一〇〇万回言っても、言い足りないけど: ジャーナリスト竹田圭吾を見送って
- 新潮社 (2016年12月16日発売)
本棚登録 : 50人
感想 : 7件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103505914
感想・レビュー・書評
-
晩年、産経新聞の元支局長の拘留と裁判について韓国政府を批判していたシーンを忘れることができない。
彼は本物のジャーナリストだ。
物事を多面的に多角的に捉え、その裏には膨大な努力と知識がある。
そしてその裏には支え続けた家族の愛情。
ご本人も家族を心から愛していた。
奥様への手紙は、涙なしでは読めません。
我々は生身の人間だ。自身が病になることも、家族がそういう状況に陥ることもある。
その時にどう生き抜くのか、この本を通して竹田さんの生き方を、言葉を、考え方を、胸に刻んでいきたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
竹田さんの厳しいコメントを初めて聞いた時に、今までこういう人いなかったな、ただのうるさいおっさんかなとと思っていたけれど、見る回数が増えるごとに信頼度が上がり、的確なコメント、ただ反論する天邪鬼な人ではなく本当にちゃんといろんな角度で物事を見てる人なんだなと好きになった。
番組自体も安心して見てられるし、竹田さんが言うならそうなのか、と思うこともあった。
竹田さんが亡くなったと聞いて、驚いたしとても残念な気持ちになった。
そんな竹田さんの奥様裕子さんが書いた本。
涙なしでは読めなかった。
素敵な人に巡り合って、2人は幸せだったんだなととても感じたし、タイトルの言葉はそういうことか…とうらやましくも感じた。