超一極集中社会アメリカの暴走

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著者 : 小林由美
  • 新潮社 (2017年3月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103508717

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超一極集中社会アメリカの暴走の感想・レビュー・書評

  • 極端な富の偏在、AIによる職の喪失、遺伝子操作による倫理の危機等々、時代の変遷を象徴するトピックが紹介され警鐘を鳴らす内容は、良くも悪くも扇情的なタイトルから受ける印象とは少し異なっていた。シリコンバレーと東京の温度差の話(前者はどんどん先を行っているという)、現地にいる著者ならではの具体的なリポートがもっと豊富だったら、よりリアルにアメリカを感じる事ができたかもしれない。

  • ■書名

    書名:超一極集中社会アメリカの暴走
    著者:小林由美

    ■概要

    0.1%の超富裕層がすべての富を収奪する!トランプ政権を生んだ大国の、凄まじき現状と絶望的未来。
    『超・格差社会アメリカの真実』から10年。在米36年のトップアナリストが、豊富なエビデンスで読み解く。
    (amazon.co.jpより引用)

    ■気になった点

    なし

  • 今から10年ほど前の2006年11月に転職をしたのですが、その頃に、この本の著者である小林女史が「超・格差社会アメリカの真実」という本を出されたようです。それから10年、アメリカにおける格差はさらに広まった感がありますが、その現状と未来を、米国に在住しているアナリストとしてみた見地から書かれたのがこの本です。

    かつて1%の富裕層が富をかなり所有するとされていましたが、今ではさらにその1割の0.1%の超富裕層が、富を収奪する社会になってきたようです。この歪みが、昨年(2016)の米国大統領でのトランプ氏の当選にも繋がっているのでしょうか。

    アメリカは日本や欧州と比べて、また中国やインド・ロシアと比較しても、安定的に成長すると予測されていますが、果たしてどうなるのでしょうか。この本はアメリカの将来を警告を確かにしていますが、強くなった部分はしっかりと記述されています、製造業や世界をまたにかける米国企業がその一例でしょうか。

    普段は本業で忙しい様子で、執筆にあてる時間が少ないのでしょうか、アマゾンで調べてもほかに書かれている本が無いようですが、続編をぜひ読んでみたいと思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・エジプトのファラオ、トルコのスルタン、中国の皇帝、ロシアのツァー等、権力と富が少数に集中すれば、残る人々の生活や自由、基本的人権すら脅かされる、この変化を経験しているのがアメリカ(p3)

    ・米国上位1%の最低所得額は、42万ドル、82万世帯、10%は、12万ドル、825万世帯(p21)

    ・インフレを差し引いた実質所得は、24年間(1991-2014)で、高卒で横ばい、大卒10%しか上昇していないが、大学教育コストは、年5%上昇している(p44)

    ・政府保証付きの学生ローンは、銀行ローンとは異なり、自己破産しても債務から消えず、返済義務を一生背負う(p49)

    ・住宅のサブプライムローンが、学生ローンに代替された。政府保証があるので、学生ローンは証券化して市場で売買可能(p51)

    ・自動運転の限定的実用化は加速するだろう、フォード・ウーバー・グーグルで協力、2021年までに無人運転車を発売するとしている、ピッツバーグでは自動運転タクシーサービス実験を開始、乗車料金を無料にして実験参加を呼びかけている(p57)

    ・製造業の復活と言われる動きとして注目したいのは、石油製品の製造が増えている、シェールガス・オイルの発掘が急増しているため(p60)

    ・自動車、住宅(セキュリティや家電機器の制御)、ウェアラブル(身体、衣服につける)、製造の自動化、がIOTを推進するエンジンとなる(p62)

    ・3Dプリンターのポイントは、1)素材を積み上げてつくるので素材の無駄を省ける、2)複雑な形状を直接作れる、アッセンブリー工程が削減可能、3)すぐ製造できるので在庫不要(p64)

    ・建設会社は3Dプリンターで家を建てる実験が始まっている、既に多くの3Dプリンタ工場が稼働している(p65)

    ・組み立て工程で生じた不具合を、部品を製造している前工程の工場に自動的に通知し、そこでも問題解決できる仕組みに拡張するのが、インダストリー4.0である(p70)

    ・海外へ移転した段階で、すでに自動化しやすい形になっている、作業を移転したのは自動化へ向けての一歩であった(p72)

    ・ビックデータは、1)パワフルコンピュータ(並列処理得意とするグラフィックス用半導体)、2)インターネット、3)価格ゼロに近い記録装置、が揃うことで始まった(p108)

    ・データ資産は「モノ」資産とは根本的に違うことからこそ、根本的に違う扱いが必要になるが、社会も政治もその点をどう扱うべきか、議論にも... 続きを読む

  • 一部の富める者と、その他大多数の貧者。大きな歪みを抱えるアメリカ社会の実態と問題点について、在米36年のトップアナリストが豊富なエビデンスで明らかにする。

    1 「0・1%」対「99・9%」の現実
    2 高騰する「勝ち組」へのパスポート
    3 実は復活しているアメリカの製造業
    4 強欲資本主義は死なず
    5 シリコンバレーの錬金術師たち
    6 情報革命が人間を駆逐する
    7 「超一極集中」が社会を破壊する
    8 押し寄せる巨大なうねり
    9 絶望の先へ生き延びるために

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超一極集中社会アメリカの暴走の作品紹介

0.1%の超富裕層がすべての富を収奪する国の凄まじき現状と絶望的未来! ひとつまみの支配層による富の独占。それはさらなる富を生み出す技術革命を推し進め、コストに過ぎない労働者からあらゆる仕事を奪い、産業構造を激変させていく。富の暴走は、トランプ政権を誕生させたごとく、社会基盤を崩壊させるまで続くのだ。在米36年のトップアナリストが豊富なエビデンスで明らかにする大国のリアル。

超一極集中社会アメリカの暴走はこんな本です

超一極集中社会アメリカの暴走のKindle版

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