのでは,思った.

  • 《芥川賞受賞作》と言うから読んでみた。芥川賞作品ってこんなん?ふーん 面白くない。

  • 最後の二文。この終わりはないだろう、と思った。

    たぶん、設定も登場人物もそれなりに含蓄があり、それぞれの世界を持っていたのだろうけれど、主人公があまりに無関心に無知で日々を過ごしているため、その繊細さに、読んでて何も気付けなかなかった。話を膨らませるところは膨らませて書けばいいのに。

  • 中学生の作文のような作品

    俳優、脚本家志望を育てる倉本聰の劇団に参加した若者(著者本人が実名で語るはなし

    実在の有名人物や場所は【先生】、【谷】と呼ぶ
    やたら出てくる研修生仲間は仮名か

    芥川賞はやはり期待するものじゃない

  • 「カヌーの人の方がよっぽど時間も労力もかかっていたのだけど、色紙の方を何倍も喜んで、気持ちはわかる、」

    独特すぎる。文体、構成。
    内容は俳優養成所の話。
    前半と後半の構成の分け方、2年目の説明の無さ。

  • もう少し起伏が欲しいところ

全52件中 1 - 25件を表示

しんせかいを本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

しんせかいを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

しんせかいのKindle版

ツイートする