四時過ぎの船

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103507420

感想・レビュー・書評

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  • 【少し変わるためのきっかけを】

    この本を読み終わるときには、主人公が前に進んでたらいいなと思いながら読んでいました。

    目の見えない兄を持つ主人公の稔は、兄と二人暮らし。兄の介護のため無職、ということにしている。でも、彼の中には「おれはこれからどうなるんやろう?」という不安を抱えている。

    読みながら、今の状況をよくないと思っているなら、何か働き出すためのきっかけが出てくるといいなと思ってました。

    私が思っていたものとは違いましたが、今までとは少し違う、何かが変わるきっかけに出会えてよかったなと思いました。

    また、主人公の祖母の場面を読んでいると、認知症になった人の思考が描かれていて、こういう感じなのでしょうか。認知症になった人のことを想像したことがなかったのでいい刺激になりました。

  • 特に何もなし

著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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