本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103504719
感想・レビュー・書評
-
実際に食べたら 固い おいしくない と思うかもしれないんだけど 赤身の筋張った肉を噛み締めるのは まさに噛めば噛むほど味が出そう どこの国でもおばちゃんがお節介だったり 合間のエピソードもほっこり笑えます
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
職業=旅人とでもいうべき作者が、世界中で味わった肉(それは日本では決して容易に味わえない、食肉の範疇にないものが大半)料理の数々を、エピソードで綴る一冊。
食べるものが変われば、世界観も広がる。
それは食を通して、異文化を咀嚼し、ともに味わう喜びを知るからだ。あとでなるほどそうだったのか!と手を打つのだが、深夜の田舎町で見知らぬ老婆に手を引かれて異教徒の家に上がり込む事態になったり、自分が注文した皿にちょっかい(というか盗み食い)されてプンプンしたり。
旅でしかありえない、びっくり仰天ハラハラドキドキの展開だらけなのだが、語りが軽妙で実に愉快!
ふだんおいそれと旅に出られない人には特におすすめ。
掌上の世界旅行が(危険度ゼロで)楽しめること間違いなし。
プロフ写真では痩せて見えるが
作者は食に関する偏見が全くない(世界の文化に対しても
リスペクトの心がないと旅自体楽しめないものね)。
このたぐいまれな冒険心と体力&大和魂の白石女史の
ひと皿をご賞味あれ!