鎌倉のおばさん

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103504023

作品紹介・あらすじ

父であり祖父である村松梢風の、最後の道連れだったひと。母であり祖母である梢風の妻に育てられた私にとって、梢風とそのひとが暮らす鎌倉の家は特別な場所だった。放蕩三味の文人梢風との生活のなかで、そのひとは、年齢や経歴をさまざまに偽って人生を紡ぎだしてゆき、それはいつしか、父も母も死んだと言い聞かされて育てられた私の、出生と生い立ちへの思いに、複雑に交錯してゆく…。村松家の秘められた物語。

感想・レビュー・書評

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  • 南国忌の講演で、村松氏の生い立ちを知った。この本を読んで不思議な人生がプロレス者の原点であるとわかった。私にとっては、私をプロレスに正しく導いてくれたプロレスの味方である。

  • ずっと気になっていた本なので読めてよかった。

    小倉遊亀の描いた日本画で湯浴みする女たちを描いた作品があるのですがその画がずっと浮かんでいました。

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著者プロフィール

1940年東京生まれ。慶応大学文学部卒。『時代屋の女房』で直木賞、『鎌倉のおばさん』で泉鏡花賞受賞。著書に『アブサン物語』『北の富士流』『アリと猪木のものがたり』『猪木流』『老人の極意』『老人流』等。

「2022年 『ゆれる階』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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